ひまわりFX (ひまわり証券) のループイフダンがおすすめなのはなぜ？他社との比較も踏まえて徹底解説

ひまわりFXは日本ではじめてFX取引サービスを提供した、FX業界のパイオニアです。自動売買サービスのループイフダンは、多くのユーザーから支持されています。

しかし自動売買サービスは豊富にあり、ループイフダンが他のものとは何が違うのかよく知らない人もいるでしょう。

本記事ではひまわりFXのループイフダンの特徴、メリットやデメリットについてご紹介します。

アイネットFXのループイフダンとの違いもお伝えするので、どちらを利用するか悩んでいる人もぜひチェックしてみてください。

ひまわりFX (ひまわり証券) の特徴

ひまわり証券は、国内で最初にFX取引サービスを提供した会社です。多くのFX会社がサービスを終了するなか、ひまわりFXは 現在も続いているため、人気と信頼の高さがうかがえます。

オリジナルのテクニカル分析や、使いやすいシステムが魅力です。FXをはじめたばかりの初心者から取引に慣れた上級者まで、たくさんの人に選ばれています。

自動売買で取引する「ループイフダン」の他に、自分の判断で取引する「ひまわりFX」も提供し、 取引や設定はパソコンでもスマートフォンでも可能です。

わかりやすく高機能なチャートを使えて、会員限定のコンテンツも充実しています。

ひまわりFXの評判について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ひまわりFX (ひまわり証券) のループイフダンの特徴

ここからはひまわりFXのループイフダンの特徴をくわしくお伝えします。

ループイフダンとは

ひまわりFXのループイフダンとは、 相場の値動きを狙って自動売買を行うシステムのことです。

相場は上昇や下降を繰り返しながら少しずつ変動し、ずっと一定ではありません。 上下の値動きを狙い、利益を積み上げるのがループイフダンの特徴です。

面倒な設定は不要で、初心者も仕事で忙しい人も3ステップでFX取引をはじめられます。

1,000通貨に対応し、4,000円ほどからスタートできるのもポイントです。

ループイフダンの仕組み

ループイフダンは一定の値幅ごとに注文を繰り返し、 利益が発生したポジションを決済する仕組みです。

イフダン (IFD) とは、新規および決済の注文を同時に発注する方法を指します。 一定の値幅ごとにイフダン注文をループするのが、ループイフダンです。

「通貨ペア」「売りまたは買い」「ループ幅」の3つを組み合わせたループイフダンから好きなものを選んで注文すると、後は自動で売買を繰り返します。

いったん設定した後はシステムが取引を行ってくれるので、 初心者にも多忙な人にもおすすめです。

ループイフダンの取り扱い通貨ペア一覧

ループイフダンで取り扱っている通貨ペアは、以下の5種類です。米ドル/円は10種類、それ以外は8種類のループイフダンを用意しています。

通貨ペアごとの1998年～2017年における、最安値から最高値までの高低差は次の通りです。

変動幅を目安に、必要資金を準備しましょう。

ループイフダンの証拠金

ループイフダンは一定の値幅ごとに新規ポジションを保有し、売買を繰り返します。証拠金は新規ポジションごとに必要です。 必要な証拠金は取引の4%で、証拠金の25倍まで取引できます。

15銭ごとに3ポジションを保有すれば、以下のように必要な証拠金は増加します。

ループイフダンの注文ロット数

ループイフダンは裁量トレードと同じように、注文ロット数の指定が可能です。 注文ロット数を増やせば、同じループ幅においても効率的に利益を積み上げられます。

しかし 相場が反対に動いた場合、注文ロット数に応じて損失も大きくなるため、注意が必要です。

注文ロット数とポジション数は間違いやすいので、しっかり把握しましょう。ポジション数は以下で解説します。

ループイフダンの最大ポジション数

ポジション数とは、現在所有しているポジションのことです。 最大ポジション数を設定すれば余剰金の金額にかかわらず、はじめに定めたポジション数を維持します。

もし相場が予想とは反対に動いてしまっても、新たなポジションを保有するため、最短で利益を積み上げることが可能です。

相場が予想とは異なる位置で定着した場合でも、新しいポジションによってレンジの取りこぼしを回避できます。

ループイフダンのループ幅

ループイフダンではさまざまなループ幅から、好きなものを選べます。ループ幅は「運用資金に余裕を持てるか」を基準に選ぶのがおすすめです。

もしループ幅が狭ければ取引機会は増えますが、 相場が逆に動いた際には保有ポジション数に応じて、含み損や必要証拠金も増えてしまいます。

ループ幅が広い場合には取引機会は減りますが、 相場が逆に動いても運用資金をおさえて運用することが可能です。

資金状況や取引の目的などにあわせて、ループ幅を選びましょう。

ループイフダンのロスカットの設定

ループイフダンでは、以下の場合にロスカットされます。

ただし急激に相場が悪化すると ロスカットが間に合わず、証拠金以上の損失額を生じることもあります。

また「マイセーフティ機能」で ロスカットの設定も可能です。ループイフダン口座で生じた評価損の合計額が、マイセーフティ機能で設定した金額に達するあいロスカットします。

