ヒロセ通商の最大レバレッジは?
最大と実効レバレッジの計算方法は?
まとめ:レバレッジは高い方が絶対にいい?
本記事はヒロセ通商のレバレッジについて、書かれています。
ロスカット基準や証拠金維持率の計算方法を、実例をもとにして丁寧に解説しています。
また外為オンライン (外為オンライン) 、外貨ex (YJFX!) との比較レビューをしているので、レバレッジについての知識を包括的に身につけられます。
最小取引単位は原則1,000通貨からですが、一部通貨ペアは1万通貨以上になっています。
詳細はヒロセ通商の公式ページに、必要証拠金一覧表のPDFがあるので確認してから取引を開始しましょう。
レバレッジをかけた際の必要証拠金も同時に確認しておきましょう。
1ロットのポジションあたりに 必要な最低証拠金は、元本の4%以上となっています。
100% ÷ 4%で計算上の最大レバレッジは25倍となっています。
計算上では最大25倍までポジションを持てますが、実際にかかっているレバレッジは下記の計算によって都度算出されます。
実効レバレッジ = 全未決済ポジションの想定元本 ÷ 有効証拠金
USD/JPY で91.230円の買いポジションを、1ロット保有する場合は、
預託金 = 5,000円
売りレート91.220円
想定元本 = 91.220円 × 1,000通貨 = 9万1,220円
有効証拠金 = 4,990円 (評価損益が-10円)
となるので、実効レバレッジ = 9万1,220円 ÷ 4,990円 = 18.28倍と算出できます。
※ヒロセ通商では「1ロット = 1,000通貨」を採用しています。
取引数量を1万通貨に決めている場合
入金金額
= 現在レート × 取引数量 ÷ 1倍
= 125円 × 1万通貨 ÷ 1倍
= 125万円
125万円を入金すると1倍のレバレッジになります。
入金金額を10万円に決めている場合
取引数量
= 入金金額 × 1倍 ÷ 現在レート
= 10万円 × 1倍 ÷ 125円
= 800通貨
800通貨のポジションで1倍のレバレッジになります。
取引数量を1万通貨に決めている場合
入金金額
= 現在レート × 取引数量 ÷ 5倍
= 125円 × 1万通貨 ÷ 5倍
= 25万円
25万円を入金すると5倍のレバレッジになります。
入金金額を10万円に決めている場合
取引数量
= 入金金額 × 5倍 ÷ 現在レート
= 10万円 × 5倍 ÷ 125円
= 4,000通貨
4,000通貨のポジションで5倍のレバレッジになります。
取引数量を1万通貨に決めている場合
入金金額
= 現在レート × 取引数量 ÷ 10倍
= 125円 × 1万通貨 ÷ 10倍
= 12万5,000円
12万5,000円を入金すると10倍のレバレッジになります。
入金金額を10万円に決めている場合
取引数量
= 入金金額 × 10倍 ÷ 現在レート
= 10万円 × 10倍 ÷ 125円
= 8,000通貨
8,000通貨のポジションで10倍のレバレッジになります。
取引数量を1万通貨に決めている場合
入金金額
= 現在レート × 取引数量 ÷ 25倍
= 125円 × 1万通貨 ÷ 25倍
= 5万円
5万円を入金すると25倍のレバレッジになります。
入金金額を10万円に決めている場合
取引数量
= 入金金額 × 25倍 ÷ 現在レート
= 10万円 × 25倍 ÷ 125円
= 2万通貨
2万通貨のポジションで25倍のレバレッジになります。
LION FXでは 有効比率が100%未満になった時点で強制ロスカットされ、ポジションが強制的に損失確定されます。
有効比率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
ロスカットされるまでの過程を以下の条件で考えてみましょう。
売りレートが91.029円になったと仮定します。
上記の様に、有効比率が100%を下回るため、強制的に売り発注でポジションが解消されます。
LION FX の強制ロスカットについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
最大レバレッジが25倍のヒロセ通商ですが、 法人口座の場合は100倍までレバレッジをかけられます。
個人口座での運用よりも効率的に利益を上げられますが、 有効比率が100%未満になると強制ロスカットになる条件は法人口座も変わりません。
レバレッジを上げるとわずかな値動きでも大きく有効証拠金が変動し、思わぬ強制ロスカットになるので、十分に注意して取引することが必要です。
日本国内で運営するFX会社は最大レバレッジは25倍までと、2011年8月に定められました。
2011年8月以前は50倍や100倍も可能だったのですが、「金融商品取引業務に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」 が公布されてからは、どの会社も最大の25倍になっています。
しかしロスカットされる基準値である 「必要証拠金維持率」 には各社差があり、20%〜100%となっています。
外為オンラインの「L25」という 1,000通貨取引専用のプランだと必要証拠金維持率が20%を下回るとロスカットされます。
通常取り引きができる 「L25R」になると100%が最低維持率になります。
一般的には100%未満になるとロスカットが執行されますが、YJFX!は50%を下回るまでロスカットされません。
ロスカットは極端な損失を防ぐという側面もあるので、 ロスカット基準が低いほど急激な相場変動での損失も大きくなります。
必ずしも低ければ低いほどいいというわけではありません。
レバレッジをかけるとは文字通り 「てこの原理」 を使って手元の資金以上の取り引きを行うことです。
かけたレバレッジの倍率だけ利益も損失もかけ算になって増えるということです。
ヒロセ通商の必要証拠金維持率は100%なので、下回ると強制ロスカットが行われて損失が確定します。
レバレッジを上げた場合、ハイリスク・ハイリターンを覚悟するのはもちろんですが、 強制ロスカットにならないように有効証拠金維持率もしっかりと把握しましょう。
通貨ペアごとの金利差によって、1日1回スワップポイントという損益が発生します。
例えばUSD/JPYだと、 買いで1,000通貨持っていると +0.2円、逆に売りで持っていると -8.3円が売買損益に加算されます。
スワップの支払額は日々変動するので、日をまたいでポジションを保有する場合はスワップポイントをよく確認するようにしましょう。
またLION FX のスワップポイントについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
レバレッジ取引をすると資金効率はよくなりますが、以下の2点で大きなリスクを持っています。
スワップポイントもレバレッジ分だけ大きくなる
急騰・急落によって予想以上の大きな損失を負う可能性がある
単純に利益も損失もかけ算で増えるので、値動きの予測が当たっている場合はプラスですが、 予想外の値動きがあると想定外の損失を負います。
プロのベテラントレーダーでもハイレバレッジで大損失を出し、たった1回のトレードで資金をすべて失うケースも多々あります。
レバレッジを上げる際には細心の注意を払って資金管理を行いましょう。
最大レバレッジ25倍、有効証拠金維持率100%未満で強制ロスカットという条件は一般的な条件といえるでしょう。
海外口座のように数百倍という極端なレバレッジ取り引きは、日本国内業者には認められていません。
最大レバレッジの規制は、破産してしまうような大きな損失を防ぐためという側面もあります。
レバレッジが高ければ高いほど利益が出るというわけではなく、資金効率がプラスにもマイナスにもかけ算されるだけです。
実際に取り引きを始める前に、ヒロセ通商の必要証拠金一覧表で通貨ペアごとの金額を確認して、ご自身の資金管理プランを考えてからFX取り引きを開始することがおすすめです。
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