FXの取引におけるロスカットと追証(追加証拠金)について
DMM FXのロスカットの詳細と注意点
DMM FXのロスカットを回避する方法と回避できないときの対処法
FXでの取引で一定の損失が出たとき、強制的に取引を終了させるロスカットは、損失の拡大を防ぐためにかかせません。とくにレバレッジで元手より数倍以上の取引をしている場合、証拠金を上回る損失は避けなければなりません。
DMM FXの取引でロスカットの可能性が出てしまったら、どのように回避すればよいのでしょうか。今回はDMM FXにおけるロスカットの詳細と回避方法について、くわしくご紹介していきます。
FX取引におけるロスカットとは、簡単にいうと 保有ポジションの損失が一定水準に達したとき、強制的に損失が出た保有ポジションを決済して損失の拡大を防ぐものです。
FXの取引をするためには元手となる証拠金が必要です。損失が拡大すると証拠金を上回ってしまうため、取引ができなくなります。
ロスカットを導入しているFX業者では、 証拠金が不足する前に強制的に決済を行うので、証拠金の金額以上に損失が出ることはありません。
レバレッジをかけた取引では元手以上の取引が行われますから、ロスカットのルールは「顧客の資金を守る」という重要な役割を担っています。
ロスカットは基本的に、「顧客の資金を上回る損失」が出なければ実行されません。つまり保有ポジションに損失が出ているからといって必ずロスカットされる訳ではなく、 「一定水準に達したとき」のみに適用されるルールです。
ロスカットが適用された場合、原則としては最低限の資金、つまり預けてある証拠金の数十%が守られます。
ロスカットをしても損失は出てしまいますが、取り返しのつかない状態になる前にくいとめられます。
追証とは「追加証拠金」を略したもので、預けてある証拠金以上の損失が出たときに使用する制度です。「ロスカットしているなら証拠金を下回らないのでは?」と思われるかもしれませんが、 取引相場の状況によっては急激な値動きによりロスカットが間に合わず、証拠金を下回ることがあるのです。
証拠金維持率が100%を下回ってしまった場合、期限までに証拠金を追加で入金しなければ、保有ポジションは強制決済されてしまいます。この強制決済を防ぐために必要なのが追証で、 追加証拠金以上の金額を入金するか、保有ポジションを決済して解消します。
DMM FXの取引では、 証拠金維持率が50%以下になったときにロスカットが行われます。
たとえば1米ドル120円で10,000通貨の取引があった場合、もし1米ドル117円になってしまったら損失は3万円です。預けてある証拠金が5万円でレバレッジが25倍なら、証拠金が2万円に減って50%を下回ってしまいます。
DMM FXの取引では、この例のように証拠金維持率が50%以下になったときに、ロスカットが行われるルールとなっています。
DMM FXの取引は、 マーケットクローズ後に証拠金維持率が100%以下になっていると、強制ロスカット(マージンコール)が行われます。
強制ロスカットになると解消するための対応が必要になりますので、マーケットクローズの時間と追加証拠金の判定時刻に注意してください。
DMM FXのマージンコールは、マーケットクローズ後に追加証拠金が判定されたあとメールで連絡が入ります。マーケットクローズ時間は、夏時間で毎営業日の翌日朝5時59分、冬時間は翌日朝6時59分です。
レバレッジをかけた取引の場合、大きな利益を出せるというメリットはありますが、同時に損失も大きくなるためロスカットの可能性も高くなります。
レバレッジをかける と少ない証拠金で大きい金額の取引をしますから、証拠金維持率の50%を下回りやすくなります。レバレッジで取引を行うときは、 ロスカットとの関係性も考慮するようにしましょう。
DMM FXの追加保証金には、いくつか気をつけなければならない注意点があります。追加保証金の発生はあくまでマーケットクローズ後の判定時間に決まりますので、 たとえクローズ後に証拠金維持率が回復しても追加保証金は0円になりません。
マージンコールが発生した場合は、現状に関係なく強制ロスカットの対象となります。さらに急激な相場変動に対応できなかったり、追加保証金を入金しても入金期限までに口座に反映されていなかったりすると、ロスカットの対象となりますので、 マーケットのクローズ時間や入金のタイミングに注意してください。
DMM FX FXの取引でロスカットを回避するためには、投資資金に余裕を持つことが大切です。最低でも証拠金維持率が200%、可能なら500%あると大きな為替変動にも耐えられますので、目安として覚えておくとよいでしょう。
「ここまで損失が出たら損切りする」というルールを設定し、そのルールを確実に守ることもロスカット回避にはかかせません。 アラート機能などを活用し、早めの損切りでロスカットを回避しましょう。
もし損失が大きくロスカットの可能性が出てきたら、保有するポジションの一部、もしくはすべてを決済するのもよい方法です。 ロスカットは顧客の意志に関係なく行われてしまいますので、早めの決断でロスカットを回避してください。
証拠金維持率が100%を切ってしまうと、急激な値動きに耐えられずロスカットの可能性が高くなります。証拠金維持率が100%未満になったときは、追加入金してロスカット回避につとめましょう。
DMM FXでは急な追加証拠金の入金にも対応できる、「クイック入金」のサービスがあります。24時間対応で口座反映もすぐに行われますので、いざというときのためにクイック入金の契約もしておきましょう。
公式によるロスカットと追証による注意点を以下にまとめておきます。
・相場変動等により証拠金維持率が100%以上に回復したとしても追加証拠金は0円とはなりません。従いまして追加証拠金発生後、ご入金やポジション決済をせず、証拠金維持率が100%を上回って期日となった場合はマージンカットの対象となります。
※金曜日マーケットクローズ時(夏時間:夏05時50分、冬時間:06時50分)に追加証拠金が必要と判定された際は、火曜日の04時59分までに追加証拠金を解消する必要があります。
・マージンカットは、必ずしもお客様の損失を限定するものではありません。急激な相場変動等により、その損失額がお客様の預託されている証拠金を上回り、証拠金残高がマイナスとなる場合があります。
・マージンカットによる手数料は発生いたしません。
・追加証拠金額以上のご入金を行った場合においても、異名義入金、クイック入金エラー、銀行休業日等により入金期限までに取引口座への反映が間に合わなかった場合はマージンカットの対象となります。銀行休業日の場合、通常の振込によるご入金については当社にて着金が確認できたもののみ、取引口座へ反映いたします。(当社への着金に要する時間はご利用の金融機関および各システムのメンテナンス状況等によって異なります。)ご入金をいただきましても、追加証拠金の解消期限までに資金が取引ツールに反映しない可能性があることをあらかじめご了承ください。振込入金にて追加証拠金を解消いただけない場合は、クイック入金を利用する、もしくはその他の方法で追加証拠金を解消してください。クイック入金についてはこちらをご覧ください。
・証拠金維持率が50%を下回った場合には、追加証拠金額に関わらず、ロスカットルールが発動されます。
・追加証拠金発生に関してはメールにて通知しますが、ご利用のメールソフト及びプロバイダーの種類や設定によりましては、迷惑メールと判定され、メールが届かない可能性があります。当社のドメイン「sec.dmm.com」の受信ができるよう設定をお願いします。
DMM FX のロスカットは証拠金維持率が50%以下になったり、マーケットクローズ後の証拠金維持率が100%を下回った状態で、解消のための処置を行わなかったりしたときに行われます。
DMM FXの取引でロスカットを回避するためには、普段から証拠金維持率をよく把握しておき、少しでも早い段階で保有ポジションを決済したり、クイック入金を利用していつでも追加証拠金を入金できるよう準備したりするようにしましょう。
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