オートレールは13種類の通貨ペアが選択可能
トレール設定によって損失は浅く利益が大きくなる
利益を出すためにチャート分析や相場の判断が必要
マネックスFXが提供するオートレールでは、 通常の自動売買で提供されているリピート注文と、トレンドに沿って逆指値注文ができるトレール設定の組み合わせが実現されていて、効率よい利益が出せるようになっています。
通貨ペアの組み合わせも豊富で、マイナーな通貨ペアで利益を出している人でもオートレールの利用が可能です。
本記事ではオートレールの特徴と使い方を紹介します。
オートレールとは複合注文と呼ばれている仕組みです。初期設定を済ませることで、自動売買が継続して行われるという特徴です。
取引の戦略であるストラテジー自体は、指定した間隔やトレール幅によって売買が繰り返し実行されます。
オートレールでは上昇トレンドや下降トレンドなど、得意な状況があります。ストラテジーにあった相場が来ることで、自動売買の勝率は高まり利益も積み重なります。
さらにオートレールは自動売買のため、トレーダー自身は取引に関して操作することがありません。取引のためにチャートを長時間眺める必要はないです。
他社が提供するループイフダンやiサイクル注文といったリピート系注文は、逆張りをメインとする自動売買です。
一方オートレールではトレンドに沿って注文を行う、 順張りの方式で注文が出されます。
順張りと逆張りにはそれぞれ特徴があり、長所と短所も異なります。
順張りはトレンドの流れに沿ってエントリーする方法です。投資のタイミングをつかみやすいという特徴があります。
逆張りではトレンドの逆を予想してポジションを取りますが、ポイントとして熱狂した相場が反転した時の利益を狙います。
相場は長い目で見ると値幅が一定に収まるレンジ相場になることが多いです。
逆張りをメインにするループイフダンやIサイクル注文はレンジ相場の範囲で利益を狙うため、レンジ相場が続くと継続的な利益が出せます。
オートレールでは順張りのため、トレンドが続かないと思うように利益が出ない傾向です。
マネックスFXのオートレールでは、リピート注文とトレール設定を組み合わせた自動売買システムが採用されています。
リピート注文は ポジションのタイミングや決済の値幅をあらかじめ設定する注文方法です。
一方トレール設定は 逆指値価格を、相場の変動によって変える方法です。トレール設定によって相場がトレンドを維持した場合に逆指値の決済基準を上げ、利益を伸ばせます。
ドル/円を例に説明すると1ドル100円で買いポジションを取った時、トレール幅を2円に設定しました。
この後1ドル105円まで相場が上がれば、逆指値価格も2円低い103円に更新されます。相場が急変して1ドル103円を下回っても、1ドル103円で逆指値が入っているため1通貨につき3円の利益が確定します。
トレンドに沿って利益を拡大させていくトレールがオートレールで自動化されることで、 トレンド相場の時に利益が大きくなりやすいです。
FX PLUS オートレールを含み、マネックスFXでは1,000通貨単位からFX投資が可能です。
一般的に他社の自動売買システムを利用するには取引単位が5,000通貨単位だったり、1万通貨単位だったりしますが、 オートレールを利用することで少ない資金から資産運用が始められます。また1万通貨以上の大口でポジションを入れるトレーダーに関しては、手数料が無料になります。
マネックスFXとしては、大きなポジションが入ることで利益を出しやすいため、1万通貨以上の取引に手数料はかからない方針を取っているようです。
1万通貨未満の取引時は1,000通貨ごとに30円のコストがかかります。手数料負担を減らすなら、1万通貨以上でポジションを持つ方がいいでしょう。
マネックスFXが提供するFX PLUS オートレールでは、通貨ペアが豊富に用意されています。
13種類の通貨ペアが取り扱えることで、他社の自動売買システムよりも広い選択肢の中から取引対象が決定可能です。
他社サービスと比較するとアイネット証券のループイフダンでは、通貨ペアの取り扱いが4種類あります。
得意な通貨ペアがなければループイフダンで取引ができません。しかし13種類の通貨ペアが用意されている FX PLUS オートレールなら、あなたの得意な通貨ペアで取引できるでしょう。
