楽天FXのMT4の詳細と特徴について
楽天FXのメリットとMT4を使用する際のデメリット
楽天FX口座と楽天MT4口座の違い
楽天FXでより高度な取引を望む人にとって、楽天FXのMT4は欠かせないツールです。24時間取引可能で思い通りの戦略が実行できるため、副業でFX取引を行っている人からプロの投資家まで、幅広い層に人気があります。
しかしいざ楽天FXのMT4を導入しようと思うと、その機能性やメリット・デメリットが気になる人も少なくありません。そこで今回は、楽天FXのMT4の特徴や、使用する際のメリット・デメリットについてくわしくご紹介していきます。
楽天FXのMT4は、「Expert Advisors (EA) 」と呼ばれるFX自動売買プログラムを利用し、24時間いつでもテクニカルな戦略で取引ができるFX自動売買取引ツールです。
一般的なFX取引では、過去の値動きを分析して自分で戦略を考え、タイミングをみて取引をしますが、 楽天FXのMT4は多くのチャート分析機能を搭載しているのでテクニカル分析もしやすく、その戦略をそのままMT4で再現できます。
さらにプロが開発したインジケーターをチャートに表示させれば、 自ら戦略を立てなくてもプロのテクニカル手法をそのまま利用可能なので、取引戦略に詰まったときにも迷うことがありません。
カスタマイズ性に優れている楽天FXのMT4は、副業トレーダーからプロの投資家まで、幅広い層に支持されているツールです。
楽天FXは、大手のネット証券で唯一MT4を導入しています。
取引サーバも日本国内にあるので通信に不安がなく、いつでも安心して取引できるのがうれしい特徴です。
また全通貨ペアが原則固定のスプレッドなので、取引を行うときもわずかな差額を気にする必要がありません。手数料も無料なので、MT4を利用したFX取引では見逃せない機能です。
さらに楽天FXのMT4には、より高い戦略を構築するために 必要なインジケーターが標準装備されているので、さまざまな角度から戦略を練れます。
カスタマイズしたテクニカル手法をバックテストすれば、自分だけのオリジナル手法も確立できることでしょう。
楽天FXの嬉しい点をまとめると
国内サーバーで安心
手数料無料かつ原則固定のスプレッド
自動売買によるバックテスト
多彩なカスタマイズ機能
そもそもFX取引は、世界中の通貨が取引対象です。 そして外国のFX会社の多くはMT4を導入しており、世界のトップトレーダーはこぞってMT4を利用しています。
つまり高度なテクニカル分析と、それを元に組み上げられたプログラムを実行できるEAは、 世界を相手に取引するFXでは欠かせないツールです。
国内で提供されているシステムトレードの多くは、各FX会社独自のオリジナルツール内で完結せざるを得ません。
しかしMT4は世界中から集まったEAを利用できるだけでなく、新たな手法を編み出すこともできます。
楽天FXのMT4は、海外のトレーダーにも負けないテクニカル分析と、それを元に組み上げたプログラムを実行できる幅広さが最大のメリットといえるでしょう。
MT4は優れた自動売買ツールなのですが、実は日本国内で導入しているのは楽天FXだけです。その理由としては、「FX初心者には難易度が高く扱いにくい」というデメリットが挙げられます。
MT4では、表示される時間が日本時間ではない上、注文方法も日本では馴染みがなく戸惑う人も少なくありません。 さらに50種類ものインジケーターが揃っているので、初心者には難易度が高くなってしまいます。
日本国内のFX会社が提供しているプラットフォームは、 日本のトレーダーが使いやすいように工夫して開発されているので、初心者でも馴染みやすくほとんど迷うことがありません。
副業としてFX取引を行うのであれば、それでも十分役立てられます。
しかし 将来的にFX取引を専業にするのであれば、やはりMT4は必須項目です。
初心者にとって難易度が高いというデメリットはありますが、初心者であっても少しずつ使い方を覚えていく方がよいでしょう。
楽天FXは、1000通貨という少額単位から取引できるのが大きなメリットです。他のFX取引会社では、5000通貨や1万通貨が最低単位になることも多いのですが、その場合入金額が高くなります。
たとえば1米ドル100円で米ドル/円のペア通貨取引をする場合、 5000通貨が最低単位だとレバレッジ25倍で考えて最低入金額が2万円です。
1000通貨が最低単位なら、レバレッジ25倍で考えても最低入金額が4000円ですから、手持ちのお小遣いからでも気軽にFX取引が始められます。
5000通貨の場合
