ニュースサイトの他に個人ブログやFX会社サイトも要チェック
国際的にお金が動くニュースや通貨当局が関わるニュースには注意
FOMC関連指標や雇用関連指標はもっとも重要となる指標
FX取引おいてニュース速報は非常に重要です。様々な指標が発表される度に、為替相場が大きく変動します。しかしどんなニュースやどんな指標に注目すればいいかよく分からない人もいるでしょう。
実は実際に注目すべき指標や知っておいた方がいい情報はそれほど多くないです。本記事ではFXの速報についてその見方を解説していきます。どんなサイトから情報を得ればいいか、どんな指標に注目して速報を見ればいいかが分かるはずです。
特にFX取引を初めて間もない人やこれから取引を始めるという人は、速報の見方を知って相場の状況を読めるようにしましょう。
FXの速報はどこで調べるのがいいのでしょうか。
ニュースサイトや新聞社から直接経済情報を得るのはもちろん良いことですが、FX会社でも取引に関係する経済情報を提供しています。
FX会社は新聞社や通信社とも契約しており、 豊富な情報量やその提供スピードも速いです。
またFX会社によっては 独自に重要度ごとに色付け等も行い、非常に見やすくまとまっていたりします。FX会社ごとに提供される情報には特徴があるため、自分にあったFX会社の情報を選ばなければなりません。
外為どっとコムでは、世界的な通信社であるロイター社や日本を代表する金融情報の配信社であるフィスコ、DZHフィナンシャルリサーチ社から情報を仕入れており、豊富な情報量を誇っています。
またニュース情報だけでなく、独自に「マネ育ch」と呼ばれる、投資家教育のためのコンテンツを展開しており、プロのノウハウを学べるレポートなどが配信されており、 初心者から上級者まで利用できるFX会社といえます。
外為オンラインではロイター社、MarketWin24、fx-waveと契約しており、最新のマーケットニュースが配信されています。
また 最新のニュースをメールで受け取れるサービスもあり、ついつい見逃しそうな情報もメールを見ればいつでもチェックできます。またニュース以外の情報コンテンツも大変豊富です。
有名ブロガーやプロトレーダー、アナリストの相場解説や今後の予想なども配信されています。
チャート分析の手法を一から学べるコンテンツなどもあり、見ているだけでも大変勉強になるでしょう。 FX取引を始めて間もない方には、特におすすめです。
ヒロセ通商では、Klug NEWS、fx wave、ダウ・ジョーンズ、OVALニュースと契約しており、その豊富さは業界でもトップクラスです。1日に約520本ものニュースを受け取ることが可能です。
経済指標が発表される直前に、メールで連絡を受け取ることもできます。
その他にも初心者にも分かりやすいようテクニカル分析の説明があったり、 中級者以上でも参考にできる無料の動画セミナーが豊富に準備されていたりするなど、投資家教育にも力を入れています。
FXプライムでは、MarketWin24、FXi24と契約しており、マーケットに関するあらゆるニュース情報を随時受け取れます。
また「相場を動かす一言」というコーナーでは、相場に影響を及ぼす可能性がある各国要人や高官の発言内容を随時配信。 海外の大統領の一言で世の中が大きく変動することもあるため、いち早く相場の動きを読めるかもしれません。
YJFX!ではFXi24と契約しており、ニュースや詳細レポート記事等をリアルタイムで配信しています。
ニュースの供給元については、他のFXの会社と比べて少ない印象を受けますが、独自のレポートも発行しています。 中でも参考になるのは「みんなのオーダー」と呼ばれる、YJFX!の利用者の注文状況です。
いわゆる板気配のような情報で、相場の確認や今後の展望を考えるのに役立つ情報といえるでしょう。
もちろんスマホのアプリでも速報を確認できます。FXに関する速報を確認するのにおすすめのアプリは「 FXニュースまとめ速報」です。
このアプリだけで、ニュース、2chまとめ、コラム記事、為替相場などあらゆる情報を確認できます。
提携するのは次の14サイトです。
FX2chまとめブログ
グローバルインフォ 今日の目線!
