国内FX業者は最大レバレッジ25倍までに制限されている
海外FX業者はハイレバレッジで大きな利益が狙える
取引サービスは国内FX業者の方が使いやすい
FXで利用するFX業者の選択はとても重要です。
選択した FX業者ごとにサービスの内容が異なるため、理解しないで選択してしまうと無駄な損失を発生させる場合もあります。
特に国内FX業者と海外FX業者はサービスの内容が大きく異なるため、 理解しないで選択してしまうと大きな損失だけでなく、借金を背負う可能性も考えられるため注意が必要です。
本記事では 国内FX業界と海外FX業者の違いなどを紹介していきます。
国内FX業者と海外FX業者では取引の際にかけられるレバレッジの倍率に差があります。
2011年8月に 金融庁が個人口座へのレバレッジの倍率に関して規制を行ったため、国内FX業者では最大レバレッジ25倍までに規制がかけられています。
しかし 海外FX業者は規制が行われていないのが現状です。そのため利用する海外FX業者によって最大レバレッジを数百倍までかけられるのも事実です。
国内では確かにハイレバレッジで取引を行えませんが、リスクが低いという点では初心者におすすめといえます。
提供されているスプレッドの幅に関しても国内FX業者と海外FX業者では差があります。
国内FX業者は世界でも最狭水準のスプレッドを提供している傾向があるのが特徴です。これはDD方式を取り入れているFX会社が多いためです。
海外FX業者はスプレッドの幅が国内FX業者に比べて広くなっているのが特徴です。
取引方式に関しても国内FX業者と海外FX業者では違いがあります。
国内FX業者はDD方式と呼ばれる取引方式を採用しています。DD方式とは、トレーダーと市場の間にFX業者が介入するのが特徴の取引方式です。
国内FX業者はFX業者にとって不利益となる注文を約定拒否したり、スリッページが頻繁に発生したりするリスクがあると言われていますが、約定率やスリッページの実績を出しているところが多く、不正は行われていないとわかるでしょう。
海外FX業者の多くは、国内FX業者と違いNDD方式を取引方式に採用しています。NDD方式は、トレーダーと市場の間にFX業者が介入しないのが特徴の取引方式です。
NDD方式は、 取引にFX業者が介入しないため、約定拒否やスリッページがほとんど発生せず透明性の高い取引方式と呼ばれています。
追証と呼ばれる口座残高以上の損失が発生した場合の対応も国内FX業者と海外FX業者では異なります。
本来であれば 必要証拠金の維持率が一定の水準まで低下した段階で強制ロスカットが発生するため、追証の発生を防げますが、相場の急変動が発生してしまうと強制ロスカットが間に合わず、追証が発生する場合があります。
国内FX業者の場合は追証が発生してしまうと、不足した追証分の証拠金を追加で入金しなくてはなりません。 追加での入金は義務のため、借金を背負ってでも払わなければいけないので注意が必要です。
一方、海外FX業者の場合はゼロカットシステムと呼ばれる、 追証が発生してもFX業者が追証分を補填する制度があるため、借金を背負う心配がありません。
しかし海外ではハイレバレッジでの取引が多く、強制ロスカットになりやすいため注意も必要です。
口座開設キャンペーンなどのキャンペーンは国内FX業者も海外FX業者も開催しています。しかしキャンペーンで獲得できるキャッシュバックなどの、ボーナスの充実度や獲得条件が異なります。
国内FX業者で行われている口座開設キャンペーンなどは、口座を開設する以外にも獲得条件が設定されている場合がほとんどです。
そのため 獲得条件が一定金額の入金や一定量以上の取引を行うなど、ボーナスを目当てに口座を開設するにはハードルが高いです。
しかし獲得したお金はそのまま出金を行えます。
海外業者で行われている口座キャンペーンは 口座を開設するだけで獲得できるものがほとんどです。しかしボーナスは出金不可で取引に使うことしかできません。
国内FX業者の多くは、 自社で開発した取引ツールを採用しているのが特徴です。
国内FX業者の自社で開発した取引ツールは以下の取引ツールが有名です。
DMM FXのDMM FX STANDARDやDMM FX PLUS
FXネオのはっちゅう君FXプラスやプラチナチャートプラス
