損切りの必要性とメリットを理解し徹底しなければ勝てない
損切りをして撤退すべきケース
テクニカル分析で損切りルールを決める方法
FXで稼いでいくためにもっとも重要となるテクニックが「損切り」です。
損切りが重要と分かっていても、できれば損をすることは避けたくなるもの。
しかしいつまでもFXで勝てない人は、 決まって損切りができない人です。
本記事では、 損切りの重要性と徹底するためコツ、損切りタイミングの見極め方を紹介します。
15回トレードを行い、10勝5敗で勝ち越しているがトータル利益はマイナス、7勝8敗で負け越しているがトータル利益ではプラス、言うまでもなく後者の方がよい結果です。
勝ち越していても利益がなければ意味がありません。
利益を得ることが何よりも大事なFXの世界では、1回1回の取引で勝つことよりも、 損をできるだけ小さくすることが何より重要なのです。
損切りとは、損していると分かっていながらも決済することです。
早めに損切りをしてリスクコントロールすることがFXのコツです。
人間誰しも損が出ている状態では、なんとか持ち直して損が小さくなってくれるのを待ちたくなってしまいます。
しかしFXでは、 希望を持って待つことは厳禁です。
損切りできずに待っている間に損が拡大し、取り返しのつかないことになってしまいます。
勝ちだけにこだわる人ではなく、 負けた際に潔く損切りをして次の取引に臨める人だけが、トータルでプラスを獲得できます。
損切りは、投資資金の確保につながります。
損切りせずにポジションを持ったままでは、自分の投資資金をそこにおいたままと同じです。
その間に投資チャンスが発生した場合に、資金がなく投資できない、 少額でしか投資できない、という状態に陥ってしまいます。
つまり早めの損切りは、 投資資金を確保し、機会損失を逃さないためにも重要です。
損切りが重要と頭では理解していても、それを徹底することは、 初心者にはなかなか難しいと思います。
損切りを受け入れるために、考え方をポジティブにしていきましょう。
損切りという嫌な選択でも、それを乗り越え次に活かせばいいのです。
どんなに稼いでいる投資家でも 損切りをしない投資家はいない、損切りは必ずするものです。
なぜ損切りをする状況になったのかをチャートを見ながら、 振り返って反省することにより、レベルアップできます。
損切りを受け入れずに流れで取引をしてしまっては、反省すべきポイントを振り返れません。
損切りは、検証を行いレベルアップをしていくために必要な行為なのです。
逆指値注文とは、現在よりも不利なレートを指定し、そこに達したら自動的に注文を出す注文方法です。
逆指値注文することで損切りを機械的に実行できます。
もう少し待てば上がるだろう、という誰もが持ってしまう期待に左右されることなく、 余計な損失を発生させるリスクがなくなります。
損切りのための逆指値注文は、「もし狙いを外したり市場が急激に変化して○円以下 (以上) になったら許容できる損失を拡大してしまう」という場合に使います。
つまり、損切りのために現在より不利なレートを指定します。
自動的に決済して取引を終了させることにより、損が出る状態となってしまっても、 損失は自分の許容できる範囲に抑えられます。
たとえば、110.00円の米ドルを109.00円の逆指値で注文した場合を考えます。
すると、109.00円まで下がってしまったタイミングで自動的にこの米ドルを売却されます。
これで損失は1円で済みますが、もし逆指値を入れておかなかった場合、下がっているのを見逃し108.00円の状態で気づいた場合*倍の2円の損失が余分に発生してしまうのです。
逆指値注文を入れておくことにより、余計な感情に流されることなく、想定した範囲内に損失を抑えられます。
損失が抑えられたら次の取引に全力で臨みましょう。
誰しもが儲かることを予想して注文を出します。
しかし当然ながら、すべてが予想通りにいくはずもありません。
注文を出す前に「いくらまでどういう理由でレートが動いて、どこのタイミングで決済をするか」、 自分のシナリオを描きましょう。
シナリオ通りにいかず損が出たときが損切りをすべきタイミングです。
シナリオがなければ決済のタイミングもあいまいとなり、ただ祈るのみでずるずると利確も損切りもできない状況となってしまいます。
取引する際は、 自分がいくらまでなら損失を許容できるかを事前に決めておきます。
人によって許容金額の考え方はさまざまですが、以下のようなポイントが考え方の例です。
精神的に大きく落ち込まない金額
最低限次の取引ができるくらいの金額が残せる
精神的に落ち込むほど損してしまった場合は、私生活にも影響が出ます。
ムキになって取り戻そうと、 ギャンブル的な投資に走ったりしてしまってもいけません。
また、次の取引ができる金額さえ手元にあれば、何度でも取り返すチャンスがあります。
他の投資機会を見つけたときは、損切りを考えるポイントです。
含み損を持っている状態で投資資金を消費しているより、 損切りして他の有望な投資に回した方が、利益を増やせる可能性があります。
しかし逆にそのままでも含み損が消える可能性もあれば、有望な投資機会が確実とも限りませんので、 慎重に選択しましょう。
損切りのタイミングを見極める目安として、サポートラインとレジスタンスラインが使われます。
買いポジションを持っているときは「 サポートラインの下で損切り」、売りポジションを持っているときは「 レジスタンスラインの上で損切り」です。
移動平均線を用いた損切りポイントの設定です。
市場が移動平均線を下回った (上回った) とき
市場が移動平均を下回った (上回った) とき
逆張りで市場が移動平均線の下に(上に)戻ったとき
直近の安値 (高値)の下(上)
ボラティリティ (値動きの幅) が高くなるにつれて、損切りが早くきてしまうことになるため、 損切り幅を大きくする必要があります。
過去のボラティリティを分析し、 ATR(アベレージトゥルーレンジ) を使って損切り幅を計算します。
損切りルールを徹底する、 メンタルコントロールが必要です。
あらかじめ損失が出ることを想定し、「ここまで負けるのは仕方ない、次で取り返そう」、というポジティブな心持ちでトレードに臨むことによって、 躊躇なく損切りできるようになってきます。
FXでは、 トータルで利益を出すことが最大の目的です。
そのために最重要なのが損失を少なくすること、つまり損切りを正しく行うことと言えます。
初心者は特に損切りタイミングを遅らせがちとなります。
メンタルを強く持ち、予想が外れた場合は早めに撤退、 損切りラインは守ることを徹底してください。
そうして経験を重ねていくことが、 トータルで利益を出す近道です。
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