野村雅道のID為替研究所 (Day)
松本鉄郎の実戦相場予測
外為どっとコム総合研究所
為替ニュース ❘ Kluq クルーク
日本経済新聞 - 経済
日本経済新聞 - 株・金融
朝日新聞 - 経済・マネー
NHK - 経済
産経ニュース-経済・IT
ロイター-ビジネス
東洋経済-総合
FX用語集
これだけ網羅されていれば、他のサイトを確認する必要はないでしょう。
通知は「朝・昼・夜」の3回設定でき、気になる情報は「お気に入り」に登録して後から読み直すこともできます。
人気記事を「日・週・月」に分けて表示できるのも、利用者にとっては非常に使いやすいポイントです。
次にFXの速報が得られるおすすめニュースサイトを紹介します。
1つ目は「羊飼いのFXブログ」というサイトです。トップページ中央にまとめられているのが曜日ごとの重要なイベントです。
非常に見やすい上に、 一週間単位でスケジュールが確認できます。
曜日をクリックして確認できるのは、各曜日に予定されているイベントと重要度、結果予想などです。さらに 発言に注目すべき人や、発言のポイントの解説までされています。
得られる情報は、ニュースだけでなく解説、相場分析まで多岐に渡ります。随時発表される 経済指標を材料に取引をする人にとってはこれ以上ないサイトといえるでしょう。
2つ目は世界的にも有名な通信社である「ロイター」のサイトです。世界中のあらゆる情報をここだけで確認できます。
情報量の豊富さが特徴でもあり、 経済ニュースだけでも為替、株式、原油などの商品、先物、債権、その他経済展望など多くの項目があり、国内だけでなく世界の情報が溢れています。
ここのサイトさえ確認すれば、知りたいニュースはどんなニュースでも知られるでしょう。ただ世界のニュースを把握できる一方で、情報量の多さゆえ、見慣れない人は自分が必要としている情報に行き着くのが難しいかもしれません。
3つ目は世界的に有名な「ウォール・ストリート・ジャーナル」のサイトです。国際的にも影響力の大きいダウ・ジョーンズ社が発行している新聞のサイト版という位置付けです。
特に金融の動向分析を強みとしており、 ロイターと比べると経済や金融に特化したサイトといえます。トップページにはトピックスがコンパクトにまとめられおり、気になるニュースが見つけやすくなっています。
ニュースの他にもTwitterアカウントからもFXに関する速報を受け取れます。
アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏は、世界でもっとも発言に影響力がある人物の一人といえます。さらに メディアを通さずに、Twitterを通して直に意見を伝えることでも有名です。
過去にトランプ氏の発言によって為替が大きく動いたことは、一度や二度ではありません。特に外交についての発言などはメディアでもくり返し報じられている通りです。
トランプ氏は日頃からTwitterをよく利用されているため、チェックしておくことをおすすめします。
ちなみにトランプ氏の公式Twitterアカウントの他に、日本語訳のアカウントも存在します。非公式ではありますが、良かったらチェックしてみてください。
ニュース会社各社のTwitterを確認する方法も有効です。なぜならTwitterの情報には何よりも、 速報性があるからです。限られた文字数でまとめられた情報は即時に各端末に届きます。
さらに利用者も文字数が限られているため、 手軽に情報を受け取ることが可能です。発信者側も特に重要な情報に厳選して送るため、利用者は非常に受け取りやすくなります。
次に確認しておくといいTwitterアカウントを紹介します。
まずサイトでも紹介した「ウォール・ストリート・ジャーナル」のTwitterアカウントです。5分に一度ほど、旬な経済のニュースを1件取り上げて流してくれます。グローバルな情報をつかむのに最適です。
ビジネス誌の「日経ビジネス」公式アカウントです。単なるニュースではなく、読み応えのある解説やコラムを1時間に1回ほど発信しています。 国内の経済情報について深く知りたい人におすすめです。
FX情報サイト「ZAiFX!」の公式アカウントです。10分に一度ほど、最新の為替情報や業界のニュース、コラムなどを発信しています。 気軽に為替レートを確認したい人にはおすすめです。
