FXで儲けるにはどうすれば良いのか
最も重要なのはリスク管理
FXで儲けるには適したトレードスタイルを考える
FX口座を開いて入金・注文方法を知ったら次に知りたいのは「儲け方」ではないでしょうか。FXの儲け方は1つだけではありません。
トレード手法も多種多様ですが、初心者にとってはどれが良いのか選別するのはなかなか難しいものでしょう。
儲け方を知ることは非常に重要です。今回はFXトレードにおいて気になる儲け方、トレード方法など徹底解説していきます。
FXには2つの儲け方があり、それはFXの魅力でもあります。それぞれの儲け方を詳しく見ていきましょう。
FXの儲け方には為替の差益を狙うキャピタルゲインというものがあります。FXで利益を出すといえば、このキャピタルゲインのことをイメージする方が多いのではないでしょうか。
例えば、米ドル円を1ドル = 100円で買った (ロングポジションを持った) としましょう。1ドルが110円になった時に売れば10円分の差益が得られるわけです。
この時ドルは円に対して高いので円安になります。
では円高の場合はどうなのでしょうか。 FXでは買い (ロング) と売り (ショート) のどちらでもポジションを持てます。
そのため 円高の場合でも利益を出せます。例えば米ドル円を1ドル = 100円で売った (ショートポジションを持った) とします。
1ドル = 90円になった時に買い戻せば10円分の差益が得られるわけです。
FXのもう一つの儲け方がインカムゲインと呼ばれる、 スワップポイント (金利差益) を利用する方法です。例えば米ドル円のロングポジションを持ったとします。
日本の政策金利が0.25%でアメリカが5.25%だった場合、その差の5%がポイントとして付きます。
このポイントは1日毎に付与されるため、 そのままロングポジションをホールド (持ったまま) にしておくだけでポイントが溜まっていくわけです。
スワップポイントはFX業者によって異なるため、インカムゲインを狙う場合はスワップポイントが高いFX業者を選択する方が有利です。
スワップポイントは 同じFX業者であっても、為替レートの変動などによって変化します。
高金利通貨で低金利通貨を買う場合 (米ドル円であればショート)、逆に スワップポイントがマイナスになります。
ホールドしているとポジションはマイナス (損失) になるため、その点は注意が必要です。
何事も物事には基本というものがあるように、FXトレードで儲けるにも基本が大事。まずは儲け方の基本を押さえておきましょう。
FXで利益を出している人の共通点として、1日のスタートがあげられます。 FX市場は土日を除く24時間オープンしています。
会社員など日中仕事をしていれば、当然夜は睡眠の時間。チャートを見ることはできません。
朝起きたらとんでもない値動きをしていたということも珍しくありません。
朝起きて値動き、自分のポジションを確認するのは儲けるための基本といえるでしょう。またFXで買っている人は同時にニュースもチェックしているようです。
朝のレート、ニュース、当日の経済指標などを確認しその日のトレードシナリオを立てます。
FXで最も重要といえる要素。それはリスク管理です。
リスク管理とは 自己資金の何パーセントを投資につぎ込むのか、1回のトレードで証拠金に対してどれだけのロットにするのかなどです。
勝ち続けているトレーダーは1回のトレードに証拠金全てをつぎ込むようなことはしません。一発逆転を狙うようなギャンブルのようなトレードはしません。
なぜなら 全ての資金が飛んでしまうと次のトレードができなくなるからです。
FXで儲けるためには資金管理を徹底し、 リスク管理を徹底することが非常に重要です。
相場の分析はFXのみならず株式など全ての投資、トレードにおいて必須です。
何千、何万人の世界の投資家、トレーダー達が相場の分析に膨大な時間と資金、エネルギーを費やしているのです。
分析方法を知らずにトレードするということは、武器を持たずに戦場に行くようなものでしょう。
FXにはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析の2種類があります。テクニカルだけでトレードする人、その逆、どちらも用いる人など、分析方法は人それぞれ 分析方法は人それぞれです。
重要なのは自分なりの分析方法、トレード手法を確立することです。
FXで儲ける人はどのような考え方なのでしょうか。