100×5000÷25=20000
1000通貨の場合
100×1000÷25=4000
楽天FXでFX取引を行うと、取引金額に応じて楽天スーパーポイントが溜まります。
溜まったポイントは、楽天市場での買い物や楽天の各種サービスで利用できるので、 普段から楽天を利用している人には見逃せないメリットです。
楽天FXのスプレッドは、米ドル/円で0.2銭に原則固定されているので、いつでも安心して取引可能です。
スプレッドの狭さは利益にも反映されますから、 原則固定の狭いスプレッドは魅力的なメリットといえます。
ただしこの狭さはFX業界最狭水準というわけではなく、他のペア通貨もスプレッドが狭いというわけではありません。 しかし取引額に応じてポイントは還元されますから、そこも考慮にいれて判断しましょう。
楽天FXのMT4ではトルコリラ円や (TRY/JPY) や南アフリカランド円などといった高金利通貨ペアの取り扱いもあります。
これらの高金利通貨ペアで スワップ目的の取引をするのもおすすめです。
ただしスワップポイントに特化しているFX会社と比較すると、楽天FXの買いスワップは少し低いです。
とはいえスプレッドの狭さや楽天FXならではの魅力と合わせると、 楽天FXのMT4でスワップポイント目的の取引をするメリットは十分にあります。
楽天FXでは以下のツールが用意されています。
PC版だけでなくスマホ版のツールも提供されていますし、PC版のツールはインストール型とブラウザで動くタイプと好みのものを選べます。
本記事で特におすすめしたい楽天FXのツールはインストール型のマーケットスピードFX (MARKETSPEED FX) 。
マーケットスピードFXは2012年にグッドデザイン賞を受賞した珍しいFXツールです。
機能面だけでなく、 洗練された使いやすいデザインも魅力となっている取引ツールです。
40種類のテクニカル指標
10種類以上の描画オブジェクト
比較チャート機能
上記の機能が全て無料で出来るので、楽天FXを利用する方はぜひご活用ください。
楽天FXのMT4の特徴はVPSサービスを使える点です。
VPSサービスとは ネットワーク上で動く仮想サーバーです。
VPSを使用するとご自身のパソコンを24時間稼働させる必要がなくなります。
24時間自動で取引を行ってくれるMT4を使う上で、VPSサービスは必要不可欠な存在です。
VPSサービスを利用できると以下のメリットがあります。
パソコンに使う電気代節約
パソコンの摩耗を防ぐ
落雷や停電などのトラブル防止
VPSサービスを使うのは有料ですが、 それ以上にお得なのでMT4で自動取引を始める方はぜひ利用してみてください。
バックテストが可能な点も楽天FXの特徴のひとつです。
バックテストとは過去の為替変動のデータを用いて、 EAの性能を検証することです。
MT4を用いた自動取引ではEAの性能が重要です。
ご自身の取引スタイルに合った質の高いEAを使うことで収益率が高くなりますし、リスクも抑えられます。
実際にご自身の資金を使って取引開始する前に、過去のデータを用いてEAの検証ができるのはありがたいですよね。
またEAの検証をするときは過去のデータを使った検証と合わせて、実際の相場で使った場合の検証 (フォワードテスト) も実施しておきましょう。
楽天FXではMT4のデモトレードをすることも可能です。
FX取引には慣れていてもMT4を使った自動取引の経験がない場合、デモトレードでMT4の操作に慣れておくと安心です。
楽天FXのMT4のデモトレードをする手順は以下の通りです。
楽天FXのマイページにログイン
MT4のタブをクリック
デモ口座の開設ページに進みID・PW発行
デモ口座には有効期限があるので、ご注意ください。
仮に有効期限を過ぎてしまったら再登録も可能です。
ただしデモ口座から本番の取引口座への移行はできず、 MT4の専用口座を別途開設する必要があります。
楽天FX口座は、他のFX会社と比較しても口座開設の審査が厳しいというデメリットがあります。
審査に必要な項目は他社とあまり変わらないのですが、審査を通る条件として挙げられているのが「金融資産が100万円以上ある」という項目です。
そもそも楽天FXの最低単位は1000通貨なのですから、本来であれば1米ドルでも4000あれば始められます。
急な相場変動による損失に備えるとしても、3倍で考えると1万2000円の入金でも問題はありません。
しかし100万円以上の金融資産が必要となると、簡単に揃えることは難しいですし楽天FXを始めるのも躊躇してしまいます。