南アフリカランドやスイスフランといったマイナー通貨も対象になっていることから、幅広いトレーダーが利用できる自動売買サービスになっています。
オートレールを使用する場合、1万通貨以上の取引では取引手数料が無料です。取引コストが低いアイネット証券のループイフダンと同等のコストで利用できます。
1万通貨未満の取引なら1,000通貨あたり片道30円の手数料が発生します。
米ドル/円ではスプレッドが2.0pipsと新規注文、さらに決済の合計で取引コストは8.0pipsです。結果として 他社のリピート系注文に比べて取引コストは広がってしまいます。
FX会社ごとに取引コストをまとめました。
表で比較すると最も取引コストをおさえて取引できるのが、アイネット証券のループイフダンと、1万通貨以上でポジションを取った時のマネックス証券のオートレールです。
オートレールでも1万通貨未満の取引では1,000通貨ごとに30円の手数料がかかるため、他のサービスより割高となります。
オートレールは他の自動売買システムとは違い、トレンドの継続によって逆指値ラインを変えるトレール機能がついています。
そのため トレンド相場の順張り取引では大きな利益が望めるでしょう。
しかしオートレールは使いこなすために、相場について理解している必要があります。 普段からチャート分析などFX取引に取り組んでいるトレーダーなら、難なく使いこなせるでしょう。またトレンドフォローが得意な人にもおすすめです。
なお 相場に慣れていない初心者なら、レンジ逆張り型で自動取引を行うループイフダンやiサイクル注文の方が、初めての資産運用手段として使いこなしやすいでしょう。
マネックス証券のホームページにログイン後メニューから「オートレール / クイック注文」の選択後、表示された「オートレール」をクリックします。各通貨ペアが表示されたプライスボードの下に、注文画面が出てきます。
この時注文画面の横に表示されているチャートは、リアルタイムチャートとは違うものです。実際にチャートを見ながら設定をする場合は、取引ツールのMonexTraderFX Liteを目安にすることをおすすめします。
通貨ペアの選択ではあなたが取引したい対象を選択します。
通貨ペアは13種類用意されているので、これまで取引してきて勝手がわかっている通貨ペアや、新たに取引対象にしたい通貨ペアなどを選択できるでしょう。
メジャーな通貨ペアでは米ドル/円やユーロ/円に始まり、マイナーな通貨ペアでも香港ドル/円や南アフリカランド/円などを選択可能です。
はじめに対象とする通貨ペアを選択した後、チャートの流れを観察してトレンドが続くかどうかを判断します。
オートレールではトレンド相場に従ったエントリーが続くので、レンジ相場やトレンドが不安定な環境だとうまく利益を出せません。その場合はオートレールの使用は控えた方がいいです。
トレンドの流れを見つけた場合は、上昇の時に「買」を選択し下降の時は「売」を選択します。
トリガー設定では「買」の場合基準価格を現在レートより上に設定します。「売」を選択したなら基準価格は現在レートより下に設定しましょう。
次に新規注文の間隔を決めます。間隔は0.1銭まで設定可能です。 注文間隔は狭いほどエントリーが繰り返されます。
適用する投資スタイルによって注文間隔は違います。長期トレードなら大きい間隔が適していて、短期トレードの場合小さい間隔で設定するといいでしょう。
またトリガーの設置本数は最大50本になっています。
トレール設定ではトレンドの継続で更新される、逆指値の間隔を設定します。
トレール幅が狭いほどリスクは小さくなりますが、大きなトレンドの流れを汲み取れないこともあります。またトレール幅が広いとある程度の下落を妥協して、トレンドの継続時に大きな利益を出しやすいです。
「オートレール有効期限」の項目では、オートレールを利用した取引の有効期限と損失制限額を決定します。有効期限は無期限か日時設定が指定できます。
日時指定の場合指定日以降は新規注文が入りません。また損失制限額はオートレール取引による損失を制限する、ストップロス機能になっています。
有効期限と損失制限額の設定はリスク管理をする上で重要な項目です。
