FXにおいて出来高はあまり重視されていない
FXでの4つの出来高確認方法
FXでは出来高よりも板情報がおすすめ
FXの出来高は、市場での取引量を指します。
市場全体でのFXでの取引は膨大な数の取引が常に行われているため、 全体の正確な取引量を把握することは困難です。
そのため出来高を重要視しないトレーダーも多いですが 活用することで相場の流れを予測できるなどの特徴があります。
本記事では、 FXの出来高について紹介していきます。
FXの出来高は、
市場での取引量
を指します。
市場での 取引量が多い状態を出来高が高いと表現し市場での 取引量が少ない状態を出来高が低いと表現します。
FXにおいて出来高は重要視されない傾向にあります。
FXの取引は2者間で完結する相対取引になっています。
祖対取引は、
価格
数量
通貨
に関しての決定が 2者間での合意によってのみ行われる特徴があります。
為替に関する相対取引は世界中の銀行間で行われているため、市場全体での取引量を正確に把握できません。
またFX会社とトレーダー間の取引も相対取引が行われるため市場全体での正確な取引量が把握できません。
市場全体でのFXでの取引は膨大な数の取引が常に行われているため、 全体の正確な取引量を把握することは困難です。
全体の正確な取引量を把握できなければ正確な統計データを作成できないため、相場分析を正確に行えません。
相場分析を正確に行えないためFXの出来高を重要視するトレーダーは少なくなっています。
店頭FX月次速報とは、
日本国内の50社以上の店頭FXでの出来高を確認できる
システムを指します。
出来高以外にも、
ポジションの数量
通貨ペアごとの取引金額
などを確認できるだけでなく、 月次概況では月ごとの未決済ポジションの残高や出来高の確認ができます。
TFXヒストリカルデータベースでは、
くりっく365での出来高を確認できる
システムを指します。
TFXヒストリカルデータベースの使い方は、
出来高を確認したい通貨ペアを選択し、確認したい期間を選択する
ことで選択した期間の出来高を確認できるだけでなく、 Excel形式のファイルでダウンロードもできます。
外国為替市況とは、
東京外為市場での出来高を確認できる
システムを指します。
確認できる出来高は、
日次
年次
の2種類が確認できます。
日次で確認できる出来高は、
ドル円
ユーロドル
ユーロ円
の前日の出来高を確認できます。
CMEは、
世界の為替先物の出来高を確認できる
システムを指します。
CMEで確認できる出来高は日本国内だけでなく、世界の為替先物に関しての出来高であるため、確認できる出来高のデータ量がとても多いのが特徴です。
また1日ごとの出来高を確認できるため細かい出来高の動きも確認できます。
CMEは直近1ヶ月間の出来高であればExcel形式のファイルでダウンロードできるため、 毎月の出来高の動きを記録することで相場分析などに活用できます。
出来高を活用することで相場の流れを読めるようになります。
基本的に出来高が増える傾向に多いのが、
相場の天井
相場の底辺り
といわれています。
そのため相場の急変動などにより相場価格の下落が起きると、買い注文が通常時よりも増えるため出来高が増え相場の急激な反転を起こします。
このように 出来高の推移を確認することで相場の動きを読めるようになります。
出来高が高いポイントは多くの人がエントリーしているポイントを意味します。
そのため価格が上昇中に出来高が高くなれば、価格が折り返して下降傾向に向かうと予測されます。
逆に価格が降下中に出来高が厚くなれば、今後価格が上昇していくと予想できます。
出来高が低いにもかかわらず価格が急変している場合、この 急なトレンドは一時的なもので、長くは続かないと考えられます。
そのため出来高が少ない時に価格の大きく動くトレンドが発生していたとしても、安易にそのトレンドには乗らないようにしましょう。
FXでの取引では取引量から取引ルールを考えることが重要になってきます。
FXは世界中に市場が存在するため平日の24時間好きな時間で取引を行えます。
しかし取引を行う時間帯ごとに、
市場の値動きの激しさ
市場の参加者の人数
市場の取引量
などが異なってきます。
そのため 取引を行う時間帯の取引量と参加者の人数などの特徴を考慮したうえで取引ルールを考えることが重要になってきます。
午前6時から午前8時までの時間帯をオセアニア時間と呼びます。
オセアニア時間には、
市場の参加者が少ない
取引量が少ない
などの特徴があります。
市場の参加者が少なく取引量も少ないため基本的に相場の動きは安定しています。
しかし オーストラリアやニュージーランドの経済指標が発表される時間であるため、経済指標発表時の相場は急変動を起こすことに注意しましょう。
午前8時から午後3時までの時間帯を日本時間と呼びます。
日本時間には、
アジア圏のトレーダーが取引を始める
取引量が多い
などの特徴があります。
アジア圏のトレーダーが取引を開始することで、 市場が活発になり取引量も多くなるため相場の値動きも活発になってきます。
特に オセアニア通貨とクロス円に関する値動きが活発になってくる特徴があります。
午後3時から午後9時までの時間帯を欧州時間と呼びます。
欧州時間には、
欧州圏のトレーダーが取引を始める
取引量が非常に多くなる
などの特徴があります。