金銭的に余裕がある人はあまり気にならないデメリットですが、少額資金から始めたい人は口座開設前によく考えてみましょう。
楽天FXのスプレッドは、米ドル/円で0.2銭に原則固定されています。しかしこの取引を楽天FXのMT4で行った場合、米ドル/円で0.5銭に原則固定されスプレッドが広がってしまいます。
さらに楽天FXの取引で付与される楽天スーパーポイントも、MT4で取引を行うとポイント付与はありません。
つまり「楽天FX」でメリットとされている部分が、MT4を使用することで受けられないというデメリットになるのです。
そもそもMT4は「いかに本格的で確実性の高い取引ができるかを実現するツール」なので、その点をしっかり認識しておきましょう。
実は楽天FXは、過去に通信障害や不具合を起こして行政処分を受けています。
しかも行政処分は一度ではなく、2005年、2007年、2009年、2016年の4回で、買収したFXCMジャパンが受けた行政処分も含めると、楽天FXは過去に計5回の行政処分を受けているのです。
さらに2020年3月9日には、FXだけではなくすべての金融商品が取引できなくなるというトラブルも起こり、安全性や信頼性の面を疑問視する声も増えました。
不具合自体は10分後に解消されているのですが、 わずかな時間で大きな値動きのあるFX取引では無視できないトラブルです。
ネットを通して取引する以上、通信状況のトラブルは避けて通れない問題ではありますが、楽天FXのMT4にはこのようなデメリットもあることを心に留めておきましょう。
楽天証券で口座開設をする場合、一般的には「楽天FX口座」を開設します。 楽天FX口座を開設するときは、同時に楽天証券総合口座も開設しなければなりません。
楽天FXで取り扱っている通貨ペアは26種類で、注目度の高い「トルコリラ」「南アフリカランド」「メキシコペソ」も取り扱い可能です。 スプレッドは原則固定で業界最狭水準を誇っており、利益への影響をあまり気にせず取引できます。
さらに楽天FX口座で取引をすると、取引額に応じた楽天スーパーポイントも付与されるので、楽天ポイントを目当てに楽天FXを選ぶ人も少なくありません。
FXの投資でポイントが付与されるサービスは他にありませんから、 「取引をするだけでポイントが溜まる」というのは楽天FX口座の大きな魅力といえるでしょう。
プラットフォームは全4種類で、パソコンでもスマートフォンでも取引が可能なので、自分にあったプラットフォームを選んでみましょう。
楽天MT4口座は楽天FXにおいて、MT4を使用して取引をする場合に必要な口座です。
楽天MT4口座を開設するためには、条件として「楽天証券総合口座」と「楽天FX口座」の両方を先に開設する必要があります。
楽天FXでMT4を使用して取引する場合は、楽天FXの最狭水準なスプレッドは適用されず、少し広めに設定されたスプレッドで取引しなければなりません。
スプレッドが多少広くても、取引回数が少ないのであればさほど影響は出ませんが、もしMT4で スキャルピングを行うのであれば注意をしましょう。
さらにMT4による取引では、取り扱える通貨の種類も22種類になります。もし目的のペア通貨があるのなら、事前に取り扱いがあるかチェックしてください。
MT4を使用するだけでかなり楽天FX口座と違いがあるように思えますが、 ハイレベルな取引で大きな利益を得ることが目的なのであれば、楽天FXのMT4は決して悪くありません。
自分の取引スタイルや将来的な目標を定めて、MT4によるFX取引にチャレンジしてみましょう。
楽天FXのMT4には、パソコン版とモバイル版の2種類があります。 取引の注文や決済、チャートの確認、トレード履歴とデモを使用が主な目的なら、どちらを選んでも問題はありません。
しかしオリジナルインジケーターの使用や、EAの稼働と停止をコントロールしたいのであれば、必ずパソコン版を使用する必要があります。
MT4は 多彩なインジケーターが魅力的なツールなので、本格的なFX取引にチャレンジしたい人は必ずパソコン版を選ぶようにしましょう。
楽天FXのMT4は、世界のトップトレーダーも使用する本格的な自動売買ツールです。ある程度経験がなければ使いこなすのは難しいですが、多彩なインジケーターで構築されるプログラムは魅力的で、専属トレーダーを目指す人にいは欠かせません。
楽天FXでMT4の使用を検討するときは、MT4で得られる効果とメリットとデメリットをよく考慮して、自分の望む取引スタイルを実現してみましょう
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