【未成年・学生もOK】FXでの年齢制限について詳しく解説！

FX口座を開設できる年齢はFX会社ごとに異なります。FXは幅広い年齢層に人気ですが、誰でも口座開設できるわけではありません。

ただ未成年者でも18歳以上の場合は、親の同意を得て口座開設できるFX会社もあります。

若いうちにFXの経験を積めば様々なメリットがあるので、少しでも早くからFXを始めるのがおすすめです。

そこで本記事では FXの年齢制限や、 若いうちからFXを始めることのメリットや注意点について解説します。

FXの年齢制限について

最近は投資ブームということもあってFXを始める人が増えています。ただFXの口座を開設する際には年齢制限に注意が必要です。

年齢制限に関する規定はFX会社ごとに異なります。以下では一般的にどのようになっているのかを紹介します。

年齢制限はあるのか？

法律によって年齢制限が明確に決まっていたり、FX業界全体で統一基準があるわけではありません。

しかし各FX会社の規定によって、 口座開設できる人の年齢を満20歳～満80歳に限定しているケースが一般的です。

つまり未成年者や高齢者はFX口座を開設できないので、FX業界では実質的に年齢制限が行われています。

ただ 一部のFX会社では年齢制限の下限を20歳ではなく18歳にしている会社もあり、その場合は高校生でも口座開設が可能です。

未成年の場合は保護者の同意書が必要

20歳以上の成年がFX口座を開設する場合には本人確認書類などを提出しますが、未成年者の場合は保護者の同意書も必要です。

そのため未成年者が口座開設できるFX会社で申し込みをする場合でも、 未成年者本人の意向だけで口座開設できるわけではありません。

年齢の上限について

FX口座を開設できる人の 年齢上限を満80歳にしているFX会社が多いものの、上限の年齢にはFX会社ごとに違いが見られます。

満70歳や満75歳を年齢上限にしているFX会社もあるので、申し込む際に各社の規定を確認するようにして下さい。

国内FX業者と海外FX業者での年齢制限の違い

国内FX業者でも海外FX業者でも年齢制限に関して大きな違いは見られません。

国内のFX会社と同様に、海外のFX会社でも口座を開設できるのは 基本的に満18歳以上や満20歳以上の人に限られます。

FXの年齢以外の制限について

株式投資だとインサイダー取引規制に関連して一定の職業の人が取引をできないケースがあります。それではFXではこのような規制はあるのでしょうか？

以下ではFXの年齢以外の制限について解説していきます。

職業制限はあるのか？

FXには職業制限がないので、フリーターでも企業に勤める会社員でも口座を開設して取引ができます。

株式投資ではインサイダー取引規制により証券会社勤務の人などは取引できませんが、FXではこのような規制はありません。

ただしFX会社ごとに個別に職業制限規定を設けている場合があるので注意が必要です。

FX口座を開設するときには、職業制限がないかなどFX会社の規定を事前にしっかり確認するようにして下さい。

副業禁止の会社でもFXはできる？

投資が副業に該当するのか、副業禁止規定がある会社の社員がFXをすると規定違反になるのか、これはよく問題になる所です。

ただ副業の定義そのものが会社によって異なるので、FXが違反行為にあたるかどうかは一概には言えません。

そのため気になる場合には自分で勝手に決め付けずに、人事部など会社の担当課に直接確認したほうが良いでしょう。

最近は個人投資が盛んになったことでFXなどの投資を問題視しない会社も増えています。

実際のFXトレーダーの年齢層について

FXは幅広い年齢層に人気の資産運用手法ですが、実際のFXトレーダーの年齢層はどうなっているのでしょうか？

FX取引を主に行っているのがどういった世代で、なぜその世代が多いのか見ていきましょう。

30代～50代の働き盛り世代がメイン

明確な統計があるわけではなくアンケート調査の結果によっても差がありますが、FX取引で多いのは40代です。

30代や50代も多いので、 30代～50代の働き盛り世代がFXトレーダーの中でもメインを占めています。

取引時間も要因の1つか

FXトレーダーに働き盛りの世代が多いのは、 FX取引ができる時間帯に関係していると考えられます。

取引時間が原則日本時間の日中に限られる株式投資とは違って、 FXだと日本の夜間でも取引できるからです。

値動きをリアルタイムで確認しながら取引をしたい人にとっては、仕事を終えて帰宅した後の夕方～夜にかけて取引できるFXのほうが取引しやすくなっています。

年齢が若いうちにFXを始めるメリット

