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更新日:2020年06月01日 | 公開日:2020年06月01日

FXの取引可能時間や曜日はいつ?土日の使い方が勝敗を分ける

この記事のポイント

FX市場は平日のみ取引可能で土日は取引できない

勝つためには休日にトレードの振り返りや経済指標の確認が必須

明確な根拠がなければ短期トレード土日をまたいではいけない

FXで勝つにはたくさんの工夫と努力が必要です。

FX市場では取引時間が平日となっているため、休日に取引をすることはできません。しかし取引がない土日こそ、FXの腕を上げるために行動する時間なのです。

本記事では勝てるFXトレーダーになるための土日の有効的な使い方を紹介します。

気になるトピックをタップ!

FXの一日の流れ

土日にコーヒーを飲みながらFXをする男性

一般的にFX市場は平日なら24時間いつでも取引可能になっています。

しかし厳密にいうと東京やシンガポール、ロンドンなど様々な為替市場ごとに取引時間が決められており、市場を順に回ることで24時間の取引体制が整っているのです。

全体的な流れでは1日の市場はウェンリトンから始まり東京、シンガポールさらにロンドンへ移り、最後にニューヨークの取引が終了して、そのまま2日目のウェンリトンへと繋がります。

為替の一日の流れの注意点

市場はウェンリトンから東京、シンガポールロンドンに続いてニューヨークで終わりますが、取引自体は対応時間内ならどこの市場でも可能です。

FXは基本的に土日が休み

FXトレーダーの男性が土日に海辺で座っている

FXは平日はいつでも取引が可能になっていますが、土日の間に至っては取引が停止しています。正確には土曜日の早朝に市場が閉じて、月曜日の早朝に市場が開くということです。

例外としてイスラム教では安息日が金曜日のため、アラブ諸国では土日に市場が開いているところもあります。

土日以外には元旦とクリスマスも休み

元旦とクリスマスの日も休みに該当します。

具体的な時間帯では、クリスマスの日は日本時刻で日中であれば通常と変わらず取引できますが、 日本時刻で16時から翌朝に値する欧州や米国がメインの時間帯は、FX取引が停止してしまいます。

一方元旦では日本時刻でいうと元旦の朝まで取引可能です。新年の取引スタートは1月2日の朝からになります。

祝日でも為替は取引できるの?

FX市場の休みはこれまで紹介した土日と元旦、更にはクリスマスのみです。日本にはたくさんの祝日がありますが、 それらの休日は休み扱いにならず問題なくFX取引をおこなえます。

また各国の祝日でも問題なく取引は可能ですが、対応する通貨のレートが鈍くなることもあります。

その点も考慮してFXに取り組むことも必要なので、ポジションを持っている通貨の発行国の祝日は理解しておきましょう。

FXは365日いつでも始められる

FXをおこなうにはFX会社の口座開設が必要です。

口座開設自体はスマートフォンとパソコンのどちらからでも24時間365日で時間を問わずできます。 休日や夜でも問題なく行えるのでいつでも口座開設が可能です。

土日は基本的に取引が停止しているのでその期間中に口座開設を済ませておけば、月曜日からFXを始めることもできます。

土日でも中東レートは動く

土日に夕日を眺める中東のFX投資家

基本事項として土曜日と日曜日はFX業者が休日になっており、取引もできなくなります。

世界中のFX業者を見渡しても土日は休みになっているところが多いですが、 イスラム教徒が多数存在するアラブ諸国では集合礼拝が実施される金曜日を休日として扱うことがあります。