儲けるためには彼らの考え方が知りたいという方も少なくないはず。FXで勝つ人の考え方や気になる分析方法について解説していきます。
損小利大とは文字通り「 損失を少なく、利益を大きく」という意味です。
FXで儲けるためには1回のトレードの損失を少なくし、利益を大きくする必要があります。
そうすることで勝率が1割であってもトータルで利益を出せるのです。
よくFXの教材で勝率9割などのうたい文句がありますが、 トレードにおいて勝率は重要ではありません。
実際儲かっているトレーダーの中でも勝率5割を切っているトレーダーは沢山います。
彼らは損切を素早く行うことで、資金を飛ばしてしまうことなく次のチャンスに備えているのです。
ポジションを持つ時に重要なのがリスクリワードを考慮することです。リスクリワードとは「 リスク = 損失」「 リワード = 利益」のことで、一般的に リスク = 1に対して、リワード = 2が理想とされています。
中にはリスクリワード比率が1対3などのトレーダーもいるでしょう。
重要なのはリスクよりも大きなリワードが見込める位置 (レート) でポジションを持つことです。
そうするためには相場観を鍛える必要があります。
ファンダメンタルズ分析とは 世界情勢、経済動向などを分析しトレードの材料とすることです。
例えば米ドル円をトレードする際に、アメリカの経済が良好であれば米ドル円をロングするという具合に、 トレードの判断に経済的な状況を用います。
ファンダメンタルズ分析に使用されるのは、毎回定期的に発表される経済指標やその時々の世界情勢、経済ニュースなどです。
テクニカル分析と比べてファンダメンタルズ分析は、FX初心者には非常に難しいといわれています。
実際にファンダメンタルズをトレードの判断とするには、ある程度 経済、金融、キャッシュフローに関する知識、またトレードの経験も必要です。
経済学者でも未来を100%当てることは難しいのですから、 FX初心者にとって難しいのは当然といえるでしょう。
前述のようにFXの分析にはテクニカルのみというトレーダーも少なくありません。
しかしながら長期で勝ち続けているトレーダーはテクニカルだけでなく、ファンダメンタルズ分析も行っているというトレーダーの割合が多い傾向にあります。
ファンダメンタルズ分析は主に中長期のシナリオを立てるのに非常に重要となります。 FX初心者は、まずは重要な経済指標だけでも押さえておくと良いでしょう。
FXを始めて最初に勉強するのがテクニカル分析ではないでしょうか。
テクニカル分析とは、 チャート上に移動平均線などのインジケーターを表示して売買のタイミングを見計らうというものです。
インジケーターには沢山の種類があり、それぞれのインジケーターには売買のタイミングを表すシグナルというものが存在します。 そのシグナルに合わせてロングやショートのポジションを持てば良いわけです。
ファンダメンタルズ分析に比べてテクニカル分析は視覚的に売買のポイントが分かるため、 初心者でも取り組みやすいといわれています。
しかしテクニカル分析は非常に奥が深いものです。 シグナルが出てもチャートが教科書通りの値動きをするとは限りません。
なぜなら為替の値動きを生むのはFXトレーダーだけではなく、 輸出入などの企業や機関投資家であったり、政治的な要因であったりするからです。
FXで勝ち続けているトレーダーは、複数のテクニカル指標を用いて、トレードの精度を高めるなど試行錯誤を重ねているのです。
ではインジケーターにはどのような種類があるのでしょうか。インジケーターには大きく分けて「トレンド系」と「オシレーター系」に別れます。
トレンド系は一般的に以下のインジケーターが使用されます。
移動平均線
一目均衡表
ケルトナーチャンネル
ボリンジャーバンド
トレンド系インジケーターはトレンド、つまり 上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかを見極めるためのものです。
移動平均線には、単純移動平均線 (SMA) ・指数移動平均線 (EMA) ・加重移動平均線 (WMA) ・複合移動平均線 (GMMA) の4種類があります。
オシレーター系は主に以下のものが有名です。
MACD
ストキャスティクス
RSI
オシレーター系インジケーターとは 「買われすぎ、売られすぎ」を見るもので相場の反転を見極めるのに使用されます。