年齢制限さえクリアすれば誰でもFXを始められますが、若いうちからFXを始めるのがおすすめです。

少しでも早くFXを始めることで様々なメリットが得られます。

若いうちから経済や投資に関する知識が身につく

各国の経済政策や要人発言など、FX取引をする上では世界で起きる様々な出来事にアンテナを張る必要があります。

世界に目を向けて広い視野を持てるようになる点がFXのメリットの1つです。

若いうちからFXの世界に関わることで経済や投資の知識を習得できます。

知識を1つ1つ積み上げていくことでものの見方が変わり、人間としての成長速度がアップすることは間違いありません。

得た知識や分析力はずっと役に立つ

FX取引の中で身につけた知識や分析力は他の投資を行うときにも役に立ちます。

たとえばFX取引のチャート分析スキルは、株式投資のチャートを見るときにも応用が可能です。

FXに取り組む中で習得した知見は一生涯使える貴重な財産になるので、少しでも早くからFXを始めることをおすすめします。

チャンスが多くなる

FXの世界は常に値動きが激しいわけではありません。

値動きが緩慢で利益が出しにくい相場が続くこともあれば、逆に大きく相場が動いて利益を出しやすいときもあります。

そして利益を出しやすい局面やチャンスにめぐり合う回数は、 早くからFXを始めて長くFXの経験を積む人のほうが当然多くなるので有利です。

数年や数十年に1度しか起きない大相場を逃さないためにも、FXは少しでも早くから始めたほうが良いでしょう。

時間的余裕があるうちに収入の期待値を上げられる

社会人になってからFXを始めると、仕事が忙しくてFXの勉強に割く時間がどうしても短くなりがちです。

しかし学生のうちからFXを始めれば、 時間的にも余裕があってしっかり学びながらFXに取り組めます。

1回1回の取引で振り返りや反省をじっくり時間をかけて行えば、トレーダーとしての成長速度が上がることは間違いありません。

時間的余裕がある若いうちにFXを始めることで収入の期待値を上げられます。

資産管理能力が身につく

お金を直接的に扱うFXの世界に関わると資産管理能力が身につく点もFXのメリットです。

学生など若いうちにお金の価値や資産管理の大切さを理解すれば、その後に社会人になってからも大いに役立ちます。

さらに社会人の場合は日頃の仕事が忙しくて、資産管理について冷静に考える時間を取れない人も少なくありません。

そのため 取引に集中して資産管理をしっかり学べる若いうちからFXを始めるのがおすすめです。

アルバイトよりも時間を有効に使える

アルバイトの場合は決まった時間に決まった金額しか収入を得られません。

決まった額の収入が得られる安心感はありますが、 決まった時間でしか働けず完全に拘束されて他のことができない点はデメリットです。

それに対して FXは平日であれば24時間いつでも好きな時間に取引ができます。

お金を稼ぐ上でも資産管理について学ぶ上でも、時間を有効に使える点がFXのメリットの1つです。

年齢が若いうちにFXを始める際の注意点

若いうちにFXを始めれば様々なメリットがありますが、逆に注意しなければいけない点もあります。

年齢が若い人がFXを始める場合には、以下で紹介する注意点を意識しながら取引するようにして下さい。

リスクについてきちんと考える

FXでは今までに扱ったことがないような巨額の資金を運用します。

仮に証拠金が4万円でレバレッジが25倍であれば、実際に運用する資金額は100万円です。

利益を出せる可能性がある反面、 大きな損失を出すリスクがあるのがFXです。

慣れない金額を扱って損失額の大きさに動揺すると、冷静さを失って適切なリスク管理・資金管理ができなくなることもあります。

FXの世界に潜むリスクを意識してきちんと考えることが大切です。

少額から始める

最初から勝てるほど投資の世界は甘くありません。経験を積んで安定して利益を出せるようになるまでには、どうしても時間がかかります。

そしてこの期間中に出る損失の額を敢えて大きくする意味はないので、 最初は少額から始めることが大切です。

損失が少額であれば冷静さを保てて、落ち着いて分析ができてトレーダーとして早く成長できます。

逆に最初から大金を投入して大損失を被るとパニックになり、冷静な分析や振り返りができず成長もできない負の連鎖に陥りかねません。

レバレッジは高くしすぎない

FXの魅力は自己資金以上のお金で資産運用ができることなので、最初からレバレッジを上げたい人もいるはずです。

しかし レバレッジを上げた分だけリスクが増大することを忘れてはいけません。

経験を積んで継続して勝てるようになるまでレバレッジを上げる必要はなく、最初は2～3倍程度のレバレッジで十分です。