ループイフダンの目安資金

ループイフダンは通貨ペアと売買ルール別に、目安資金がまとめられています。

米ドル/円で5万円の投資元金を用意したケースを見てみましょう。1,000通貨で運用、必要証拠金はレートが115円 (4,600円) で換算しています。

たとえば「1番上の買値から耐えられる幅」が3円の場合、 高安3円幅以内なら耐えられることを意味します。ロスカットされるか判断できるので、確認しておきましょう。

ひまわりFX (ひまわり証券) のループイフダンのメリット

ひまわりFXのループイフダンにはどんなメリットがあるのか、ご紹介します。

安全性が高い

ひまわり証券は、1998年に日本ではじめてFX取引サービスを提供開始した会社です。ループイフダンは 歴史の長いひまわりFXが提供しているので、安心感につながっています。

ひまわり証券は自己資本規制比率が高いのも、安心感の高さのポイントです。「自己資本規制比率」とは財務指標の1つで、金融商品取引業者がそれぞれ公表しています。

自己資本規制比率は、次の式で計算可能です。

自己資本規制比率が高いほどリスクの許容度が高く、その証券会社の健全性が高いことをあらわしています。

ひまわり証券の自己資本規制比率は2020年3月末時点で、1,266.9%です。非常に高く、FX会社のなかで上位に位置します。

つまりひまわり証券は 倒産の可能性が非常に低く、安全性が高いFX会社と判断できるのです。

ループイフダンはアイネットFXからライセンスを受け、アイネットFXとほぼ同様のシステムが使われています。

アイネット証券の自己資本規制比率は2020年3月末時点で、1,242.1%です。ひまわり証券のほうが安全性が高く、より安心してFX取引を行えます。

またひまわり証券は、 全額信託保全の制度を導入しているのも特徴です。

全額信託保全により、 もしひまわり証券が倒産しても、資産は受益者代理人を通して信託先から返還されます。なおひまわり証券の信託先は三井住友銀行です。

返還される資産は諸費用を差し引き、「ユーザー各自の純資産額」と「全ユーザーの純資産総額」との比率により算出した金額となります。

ひまわり証券が信託保全で対象にしているのは、現金だけではありません。 累積したスワップポイントや、保有ポジションの評価損益も純資産に含まれています。

以上の点から、ひまわり証券は次のような会社だといえるでしょう。

世界情勢によって、相場がいつ不測の事態に陥るかわかりません。ひまわり証券は安全性が高いので、万が一の時にも安心です。

資産が守られているので、 ひまわりFXのループイフダンは安心して利用できます。FX取引を行う上で大きなメリットです。

「マイセーフティ機能」で損失を想定する

ループイフダンは環境設定内の「マイセーフティ」で、ロスカットの設定が可能です。

口座の評価損の合計金額が設定した金額に達すると、ロスカットを発生させます。 損失を自分でコントロールしたい人におすすめです。

ロスカットをすれば稼働中のループイフダンもすべて停止するので、あらかじめ最大の損失を想定できます。自分でロスカットの設定を行えば、ループイフダンの取引により安心感が生まれるでしょう。

ただし 設定した損失額より、口座維持率のほうが先に100%を下回ってしまうと、自動的にロスカットが執行されます。

マイセーフティで設定した金額が必ずしも全額保証されるわけではないので注意しましょう。

初心者が勉強のできる環境が整っている

ひまわりFXは「アカデミーチョイス」と呼ばれるコンテンツを提供しています。役立つ情報が豊富なので、ぜひ活用しましょう。

アカデミーは4つにわかれ、初心者でも勉強できる環境が整っています。

「Eveningチョイス」は毎週平日に更新される、FX情報番組です。FX初心者向けに、ループイフダンの情報や経済情報などを解説しています。

「Lessonチョイス」ではFXの基礎知識からテクニカル分析まで、幅広い情報を動画で視聴可能です。

「Seminarチョイス」は対談形式のWebセミナーで、講師がテクニカル分析の知識や最新情報を伝えます。

「FollowUpチョイス」は条件に応じて利用できる会員限定のコンテンツです。動画やレポートを定期的に配信する他、Webセミナーに参加することもできます。

くりっく株365の運用も可能

ループイフダンは「くりっく株365」での運用も可能になりました。くりっく株365は 株価指標の動きを予想し、売買で差額の利益を狙う取引です。

くりっく株365の自動売買システムは「ループ株365」と呼びます。ループイフダンのように相場の上昇や下降を狙い、自動的に利益を積み上げる手法です。

設定はかんたんで、初心者も忙しい人も気軽にはじめられます。設定は次の3ステップだけです。

「日経225証拠金取引」「NYダウ証拠金取引」「DAX証拠金取引」「FTSE100証拠金取引」の4つの株価指数を取り扱っています。

ひまわりFX (ひまわり証券) のループイフダンのデメリット

ひまわりFXのループイフダンのデメリットも確認しておきましょう。

取り扱い通貨ペアが少ない

ひまわりFXでは24種類の通貨ペアを取り扱っていますが、ループイフダンではそのうち5つしか対応していません。

ループイフダンで取り扱っているのは、次の5つです。

たとえばアイネットFXのループイフダンが取り扱う通貨ペアは20種類です。スワップポイントが高い「トルコリラ/円」「メキシコペソ/円」「南アフリカランド/円」なども取り扱っています。