オシレーターが買われすぎを示唆していれば、反対に売られることを予測してショートポジションを持つわけです。
テクニカル分析にはインジケーター以外にも トレンドラインや水平ライン、チャネルなどの線を引いて分析する方法も多用されます。
一言でFXトレードと言っても、トレードスタイルは千差万別です。FXの儲け方は人それぞれです。
具体的なトレードスタイルを紹介します。
スキャルピングとは数pipsの為替差益を狙うトレード方法です。
数pipsの差益ですから1回の利益は少ないものになります。 したがって1日に何度も売買を繰り返すことで利益を出します。
スキャルピングで重要となる主な要素は、
トレードする時間帯
チャート分析力
通貨ペアの選択
の3つです。
まずはトレードする時間帯から見ていきましょう。
スキャルピングは数pipsの差益を狙うわけですから、 ボラティリティが高い (値動きが激しい) 時間の方がトレードしやすくなります。
したがって為替市場の1日の流れを把握しておくことが重要です。
次に重要なのがチャート分析力です。
スキャルピングは超短期のトレードであるため、 ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析の比重が大きくなってきます。
そして3つ目が通貨ペアの選択です。
通貨ペアには それぞれ値動きに特徴があり、それらを把握しておく必要があります。
当然ボラティリティが高い通貨ペアの方が向いているといえるでしょう。
その他にも集中力や性格、 スキャルピング向きのFX業者を利用しているかなどの要素が影響します。
デイトレードはスキャルピングよりも長いタイムフレームでのトレードになります。
したがって1度ポジションを持てば数時間程度ポジションをホールド (決済せずに持ったままの状態) することになります。
長ければ数日~1週間持ち続ける場合もあるでしょう。
日中は仕事をしている会社員などの兼業トレーダーはこのトレードスタイルがおすすめです。
デイトレードにおいては テクニカル、ファンダメンタルズによるチャート分析力が重要な要素となります。
テクニカル、ファンダメンタルズどちらも重要な要素となりますが、 どちらに重点を置くか、もしくは併用するかはそれぞれのトレードスタイルによってさまざまです。
どの通貨ペアを選択するか、どこで利確・損切するかの決断力など、あらゆる要素が求められるのがデイトレードといえるでしょう。
スイングトレードはデイトレードよりも更に長いタイムフレームでのトレードで、1日~数カ月の間ポジションをホールドします。
スイングトレードに必要な要素は、 テクニカルによるチャート分析力とファンダメンタルズ分析力の両方が必要になります。
特にファンダメンタルズは重要で、 経済指標などからシナリオを描く能力、相場観を持つ能力が求められます。
そして同時に求められるのが忍耐力です。自分の思った方向と逆に行ったとしてもホールドできる精神力が必要です。
スイングトレードの場合はインカムゲインが狙えるため、スワップポイントの大きいFX業者が良いでしょう。
スイングトレードよりも更に長いタイムフレームが長期トレードで、 数カ月以上のシナリオでトレードします。
長期トレードで必要な要素は、 チャート分析力、ファンダメンタルズ分析力で、特にファンダメンタルズは必須です。
長期でポジションを持つためインカムゲインは大きな要素となります。
逆にスワップポイントがマイナスになるような場合は大きなネックになります。
したがって 各国の金融政策とFX業者のスワップポイントを把握しておくことが非常に重要です。
金利の高いトルコリラなどの新興国通貨が長期トレードに適した通貨です。
しかし新興国通貨は不安定で非常にリスクのある通貨となります。
長期トレードといえど常日頃から世界情勢に目を向けておく必要があります。
先述のトレードスタイルと少々異なるのがシステムトレードです。
システムトレードは人間による裁量トレードではなく、 システムが自動的に売買を行うため、細かくチャートやポジションをチェックする必要がありません。
常にチャートをチェックできない兼業トレーダーにはおすすめのトレードスタイルといえます。
一聴するとシステムトレードが一番儲かりそうに思えますが、 当然ながら簡単なものではありません。
ロングかショートかは自分で決める必要があり、もしその選択を誤ってしまうと損失が永遠に膨らんでいき、 気付いた時には資金が無くなっているという状況にもなりえます。