FX会社の外為どっとコムの公式アカウントです。 1時間に一度ほど為替相場についての情報やレポートを発信しています。
また ロイター通信やブルームバーグのツイートの中で重要だと思われるものをリツイートしているため、外為どっとコムのツイートと同時に確認できます。FX会社の中では情報量も多く、おすすめのアカウントです。
その他にも有名なトレーダーさんの情報を受け取るのもおすすめです。情報を発信しているトレーダーさんの多くは実際に取引を行いながら、プロの目線で解説をしてくれます。
相場の動きに合わせて、リアルタイムで発信されることも多く、取引の学習にも活かせます。
FX会社「JFX株式会社」の代表取締役である小林芳彦さんは、YouTube等でも露出しており、初心者向けに相場やFX手法の解説を行っています。 さらに実際の取引の内容をリアルタイムで発信されており、プロの取引を感じられるでしょう。
フリーアナウンサー兼個人投資家でもある大橋ひろこさんは経済番組での経験を活かして、FXの取引を始められたそうです。
公式ブログには現在の相場やチャート分析が丁寧に解説されております。有名トレーダーがどういった分析をして取引に臨んでいるか知りたい人には、おすすめのアカウントでしょう。
たばてぃんさんは、FXを中心としてトレードを展開する個人投資家です。 Twitterを通して、相場情報やポジション情報を発信しています。
速報の中には、為替相場に影響の大きなニュースがあります。
国際的に大きなお金が動くとは、大企業の吸収合併や買収 (M&A) などがある場合です。海外の会社と合併などがあると、国の間で大きなお金が動くことになります。
例えば2018年に行われた、武田薬品工業によるアイルランドの製薬大手シャイアーを買収した件があげられます。 6兆円超の資金移動が行われ、その結果為替にも影響が及びました。
こういった 国際的に多額の資金が移動する場合、為替もいつもとは違う動きが出ることを知っておきましょう。
日本は比較的治安が良く、通貨の価値も安定しています。そのため世界の中では「安全通貨」として扱われていて、世界で軍事的・政治的に悪いニュースが流れると、世界情勢が悪い方向に流れ始めます。
すると 保持している通貨の価値が下がる可能性を恐れ、安全通貨である日本円を買い始めます。これを「有事の際の円買い」といいます。
世界的に悪いニュースが流れた時の、円が買われる傾向ははっきりと出やすいです。また初心者でも分かりやすい動きのため、知っておくといいでしょう。
通貨当局とは国の通貨に関わる機関や中央銀行のことで、日本でいう財務省や日本銀行のことです。国の正式な発表の 信憑性や 影響力は大きく、 重大な発表だと為替相場も大きく変動します。
特に通貨当局は、 金利政策や 為替介入を行って、国の物価や経済を安定させています。 私たちの生活に直結するような金利政策や為替介入のニュースは、重大な影響があると捉えた方がいいでしょう。
上の項目で通貨当局のニュースについて説明しましたが、中でももっとも注目すべきなのが「為替介入」についてのニュースです。為替介入とは 国が為替相場を意図的に動かすことねらって、通貨の売買を行うことをいいます。
2015年に「スイスフランショック」と呼ばれる為替介入に関わるニュースがいい例です。それまでスイス国立銀行は「1ユーロ=1.20スイスフラン」となるように無限為替介入を行ってきました。
しかし2015年、その為替介入を撤廃するという発表がなされると、スイスフランはわずか数十分で「 1ユーロ=0.86スイスフラン」まで大暴落しました。
これは日本円でいうと、 1ドル=120円から86円まで下がるのと同じイメージです。衝撃の大きさが分かるでしょう。
場合にもよりますが、 為替介入の相場に与える影響の大きさは、非常に大きいと知っておくべきでしょう。
次にニュースを見る時のポイントについてお伝えします。
FXについてのニュースを見る時は、トレンドのテーマを知っておくことが大切です。なぜなら為替に大きな影響を与えるニュースにはトレンドがあり、その時々によってテーマが変わってくるからです。
コロナウイルスによる各国の経済への影響や、各国の経済政策などがいい例でしょう。
特に「 金利政策」や「 経済政策」は為替相場に与える影響が大きいため、抑えておくべきテーマといえます。