取引したい通貨ペアがループイフダンにない場合には、デメリットにみえるでしょう。 しかし米ドル/円やユーロ/円など、主要通貨があれば問題ない場合には5つでも十分といえます。

スプレッドが広い

スプレッドとは、売る価格と買う価格の差額です。

たとえばスプレッド1銭の通貨ペアで1万通貨の取引を行うと、取引1回あたり100円かかります。スプレッドが3銭に広がれば取引ごとに300円かかり、コストは増える一方です。

スプレッドは手数料とも言い換えられ、スプレッドが広くなるほどコストも増えます。

ひまわりFXのループイフダンの売買手数料は無料です。 しかし投資助言報酬が発生し、投資助言報酬はスプレッドに含まれています。

ループイフダンのスプレッドは投資助言報酬によって広くなっていますが、アイネットFXもスプレッドに投資助言報酬を含めているので、スプレッドの広さは同等です。

ループイフダンはメリットのほうが大きく、スプレッドをさほど気にしない人も多くいます。

ひまわりFXの手数料について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ひまわりFX (ひまわり証券) のループイフダンはデモトレードで体験できる

ひまわりFXのループイフダンは、専用のデモ口座を用意しています。 実際に入金することなく、ループイフダンの体験が可能です。

通常の取引を体験できる「Web版」、高機能な取引を試せる「ダウンロード版」の2つが用意されています。

申し込みフォームを送り、登録が完了すれば利用可能です。 デモトレードに申し込み後、1時間以内に「ループイフダンB15 (USD/JPY) 」を自動で発注します。

マルチデバイス対応なので、スマートフォンを使ってデモトレードにログインすることも可能です。

ひまわりFX (ひまわり証券) とアイネットFX (アイネット証券)のループイフダンの違い

ひまわりFXとアイネットFXのループイフダンの違いも見てみましょう。

取引通貨単位

ひまわりFXとアイネットFXのループイフダンの取引通貨単位は、以下の通りです。

ひまわりFXもアイネットFXも、1,000通貨単位から取引できます。

ただし アイネットFXの南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は、1万通貨から取引可能です。

スプレッド

ひまわりFXとアイネットFXの2社とも、 ループイフダン口座とレギュラー口座においてスプレッドが違います。

チェック時にはループイフダンのスプレッドか、間違えないようにしましょう。

2020年5月27日時点のループイフダンのスプレッドは、各社次の通りです。

スプレッドはひまわりFXとアイネットFXもまったく同じで、違いはありません。

通貨ペア

前述したように、ループイフダンで取り扱う通貨ペアはひまわりFXが5種類、アイネットFXでは20種類です。

具体的には次のような通貨ペアを取り扱っています。

スワップポイント

ループイフダンにおけるスワップポイントは、以下の通りです。

ひまわりFXは2020年5月27日の口座反映分、アイネットFXは2020年5月27日より適用のスワップポイントを示しています。

比較すると、今回はアイネットFXのほうが有利です。 しかし日によってスワップポイントは異なるため、注意してください。

損切り設定

損切り設定の違いはそれぞれ、次のように異なります。

ひまわりFXのループイフダンは、 損切り設定が「あり」で固定されています。

一方アイネットFXのループイフダンでは 「あり」または「なし」のどちらかを選択可能です。

損切り設定の「あり」を希望するなら、どちらでも問題ありません。「なし」の設定も必要な人はアイネットFXがおすすめです。

取引ツール

ひまわりFXとアイネットFXのループイフダンでは、 どちらも取引ツールを提供し、大きな違いはありません。

パソコンでは「ブラウザ版」および「ダウンロード版」、スマートフォン向けにはアプリを提供しています。

入出金方法

ひまわりFXもアイネットFXも、ネットバンクの 「クイック入金」に対応し、即時入金が可能です。しかし表のようにこまかく違います。

　　　　　　

ひまわりFXはレギュラー口座に振込まれるため、 別途ループイフダン口座への振替作業が必要です。

アイネットFXはループイフダン口座から、 直接入出金が可能です。アイネットFXほうが入出金の手間がかかりません。

ひまわりFX (ひまわり証券) のループイフダンに関するまとめ

ひまわりFXのループイフダンには、さまざまなメリットがあります。安全性が高く、万が一の場合にも安心です。

くりっく株365の運用も可能で、アカデミーチョイスではFX取引やループイフダンに役立つ情報を得られます。

ただし取り扱い通貨ペアは少ないので、スワップポイントで利益を獲得したい人は注意しましょう。

ループイフダンは面倒な設定が必要ないので、初心者も多忙な人もかんたんに自動売買取引をはじめられます。

ループイフダンの利用を考えている人は、デモトレードでぜひ体験してみてください。