取引量が非常に多いため相場の値動きも激しくなるだけでなく欧州関連の通貨の値動きが特に激しくなります。
また 欧州の経済指標やECB政策などが発表時間のため経済指標発表時の相場は急変動を起こすので注意が必要です。
午後9時から翌朝6時までの時間帯をNY時間と呼びます。
NY時間には、
アメリカのトレーダーが取引を始める
取引量が1日の内で最も多くなる
などの特徴があります。
FXの相場が最も活発になるのがNY時間です。
そのため相場の値動きが最も激しくなり取引量も非常に多くなります。
また アメリカの経済指標発表の時間でもあるため、経済指標発表は相場の急変動が起こるので注意が必要です。
上記の表が2016年4月1日時点での通貨ペアごとの出来高ランキングです。
3年ごとに国際決済銀行から出来高が公表されるため全世界で取引量の多い通貨を確認できます。
MT4は基本的に出来高を表示する機能が標準でありますが、 通常とは異なった出来高の指標になるのが特徴です。
MT4で表示される出来高はティックチャートと呼ばれる、
為替レートの値動きごとに描写されたチャート
が 変動した回数を表示するため、取引量を表示していないので注意が必要です。
MT4のチャート上に出来高を表示させる方法は、
ツールバー上のチャートをクリックorチャート上で右クリック
出来高をクリック
以上の手順で出来高を表示させられます。
出来高をチャートに表示させたいのであれば、 先物取引の口座を開設することで表示させられます。
先物取引の口座であれば リアルタイムの出来高をチャート上に表示できるため取引の参考にできます。
Trading viewで表示させられる出来高には4つの種類があります。
表示できる出来高は、
可視範囲出来高
固定期間出来高
セッション出来高
セッション出来高HD
の4つの出来高です。
Trading viewで出来高を表示する方法は、
インジケーター&ストラテジーをクリック
出来高プロファイルをクリック
表示させたい出来高を4つの内から選択しクリック
以上の手順で出来高を表示できます。
FXでは出来高よりも板情報を活用する方がおすすめです。
出来高は市場全体の取引量を確認できますが 板情報は価格帯別の注文量を確認できます。
板情報を活用することで、
利確のタイミング
逆張りを行うタイミング
などを予測できるので利益を狙えます。
板情報とは 現在入っている注文量を、価格帯ごとに表示したものであり、グラフで確認できます。
出来高と非常に近い概念ですが、相対取引がメインのFXにおいては板情報の方が参考になります。
板情報は価格を中心に左側に売気配が表示され右側に買気配が表示されます。
売気配が最も高くなっている価格以上の値動きはしにくいと予測でき、買気配が最も高くなっている価格以下に値動きはしにくいと予測できます。
板情報を活用し注文数が最も高くなっている価格を確認することで、
利確のタイミング
逆張りを行うタイミング
を正確に予測できます。
このように 価格を基準にして取引のタイミングを予測するなどの活用ができます。
FXの出来高は、
市場での取引量
を指します。
市場全体でのFXでの取引は膨大な数の取引が常に行われているため、 全体の正確な取引量を把握することは困難です。
そのため出来高を重要視しないトレーダーも多いです。
しかし出来高を活用することで、
相場の流れを読む
チャートの折り返し地点を予測する
取引量から取引ルールを設定する
などが行えるため、 上手く活用することで利益を狙えるようになります。
※掲載情報には本サイトのFX会社・口座比較情報に掲載・参画する事業者が提供するPR情報が含まれています。 ※本サービスはFX取引及びFX取扱事業者等に関する情報の提供を目的としています。FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。 ※キャンペーン・特典は各広告主において実施されるものであり、広告主による募集要綱等を十分にご確認ください。 ※本サービスに掲載されている情報は、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。 ※本サービスでは十分な注意を払ってFX取引及びFX取扱事業者等に関する情報提供を行っておりますが、本サービスに掲載されている情報は、情報の真偽、FXの評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも、当社は一切の責任を負わないものとします。投資に関するすべての意思決定は、利用者個人の判断で行っていただきますようお願いいたします。 ※本サービスにおいて公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。 ※本ページには、各FX取扱事業者を始めとする他社・他の機関のサイトへのリンクが設置されておりますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。 ※本サービスのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、利用規約にご同意いただいたものとします。 ※手数料は全て「税込み」にて表示しております。 ※スワップポイントは1万通貨/1日あたりの値を掲載しています。 ※最新情報は各FX取扱事業者の公式サイトにてご確認ください。