金融政策とは、各国の中央銀行 (日本では日本銀行) が自国の通貨価値や物価の安定、経済の成長を目的とした金融面からの政策です。 為替相場への影響が特に大きいテーマとなるため、必ず抑えておく必要があります。
金融政策とは具体的に次のように行われます。
景気低迷時 : 金融緩和 → 通貨価値の下落の要因
景気加熱時 : 金融引締 → 通貨価値の上昇の要因
上記のように 行われている金融政策によって、通貨の価値が変動する大きな要因になります。そのため各国が現在どのような金融政策を行っているのか、必ず知っておくようにしましょう。
ニュースを見る時の注意点についてお伝えします。
1つ目に注意しなければならないのは、情報の 信憑性です。近年では情報ネットワークが発達したおかげで、だれでも気軽に情報発信できるようになっています。
特にTwitterなどのSNSを通じて入ってくる情報は莫大な量です。しかし その情報のほとんどは所在がはっきりとしないものだったり、個人の価値観で解釈されたものだったりします。
そのため受け取った情報を鵜呑みにして、そのまま行動することは極めて危険です。
まずは国や通貨当局など信頼できる機関の情報を得ましょう。そして 必ず自分で考え、根拠を明確にしてから行動するように心がけましょう。
2つ目に注意しなければならないのは、アメリカの経済指標の影響力です。アメリカの経済指標は、世界経済に大きな影響を及ぼします。なぜなら 米ドルが世界中で使われているからです。
現在でも 基軸通貨として、世界で行われる貿易決済の 約8割は米ドルが利用されています。そのため日頃からドルで取引しない人であっても、アメリカの経済指標を確認しておきましょう。
次に具体的な注目すべき経済指標についてお伝えします。
まず注目すべきなのがFOMC関連指標です。FOMCとは「連邦公開市場委員会」のことで、アメリカの金融政策を決定する重要な委員会になります。
関連指標として「FOMC政策金利発表」と「FOMC議事録公表」の2つがあり、FXトレードにおいて両方とも最重要情報となります。
○FOMC政策金利発表
FOMCが発表する政策金利のことで、6週間ごと年8回発表されます。政策金利とは中央銀行が金融政策として設定する短期金利のことで、この政策金利が予想と比べてどうだったかがポイントとなります。
○FOMC議事録公表
年8回開かれるFOMCの議事録公表をいいます。FOMCが開かれた3週間後に議事録が公表され、 政策金利のもととなった根拠や今後の経済の展望について議論した内容が公表されます。
次に注目すべきなのが「雇用統計」です。FOMCと同様にFXのトレーダーにとっては最重要情報といえます。
そして雇用統計の結果を予測するのに使われる指標が「ADP雇用統計」と「新規失業保険申請件数」になります。
○ADP雇用統計
アメリカのADP社がもつ膨大なデータを利用して、非農業部門雇用者数を予測するために開発された統計です。
雇用統計が発表される2日前に発表され、雇用統計の非農業部門雇用者数が参照する指標として注目されています。
○新規失業保険申請件数
新しく失業した人が失業保険を初めて申請した件数のことです。どれぐらいの人が失業して、どれくらいの人が再就職できたかを見極める重要な情報となります。
毎週アメリカの労働省から発表されており、景気の状況を確認する上で役立つ指標といえるでしょう。
次に注目すべき指標はCPI (消費者物価指数) です。CPIとは 消費者が購入する段階における商品価格の変動を示す指標で、消費者物価指数と呼ばれます。
CPIが高ければ物価が上昇しており、CPIが低ければ物価が下落しているといえます。
最後の注目すべき指標は建設許可件数です。建築許可件数とは、文字通り建築物の建設許可数のことをいいます。この指標が 上昇していれば景気も上向きと判断され、この指標が下落していれば景気も下向きと判断されます。
本記事ではFXの速報についてお伝えしてきました。最近ではSNSを利用して、いつでもどこでも速報を受け取れます。
FXトレードは ギャンブルではないため、正確な情報を得てトレードに活かすことが重要です。しかし便利な半面、必要ではなかったり偏った情報も多かったりするのが現状です。
自分にとって本当に必要な情報を精査することが大切です。正確な情報をつかみ、しっかりとトレードに活かしていきましょう。
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