そのためアラブ諸国の一部の国では土日でも為替が動きます。

また、土日に大きなイベントなどが発生すると為替レート変化のきっかけになります。

ベテランの投資家になると土日でも情勢を確認することで、週明けの為替レートがどう値動きするか予想をたてて投資をしている人が多いです。

土日を挟んで生まれるFXの「窓」とは

FX投資の息抜きで土日に開けている窓

イスラム教徒のアラブ諸国住民は金曜日を休日としており、代わりに土日も休みとならず為替レートも土日の間も変動することを紹介しました。

このようにアラブ諸国のFX業者によって変動する為替レートを「中東レート」といいます。

この中東レートによって「」と呼ばれる現象が発生します。

土日に為替レートが動かないアラブ諸国以外の国では土曜日の朝に取引が中断され月曜日の朝になると再開されますが、その間に動いた中東レートの分だけ影響を受けます。

そのため、普段はつながっているチャートのロウソク足が、土曜日の終わりと月曜日の始まりの段階で開きが出るようになるのです。

中東レートは土日にそこまで大きな変動をすることがないですが、経済的な動きやネガティブな事象が発生すると窓に大きな開きが出ることもあります。

土日を迎える前に決済しておくのが常識

窓に対するFXトレーダーのスタンスとして、長期投資を主とする人はそのままポジションを維持する場合が多いです。

一方でスワップポイントを狙わないトレーダーは、取引が中断する土日になる前にポジションをしまうのが常識となっています。

もし土日の間に中東レートで大きな値動きが起こると、月曜日に発生する窓が広がるでしょう。 土曜日にポジションをしまい忘れることで窓の大きさによっては大変な損失を被ってしまいます。

もちろん 狙ったとおりに窓が発生することで利益を出せることもあるでしょうが、その行動はもはや投資ではなくギャンブル思考です。順当に勝ちを積み重ねたいなら、そのような行為は控えるべきです。

窓は閉まる事が多い

中東レートの値動きによって発生する窓ですが、発生後は元の水準まで戻っていく法則があります。必ずしもそうなるわけではありませんが、過去の為替相場でもそうした動きがよく見られています。

この値動きは「窓埋め」と呼ばれています。窓埋めが予想できるということは、値動きの予想が立てられることを意味します。

月曜日の早朝に市場が再開した段階で、予想できる窓埋めに従ってポジションを取ることで利益を狙えるでしょう。

FXで土日にポジションを持ち越す時に注意すること

FXに関して警告する黄色いカードを持った男性

FXでは投資スタイルはさまざまにあるように、長期投資といった土日でもポジションを維持し続ける場合もあります。

また基本的にスキャルピングでは土日を迎える前にポジションをしまうのが普通ですが、 取引停止になる前にポジションをしまうために意識することや、ポジションを持ち越してしまった際の注意点を解説します。

マーケットとFX会社の取引時間が違う

まずスキャルピングなどの投資手法で土日にポジションを持ち越さないために、 利用するFX会社の取引時間を把握しておきましょう。各FX会社では取引の開始時間と終了時間が別々に設定されています。

あなたの利用するFX会社の取引時間を完璧に把握しておかないと、長期取引でもないのに土日にポジションをまたいでしまうかもしれません。

また平日の早朝でも取引量の少ない時間を見計らって、FX会社がメンテナンスを行うこともあります。その際、場合によっては早朝の決済が遅れ大きな損失を被ってしまうことも。

不慮の損失を回避するためにも、それぞれの会社の取引時間は各会社の取引概要から、必ず確認しておきましょう。

さらに特殊な事例としてクリスマスから年末年始にかけて営業時間を短縮する会社も多く、会社ごとに取引時間がさらに変動します。

週明けのレート変動に最大限注意する

ポジションを週末までまたがない方がいい理由のもう一つに、「窓開け」があります。窓開けは土曜日朝と月曜日朝の値動きに空白が発生することです。

発生する窓は2種類に分けられ、上昇相場から始まる場合は「ギャップアップ」と呼ばれ下降相場から始まれば「ギャップダウン」となります。

仮に買いポジションを持ったまま休日を挟み、月曜日にギャップダウンから始まるとします。

始値が損切り価格に届いていなければ大きな問題はないでしょう。 しかし始値が損切り価格よりも大きく下回ることで多大な損失が発生してしまうため、土日をまたいでポジションを維持しないほうがいいといわれています。

含み損がある状態で損切りするのが怖くても、窓開けによってより大きな損失を防ぐために必ずポジションを閉じておきましょう。

FXで土日分のスワップはいつもらえる?

FX取引をしながら腕時計で時間を確認する男性

長期投資の収益点であるスワップポイントは、基本的に毎日付与されます。 土日の分も必ず付与されますが、FX会社によって付与日は異なります。

例えば水曜日が付与日の会社では、当日分と土日のスワップポイントをまとめて受け取ることになります。このような土日を合わせた付与日は、スワップ3倍デーと呼ばれており、スワップポイントはクリスマスや年末年始など休日に関係なく受け取れます。

スワップポイントを狙い長期投資を行う投資家も多く、スワップ3倍デーを目当てにする人もいるほどです。

FXは月曜朝と金曜夜にどう動くかが重要

FXで勝つために重要なことが金曜日の夜と月曜日の朝の動きです。 ここの動きを大切にすることでFXの勝率を上げることも十分可能になっています。週末の基本的な行動を整理していきます。