一方海外FX業者の多くは 世界で最も使われていると言われているMT4を採用しており、MT4は裁量トレードと自動売買のどちらにも対応しています。
どこでも同じツールを使える一方、自分に一番使いやすいツールを見つけられないデメリットもあります。
国内FX業者が取引可能な銘柄数は、 メジャー通貨ペアを中心とした数十種類のFX通貨ペアと多少のCFDが中心になっています。そのためメジャー通貨ペアを中心に取引を行うトレーダーであれば国内FX業者でも問題なく取引が行えます。
海外FX業者は利用する業者によって異なりますが国内FX業者よりも多くの銘柄を取引できるのが特徴です。しかしクロス円は少ないことも多く不便な点も多いです。
国内FX業者は金融庁の管理下にあるため、 税金の未納を防ぐ目的で口座を開設するトレーダーに対して、マイナンバーの提出を義務付けています。
マイナンバーの提出以外にも現住所の確認のために、FX業者から送付された郵便物を受け取らなければならないなど、口座開設が完了するまでにいくつもの工程が必要です。
しかし海外FX業者の場合はマイナンバーの提出などが必要ないため、国内FX業者よりも簡単に口座を開設できるのが特徴です。
国内FX業者は ネット銀行と提携しているため、クイック入金と呼ばれる24時間好きなタイミングで入金が行えます。クイック入金は海外FX業者には無い入金方法のため、国内FX業者の方が入金は行いやすいのが特徴です。
海外FX業者は bitwalletなどのオンラインウォレットからの入金が行えるなど、国内FX業者にはない入金方法で入金をできるのが特徴です。
国内FX業者は申告分離課税のため、FXで稼いだ金額に関係なく税率は一律20.315%と決められています。
一方海外FX業者は累進課税による所得税のため、 FXで稼いだ金額によって税率が5%~45%発生します。また実際は所得税の10%も発生するためFXで稼いだ額の15%~55%が納税額になります。
以下の表は課税所得と課税所得に対する税率です。
FX業者の信頼性は国内FX業者の信頼性が高くなっています。
国内FX業者は金融庁の管理下にあるため トレーダーの保護を目的に様々な規制や対策を行っています。
金融庁が行っている規制などは以下の通りです。
最大レバレッジ25倍までのレバレッジ規制
信託保全制度の義務化
一方で海外FX業者は金融庁の管理下にないため、 レバレッジ規制や信託保全制度の義務がありません。そのため利用する海外FX業者によってFX業者の信頼性が大きく変わってくるので注意が必要です。
海外では業者によっては出金拒否なども報告されており、せっかく稼いだお金が出金できないなんてこともあります。
国内FX業者は国内の多くの金融機関と提携しているのが特徴です。
国内の多くの金融機関と提携しているため、 海外FX業者の様にbitwalletなどのオンラインウォレットサービスに登録しなくても取引を行えます。
普段利用している金融機関の口座で入金や出金が行えるため、 資金管理などが行いやすくリスクを抑えた取引が行えるのも特徴です。
国内FX業者は国内の多くの金融機関と提携しているので入出金の対応が早いのが特徴です。
国内の金融機関の口座を利用して入出金を行うため、 基本的には当日中か翌日までには入出金の処理が完了します。
海外FX業者の場合、入金は比較的対応が早いですが、出金時に選択した出金方法によっては、 数日~数か月かかる場合もあります。
そのため出金の対応の早さを重視するトレーダーは国内FX業者を利用するのがおすすめです。
金融庁の管理下にあるため国内FX業者ではリスクの高い取引を行えないように規制が行われています。
金融庁が2011年8月にレバレッジ規制を行ったため、 個人口座での取引は最大レバレッジ25倍までに規制されています。
レバレッジ規制が行われているため、 大きな損失が発生するリスクを抑えて取引を行えるのが特徴です。
国内FX業者の方が取引サービスの質が高いのが特徴です。
国内FX業者が提供しているスプレッドは世界的に見ても最狭水準で提供されています。他にも、 経済情報などの配信量が多く、使いやすい自社開発の取引ツールの提供なども行っています。
入出金に関しても、 国内の金融機関と多く提携しているため対応が早いのが特徴です。