その意味では裁量トレード以上に リスク管理が重要といえるでしょう。またシステムトレードといえど相場観を養うことは必須です。
これからFXを始めるという初心者におすすめの儲け方をご紹介します。
資金の量は人それぞれでしょう。
しかし共通していることは、 自己資金全てをFXトレードにつぎ込まないということです。
これはFXだけでなく投資全般にいえます。
よく一攫千金を狙って全財産をつぎ込む方がいますが、それではあっという間に資金を飛ばしてしまうでしょう。
FXはギャンブルではありません。FXや投資に回すお金は、そのお金が全て無くなったとしても生活に支障が無い程度の金額にするようにしましょう。
FXで儲かっている全てのトレードが共通して口にすることは、「 自分のトレードスタイル、トレードルールを決める」ということです。
前述のスキャルピングや長期トレードなど、FXにはさまざまなトレードスタイルがあります。
トレードスタイルの確立には「自分の生活スタイル・資金量・性格」などの要素が関わってきます。
もし我慢ができない性格なら、スイングトレードや長期トレードスタイルは向かないでしょう。
潤沢な資金があるのであればスワップポイント狙いで、長期トレードでも良いかもしれません。
自分にはどのトレードスタイルが向いているのかを見極めることが重要です。
自分のトレードスタイルを決めたら、トレードルールを決める必要があります。
トレードルールは言い換えればトレード手法を確立するということでもあります。
FXトレーダーはこのトレード手法を確立するのに多くの時間、資金、情熱を注ぐのです。
初心者の方はまずこのことを認識しておくことから始めましょう。
FXで儲けるには、FX口座の選択は重要な要素となります。
FX業者にはそれぞれ特徴があります。
FXで儲けているトレーダーの中には、複数のFX業者で口座を持ち、トレードスタイルに合わせて使い分けているという人も少なくありません。
口座の選び方のポイント
通貨ペアの種類
最低取引単位 : 1,000通貨から取引可能か
スプレッド
スワップポイント
ツールの使いやすさ
通貨ペアの種類はFX業者毎に大きく異なります。
インカムゲイン狙いであれば高金利通貨を取り扱っているかどうかが重要なポイントとなります。同時にスワップポイントも確認しておきましょう。
スキャルピングスタイルのトレードには当然スプレッドの狭い方が有利です。
初心者の方は1,000通貨から取引可能かを確認しておきましょう。小さいリスクで始められます。
FXのトレードにおけるミス・注意点を紹介します。過剰な損失を防ぐためにも以下の注意点を把握しておきましょう。
FX初心者などがやってしまいがちなのは、 いきなり大金をかけてトレードしてしまうことです。
値動きを予測することは誰もできないのでトレードには必ず負けが生じます。
前述のように FXではトレード技術以上に資金管理が重要な要素となります。
「何となく上がりそう、下がりそう」と 直感でエントリー (ポジションを持つ) するのはおすすめできません。
よく十分に経験のあるトレーダーは直感でポジションを持つことがあるといいますが、 彼らの直感は経験に裏打ちされたものです。
常日頃から世界情勢にアンテナを張っているなど、直感とはいえど世の中の変化などの要因を加味しているものです。
初心者はトレードルールを確立し、そのルールにそってトレードするようにしましょう。
損切とは含め損を抱えているポジションの決済をすることです。
初心者にありがちなのが、 含み損を抱えていてもいつかはレートが戻ってくると信じて、損切しないことです。
レートが戻ってこなければ損失が大きくなり、最悪の場合証拠金を全て失うことになります。
儲けるためには損切ルールをあらかじめ決めておき、そのルールを順守することです。
そうすることで資金を枯渇させることなく、次のトレードに備えられるのです。
FXはさまざまなトレードスタイルがあり、トレード手法も千差万別で儲ける方法は1つではありません。
しかしFXで勝ち続けているトレーダーには共通する点も存在します。
FXで儲けるには共通して重要な資金管理、トレードスタイルの確立、そして 常に勉強し続けるということが重要だといえるでしょう。
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