まずは手元資金よりも大きな資金で運用する感覚を確実に身につけましょう。

安定したメジャー通貨で取引をする

FXでは様々な国の通貨を取引できますが、まずは米ドルや円などのメジャー通貨で取引することが大切です。

いきなり値動きが激しい通貨に挑戦すると、大きな損失を被ることにもなりかねません。

最初はメジャー通貨を取引して、チャート分析スキルなどFXの基本をしっかり学びましょう。

トルコリラなどボラが激しい通貨に手を出すのは、FX取引で必要な基本知識が一通り身についてからにすべきです。

主要FX業者の年齢制限

国内の主要FX業者の年齢制限は以下のようになっています。

年齢の下限は20歳以上で設定しているFX会社が多く、18歳から口座開設できるFX会社はSBI FXトレードや外為どっとコムなど一部のFX会社に限られます。

年齢の上限はFX会社ごとにバラつきがあり、75歳や80歳などFX会社ごとに様々です。

FX会社ごとの年齢制限の規定は今後変更される可能性もあるので、口座開設する際に各社HPを確認するようにして下さい。

FXと年齢に関するよくある質問

最後にFXと年齢に関するよくある質問とその回答を紹介します。

Q：親や学校にバレることはありますか？

成年の場合は親の同意なしに口座開設できるので、親にバレずにFXを始められます。

申し込むときに連絡先として電話番号を記入しますが、直接かかってくることはまずないので学校などに知られることはほぼありません。

ただFX会社から書類が届くので、 親と同居していれば自然とバレるはずです。FXを始めるときには事前に親に伝えたほうが良いでしょう。

Q：親にFXで得た損益を知られることはありますか？

FXで自分が得た損益を、知らない所で親が勝手に見れることはありません。

取引画面はあくまで取引する本人が使うものなので、親であろうと他人が勝手に見れたり操作できることはないからです。

もちろん親と同居している場合には、 FX取引をしているときに親が取引画面を覗き込んで損益情報を見てしまう可能性はあります。

この可能性を排除したいのであれば、トイレなどで席を外す際には必ず画面を閉じるなど気を付けるようにして下さい。

Q：年齢を偽って口座開設するとどうなりますか？

未成年者が年齢を偽り、親の同意が不要な成年として口座開設をする場合ですが、これはそもそも不可能です。

本人確認書類で年齢が確認されるので、年齢を偽ること自体ができません。

Q：親の名義で口座開設はできますか？

親の許可がある場合でもない場合でも、名義人以外の人が取引する目的で口座開設するのは良くありません。

親名義で口座を作って何歳の子でも取引できるなら、そもそも年齢制限の意味がなくなります。

まず親の許可を得ずに身分証明書などを勝手にコピーして申し込むのは当然問題です。

また年齢制限によって本来口座開設できない未成年者に取引させるために親が共謀する場合は、 親も子もFX会社の規定に違反すると考えたほうが良いでしょう。

Q：国内FX業者と海外FX業者のどちらを選んだらいいでしょうか？

海外FX業者より国内FX業者が安全なのでおすすめです。

トラブルの起きる確率が海外業者のほうが高くなります。

金融庁の登録を受けていて信頼性が高い国内業者で口座開設したほうが良いでしょう。

Q：銀行口座は必要ですか？

銀行口座の有無は口座を開設する条件ではありません。

そのため 銀行口座がなくても口座開設の申し込みはできます。

ただ取引をするにあたって、FX口座に資金を振り込む際に振込元の銀行口座が必要です。

稼いだ利益を出金する際にも必要になるので、 実際にFX取引をする上では銀行口座が実質的に必須となります。

Q：口座開設にお金はかかりますか？

口座開設料は基本的にどのFX会社でも無料です。そのため口座開設費用を気にする必要はありません。

FXと年齢に関するまとめ

FX口座を開設できる年齢はFX会社によって異なりますが、満20歳～満80歳というケースが一般的です。

下限を満18歳以上にしているFX会社もあるので、高校生や大学生でもFXを始められます。

若いうちから投資経験を積めば多くのメリットを得られますが、最初は少額から取引を開始してリスク管理を徹底するようにして下さい。

損失を抑えれば冷静さを保てるので、1つ1つ経験を積む中で着実にステップアップして安定して利益を出せるようになりましょう。

FX口座を開設できる人の年齢制限の規定が主要FX会社でどうなっているのか、FXの年齢制限について解説します。若いうちからFXを始めることのメリットや注意点も紹介。FXと年齢に関してよくある質問・疑問にもお答えします。