月曜朝は窓埋めしつつ流れを掴む

月曜日の早朝は発生した窓が閉まる、窓埋めの発生率が非常に高いです。このタイミングは勝率の高いタイミングとされているため、積極的に狙っていきましょう。

また窓埋めが進まない状況に備えて損切り注文も入れておくのも重要です。窓埋めが発生すると信じて待っていると、大損する恐れもあります。

負ける時は負けるのがFXなので、大負けを防ぐために損切りも心がけるようにしましょう。

取引可能な時間はFX会社ごとに多少変わる

各FX口座の取引可能時間

商品名

夏時間

冬時間

DMM FX

月曜7時〜土曜朝5時50分

月曜7時〜土曜朝6時50分

外為どっとコム

月曜7時〜土曜朝5時50分

月曜7時〜土曜朝6時50分

YJFX

月曜7時〜土曜朝5時50分

月曜7時〜土曜朝6時50分

GMOクリック証券

月曜7時〜土曜朝6時00分

月曜7時〜土曜朝7時00分

ヒロセ通商

月曜7時〜土曜朝5時00分

月曜7時〜土曜朝6時00分

JFX

月曜7時〜土曜朝6時00分

月曜7時〜土曜朝6時00分

FXブロードネット

月曜7時〜土曜朝5時55分

月曜7時〜土曜朝6時55分

外為オンライン

月曜7時〜土曜朝5時55分

月曜7時〜土曜朝6時55分

SBI FXトレード

月曜7時〜土曜朝5時30分

月曜7時〜土曜朝6時30分

金曜日の夜は激しい動きに注意

金曜の夜は休日の前日だけあって、ポジションを閉じるトレーダーが多いです。 そのため平日よりも相場が変動しやすく、トレンドが読みにくくなっています。

プロのトレーダーでも荒れた相場を好まない人は多く、金曜日の夜の取引を避けることが多いです。

自分の勝率が高いタイミングで勝負をかけるからこそ利益を積み重ねていけるので、 予想外の値動きをしやすい荒れた相場ではプロは取引を控えています。

安定した収益を狙っているなら、金曜日の夜は取引の頻度を見直す時間かもしれません。

金曜日の夜のFXは慣れてから

金曜日の夜のような荒れた相場は、トレンドに沿ってエントリーをおこなうトレーダーでは難しい相場です。

しかし逆張りスキャルピングを得意とするトレーダーは、そのような荒れた相場を狙ってポジションを入れることもあります。

逆張りはテクニカル分析によって数多参戦している投資家の思考を分析して、タイミングを見計らいます。

金曜の夜など荒れた相場で利益を出したいなら、 テクニカル指標の読み取りに慣れていかなければいけません。

FXで土日も効率的に活用するコツ5選

FXをコツを星5つで表す男性

FXでは平日の間はずっと取引をすることが可能で、ルールに則って取引を繰り返すと精度も上がり勝ち星が積み重ねっていきます。

絶え間ない実践が可能な平日があるからこそ、取引が停止される土日の過ごし方は重要になります。FXで安定した利益を出し続けたいなら、これから紹介するコツを実践してFXで勝てるトレーダーへと成長していきましょう。

FX関連の勉強に励む

FXの世界で利益を出すにはまず第一に取引をおこなうことが絶対条件ですが、同時にFXで勝率を上げるための勉強をすることも必要です。

現代では多くのトレーダーが本やインターネット上でFXについての情報を公開しています。

実践と学習が合わさることで効率的にFXについての理解度が深まり、勝率も高めることができるでしょう。

また一部のFX会社では休日でもデモトレードが開かれています。デモトレードで腕を磨くのもおすすめです。

しっかりと休んで月曜に備える

人間は根を詰めすぎると、どこかでガタが来て体調を崩してしまいがちです。 特にFXという自分の資産を活用した取引では、少なからずあなたの精神が疲弊するでしょう。そのような人には休日をしっかり休むことをおすすめします。

休日に取引の見直しや新たな知識を得ることも重要ですが、取引はあなたの心身が整ってこそ万全に実行できるものです。

休日は取引ができないので、少なくとも平日ほど焦ることもないです。体調を整えてしっかりと疲れを癒やしましょう。

新しい知識を得るにしても、十分に心身をリフレッシュしてからの方が効率のいいインプットができます。

何ができて何が足りないのかを整理する

物事を上達させるコツは「敵を知り己を知る」ことです。自分が今の状態でできないこと、できることを明らかにしましょう。

ただ闇雲に取引を繰り返しても、安定した利益を積み重ねることはできません。

FXの世界ではプロのトレーダーが精錬された論理と経験を元に、実践を積み重ねています。 同じ世界で勝負をするなら思考停止状態で稼げるわけがありません。

今すぐプロと同じようにできなくても、自分のスキルや1週間の振り返りをする時間をとることで自分が足りていないところを理解し、その点を改善していくことで次第にFXで勝てるようになるのです。

