FXで月利目標は立てない方がいい?
FXの月利はどのくらい?月利◯%のツールってどうなの?
キャピタルゲインとインカムゲインを理解し利益を得る
FXに取り組むうえで、月利目標を立てて取り組んでいる人も多いと思います。
月利とは月間利益、つまり1ヶ月でいくら利益が出せたかを表し、多くの場合は月間利益率 (パーセント) で考えられます。
昨今では、「なにもしなくても月利50%!」「驚異の月利!」などと謳ったツールも多く見受けられます
これらの中には悪質なものも多いため、数字だけに囚われてはいけません。
FXにおいて月利目標を立てること自体、むしろやってはいけないことなのです。
その理由について説明していきます。
当然ながら相場は常に変動しており、一定ではありません。
来月が今月と同じ状況とは限りませんし、1年後にはおそらくまったく状況が異なるでしょう。
今月10%稼げたやり方が、次月に通用するとは限らないのです。
そのため、月で区切って同じ数値を目標にすること自体がナンセンスです。
相場の変化に順応し、都度最適な手法でトレードできる人のみが毎月安定した利益を手に入れられます。
月利10%を安定的に達成しようと思ったら、最低でも10年はトレード経験が必要でしょう。
月利は結果として数値を把握する程度にとどめるくらいがちょうどよいのです。
月利目標を立て達成し続けたいという人は、覚悟を持って取り組まないと厳しい結果になると思います。
FXの短期売買の難易度は年々上がってきているように感じます。
1998年の日本でのFX解禁以降、個人のFX投資もポピュラーなものとなり、状況は変化し続け、 短期では特にチャートが読みづらくなっているためです。
自動取引ツールの進化・普及も要因といえるでしょう。
特に短期足のチャートが汚くなっています。
ヒゲが上下に多く出る時間帯が長かったり、昔なら高確率でブレイクしたチャートはダマシが多くなったり、一昔前のロジックは通用しなくなっています。
投資の神様として知られるウォーレン・バフェット氏ですら、年利20%です。
投資の神様と呼ばれるくらいの人でもたった20%、しかも年利で?と思う方もいるかもしれませんが、 莫大な金額を動かしていれば利益額も莫大になります。
年利だけで見ればもっと高い数値を出している人はゴマンといるでしょうが、彼は最善のリスクコントロールをしたうえで年利20%程度に落ち着いているのでしょう。
逆に資金量は少ないほど月利は高めやすいともいえます。
月利20%や30%であれば、やり方によって達成できなくはありません。
個人で100万円程度から投資を始めるのであれば、多少のリスクは覚悟で取り組んだ方が稼ぐことができます。
また、高い月利を謳った自動売買ツールも多く存在しますが、それらの中には危険なものが多く存在しますので、注意してください。
どこで損切りするかわからないタイプの自動売買は注意です。
色々な通貨ペアで両建てし、いい感じに利益が出たところで利食いする。
こういうタイプの自動ツールは含み損を除いた月利を出していることが多く、 実際の月利は謳い文句より低い、場合によってはマイナスかもしれません。
月利50%と謳っていても、 たまたまうまく噛み合って50%出た最高の成績を載せているだけというパターンも大いにあり得ます。
月利50%を出し続けることは至難の技です。
こういった自動売買は損切も大きいため、1回のドローダウンですべての資金が吹っ飛ぶ可能性もあります。
特にナンピン、マーチン系、リスクリワードが悪いものには注意してください。
海外FXのIB報酬目当てで配布されているEAも数多く存在します。
これは、EAを無料で配布しようが、数十万円で配布しようが、使用する人がいてくれれば配布主に報酬が入ります。
使用者が儲かろうが損しようが関係ないのです。
自動売買ではなく、代理でのコピートレードも信用できません。
一時期コピートレードが流行した時期もありましたが、多くは失敗に終わっています。
トレードの9割はメンタルで決まるといえっても過言ではありません。
いくら優秀なトレーダーであっても、他人のお金を動かすとなると、正しい判断ができるとは限りません。
損失が大きくなってしまったら、 焦りからメンタルを保持することは難しくなると容易に想像ができます。
資金を運用して得られる収益の性質の違いで、 キャピタルゲインとインカムゲインがあります。
これらの違いを理解していないと、月利を上げることはできません。
キャピタルゲインとは、価格差による収益のことです。
つまり、買った時と売った時の差額を表します。
キャピタルゲインは、変動する含み益・含み損を見計って決済した時に決まります。
安定的な収益は見込めませんが、うまく波に乗れば大きな利益が手に入ります。
FXでは、 売買が成立した際の為替差額がキャピタルゲインです。
つまり、 安く買って高く売る、高く売って安く買う、を徹底することです。
インカムゲインとは、資産を保有しているだけで手に入る収益です。
不動産では家賃収入、株では配当金、債権では金利。
FXでは、 スワップポイントの受け取りがインカムゲインにあたります。
インカムゲインは、 長期的に安定した収益が期待できます。スワップポイントは通貨ペア両国の金利差で、基本的に翌日早朝に加算されます。
高金利の通貨を保有し、維持するのがプラススワップです。
逆に、 金利の低い通貨を保有し続けている状態はマイナススワップとなり、支払いが発生します。
キャピタルゲインから資金に余裕ができたら、一部をインカムゲインにして安定した利益を得ることも一つの手です。
述べてきたとおり相場は不安定なものであり、そう簡単に稼ぐことはできません。
月利ではなく年単位で利益が出せるかどうか、が大切です。
FXに臨むにあたり目的を決め、どういう収入を得て、どう運用していきたいのかを決めるべきです。
がっつりトレードで生活したいのであれば、猛勉強してキャピタルゲインに取り組む。
副業として少額でも定期的な収入を得たいのであれば、金利の高い通貨でインカムゲインにチャレンジする。
といったように、 トレードにも向き不向きの選択肢がありますので、自分がどうしたいのかプランを立てて取り組むようにしましょう。
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