海外FX業者の中には日本後に対応していない業者もあるため、総合的に見て国内FX業者の方が取引サービスの質が高いです。
国内FX業者では、相場の急変動などが発生したときに強制ロスカットが間に合わないと追証が発生する可能性があります。
追証とは口座残高以上の損失が発生したのを意味しており、 追証が発生してしまうと、不足している証拠金を必ず入金しなければなりません。
そのため 手持ちの資金で不足分を入金出来ない場合は、借金をしてでも支払う必要があるため注意が必要です。
海外FX業者は国内FX業者のようなレバレッジの規制はかけられていません。
そのため 海外FX業者が自由に最大レバレッジの倍率を決められるため、海外FX業者の中には最大レバレッジを数百倍以上に設定しているFX業者も存在します。
ハイレバレッジで取引が行えるため少額から大きな取引を行えるのが特徴です。しかし大きな取引には、 大きな利益が狙える代わりに、損失が発生するリスクも大きくなるのが特徴です。
国内FX業者の多くは自社で開発した取引ツールを採用しています。
しかし海外FX業者は、 世界で最も愛用されているMT4と呼ばれる取引ツールを採用しているFX業者がほとんどです。
そのため国内FX業者の自社開発の取引ツールに慣れてしまっていると、MT4が使いにくく感じてしまう可能性があります。
海外FX業者の中には日本語に対応していないFX業者も多く存在します。
そのため取引やサポートを受ける際はすべて英語などで対応しなければいけない場合も多く、英語が苦手なトレーダーはまともに取引を行うのも一苦労です。
また日本語に対応している海外FX業者であっても、 スプレッドの幅や入出金の対応の速さなど、国内FX業者に比べると劣ってしまうのが事実です。
DMM FXには以下の特徴があります。
狭いスプレッドや手数料が安い
快適な動作の取引ツールを6種類提供している
サービスが充実している
DMM FXは業界トップクラスの狭いスプレッドを提供しているだけでなく、 取引にかかる手数料のほとんどが無料で提供されているのが特徴です。
また取引ツールを6種類提供しており、 使用する端末に合わせて最適な取引ツールで取引が行えます。
ほとんど無料の手数料や数多くの取引ツールを提供するなど、取引に役立つサポートが充実しています。
FX ネオには以下の特徴があります。
取引高が8年連続で世界1位
高水準のスワップポイント
操作性の高い取引ツール
FX ネオは 2012年~2019年の8年連続で取引高が世界1位を誇っています。国内だけでなく海外のトレーダーも多く利用しているFX業者です。
高いスワップポイントを提供しているため、スワップポイントを目的に取引を行うトレーダーにおすすめです。
またはっちゅう君FX+と呼ばれる独自開発した取引ツールを提供しています。
はっちゅう君FX+は、 注文機能だけでなく分析や入金なども簡単に行えて、FX初心者から上級者まで幅広いトレーダーにおすすめの取引ツールです。
SBI FX トレードには以下の特徴があります。
ランキングサイトの評判が非常に良い
積立FXが利用できる
SBI FX トレードはどのランキングサイトの評価を見ても、評判が非常に良くサイト内の順位も常に上位にランクインしています。 ランキングサイトなどの外部の評価は客観的に評価をするため信頼性が高く、信用できる評価になっています。
積立FXは 4つの項目を設定するだけで、自動で取引を行う取引方法です。
設定する項目は以下の4つです。
1ヶ月の購入金額
購入頻度
レバレッジの倍率
購入する通貨
項目を設定するだけのためFX初心者でも簡単に取引を行えます。
国内FX業者は金融庁の管理下にあるため、 トレーダーの保護を目的にレバレッジ規制や信託保全の義務化など、様々な規制などが行われています。
また国内の金融機関の多くと提携しており入出金の対応が早かったり、狭いスプレッドを提供していたりと質の高いサービスを提供しているのが特徴です。
一方海外FX業者は金融庁の管理下にないため規制などが行われていないため、取引に関しては 全てトレーダーの自己責任になってしまいます。しかし国内FX業者に比べ豊富なボーナスや高いレバレッジを提供しています。
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