1週間の相場を分析して検証する

スキルアップを図る方法の1つが相場の分析と検証です。自分が取り組んだ内容を分析して1週間の相場の流れを理解しましょう。

さらに1週間の相場とは別に中長期的なトレンドも把握しておくのもおすすめです。局地だけでなく全体的な流れも把握することで、損失を抑えることにもつながります。

また相場の変動は主にファンダメンタルズとテクニカルが影響しています。これら2つの要素をチェックする方法をこれから解説します。

翌週のイベントをチェックして予定を立てる

翌週のイベントなどといった政治的要因をファンダメンタルズ的要因といいます。 翌週のファンダメンタルズを把握するために必要なのは、次週に発表される経済指標を確認することです。

経済指標は小さなものまで含めると1日に何種類もあるので、とても追いきれるものではありません。そのためまずは重要な指標のみおさえておきましょう。

重要な指標には「各国の雇用統計」や「政策金利発表」などがあります。これらはスワップポイントの変化や関連する通貨ペアに影響を与えると考えられており、重要とされています。

このように大事な要素はメモにまとめてすぐに見返せるようにしましょう。また経済指標を知ることでそのポイントを境にどのような値動きがあるかを監視することもできます。

経済指標による値動きは癖があることも多いのでよく観察してみましょう。

テクニカルはチャート分析を徹底的に行なう

テクニカルではチャートの分析を行うことで取引に参加したトレーダーの心理と値動きの関係をつかめます。

チャート分析は用意されている豊富なテクニカル指標を活用して、様々な要素で分析が可能です。 テクニカル指標ごとに明らかとなる要因が異なるので、多くの指標を試してみるといいでしょう。

勝率の高いトレーダーは土日のような休憩時間を活用して、チャート分析を行なっています。

検証に時間をかけることで、過去のチャートで勝てた理由や負けた理由が明らかになります。そうして詳らかになった事実を検証するために翌週の相場で実践を行うのです。

勝てるトレーダーを目指すならチャート分析は必須です。1日中引きこもる必要はありませんが、必ず分析を行いましょう。

中長期トレンドは確実に頭に叩き込んでおく

短期取引をメインにしている方は、短期の値動きを確認する時間が長くなりがちです。もちろん一番身近なトレンドを把握することは必須ですが、短いスパンのトレンドだけをみて、大きな視点を持たないのは危険です。

勝てるトレーダーは自分が短期取引をメインにしている場合でも、必ず中長期トレンドを確認しています。なぜなら中長期トレンドを知ることで大局的な流れを把握でき、取引の助けになるからです。

逆にいうと全体的な流れを知らずに取引をしてしまうと、発生する損失が大きくなる可能性もあります。

例として短期トレードしているとします。1分足でチャートを確認しており順張りロング (買い) をしました。しかし中長期トレンドでは強い下降状態にあり、ポジションを取った後に価格が大きく下落してしまいました。

この結果大きな損失を受けたことになりますが、これは全体的なトレンドを理解することで防げた損失だったといえます。土日の復習の際は、全体的なトレンドも含めて検証するようにしましょう。

FXの土日取引について まとめ

土日のFXチャート

これまでFXで勝つために土日の効率的な使い方を紹介してきました。FXでは平日は24時間取引が可能であるがゆえに、自分の取引や全体の流れを把握する時間が確保できないこともあります。

土日はあなたの投資の技術を底上げするためには、チャート分析やファンダメンタルズの把握、自身のスキルの把握などが重要です。

溜まった疲れを癒やすことも必要ですが、勝率を上げるための行動も怠らず取るようにしましょう。

執筆者情報

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FX部 | 【外国為替の投資情報】サイト
FX部 編集部
情報量圧倒的No,1 - 初心者のためのFX・外為投資情報の専門サイト【FX部】の編集部です。FXの始め方や外国為替の買い方、投資のコツを中心にさまざまなコンテンツをお届けしていきます。また、国内・海外のFX会社・口座を『人気ランキング』や『スプレッド・手数料』などから比較し、みなさんに本当におすすめの口座をご紹介!

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