無期限設定では取引を停止しない限りずっと注文が繰り返されるため、相場の変動が察知できないと絶え間なく損失を出しかねません。
また損失制限額を設定することで設定額以上の損失が発生しません。
新規注文内容を設定し「次へ」を押すと、確認画面へ移動します。
設定内容とそのために必要な証拠金が一覧で表示されるため、問題がなければ「設定」を押すことで注文が実行されます。
オートレールを活用した資産運用では、 自分でチャートを分析してトレンドの方向と持続性があるかを判断します。
そのためオートレールの設定後は自動売買が行われますが、方向性を予測する意味では裁量トレードとの違いはありません。
自動売買によって取引の間は手間はかからなくなりますが、 裁量トレードと兼用することで資産運用の安定化をおすすめします。
裁量トレードではトレーダーのメンタル面も加味されるため、難易度は上がります。
しかし定めたルールを守って手堅い取引ができるようになることで、オートレールと二刀流で利益を出していけるでしょう。
マネックスFXではスマホアプリとしてFX PLUSが提供されています。
チャート画面は見やすくなっており、証券会社のアプリとして高性能な機能がそろっています。
パソコンでもMonexTraderFX Liteという取引ツールを使用可能です。パソコンで使用するツールとして、大きな画面でチャート分析が行えます。
FX取引はチャート分析や経済指標の確認など、必要な要素をしっかり押さえることが重要です。
そして定めたルールに従い機械的に取引をしていれば、いずれ勝てるようになります。しかし基本をマスターせず、適当に取引しているといつまでたっても安定した利益は得られないでしょう。
オートレールでも相場の状況を踏まえて柔軟に設定する必要があり、なんとなく設定しただけでは勝てません。
オートレールでは、 取引のために必要な通貨単位は1,000通貨となっています。
この単位で資産運用を行う場合、レバレッジ25倍を適用することで5,000円から1万円ほどで全ての通貨ペアに対応できるでしょう。
またオートレールのトリガー設定によって、複数のポジションを持つことになります。
同時に保有可能なポジションは11建玉までです。オートレールを有効に使うなら、多くのポジションを同時並行させることが望ましいでしょう。
11建玉を実現するとして、1,000通貨での取引なら1万1,000通貨分の資金が必要です。金額としては6万円から12万円の間です。
この想定はレバレッジ25倍が前提となっています。レバレッジはハイリスクのため、初心者の段階ではおすすめできません。
初めのうちはレバレッジを2倍か3倍までにおさえた方がいいです。その場合の必要資金は35万円から60万円ほどです。そのため50万円が準備資金の目安といえます。
初めから資金を投じることに抵抗を感じる人は、オートレールのデモトレードをおすすめします。
デモトレードは仮想の資産を使って取引の練習をします。あなたが資金を用意する必要はなく、仮にデモトレードで大きな失敗をしても問題ありません。
デモトレードを始めるためにはデモ口座を開設します。 必要な情報は氏名とメールアドレスだけです。
デモトレードを行う時は、仮想証拠金の額を決めます。100万円と500万円、1,000万円から金額を決定しましょう。
登録後メールアドレス宛にデモ口座の口座番号とパスワードが届きます。デモ口座のログイン画面で必要情報を入力してログイン完了です。
オートレールでは自動取引になるので、 チャート分析を通してトレンドを読む力と相場を確認して取引を停止させるなどの判断力を身につけましょう。
オートレールではリピート注文とトレール設定が組み合わされたことで、トレンドが継続する相場に強い自動売買を実現しています。
トレールの活用で逆指値の間隔を指定できるので、資金力や取引タイプに合わせて範囲を決めましょう。また通貨単位が1万通貨以上になると取引手数料が無料です。
設定ではチャートの流れを元に、トレンドの向きや継続性などを判断して基準を決めていきます。
チャート分析や取引の基本をマスターすることで、オートレールは資産形成の柱として活躍するでしょう。
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