ロスカットは資金を守るために執行される
トライオートFXの証拠金維持率は200%を目安に
ロスカットを避けるにはレンジ幅を広くする
FX取引ではロスカットを意識することが大切です。しかしFX会社によって、ロスカットの条件は異なります。
本記事ではトライオートFXのロスカットルールや、注意点についてご紹介します。トライオートFXのロスカットを防いで利益を上げる方法もお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
ロスカットを避けるため、証拠金維持率がどれくらい下がれば強制的にロスカットされるのか、きちんと把握しておきましょう。
ロスカットとはどんな状態を指すのか、ご説明します。
「ロスカット」とは 証拠金維持率がある値を下回った際に、保有しているポジションすべてが自動的に強制決済されることです。
予想とは反対に相場が動いた場合に 大きな損失が発生すると、証拠金維持率は下がります。設定された証拠金維持率を下回れば、強制的にロスカットされ、証拠金のほとんどを失ってしまうのです。
もしロスカットを設けなければ、預けた全資産を失う可能性があります。ロスカットは損失の拡大を防ぐための手段です。
相場が急変して資産以上の損失が生じるケースもありますが、基本的に資産は守ることを目的としています。
FX取引を行うためには、最低でも取引額の4%の証拠金が必要です。たとえば100万円の取引を行いたいなら、4万円を要します。
「証拠金維持率」とは、必要証拠金に対する有効証拠金の割合のことです。証拠金維持率と有効証拠金、必要証拠金は次の式で求められます。
証拠金維持率:有効証拠金÷必要証拠金×100
有効証拠金:証拠金-含み損・含み益
必要証拠金:取引レート×取引数量÷4% (※レバレッジ25倍)
なおロスカットの基準となる証拠金維持率は、FX会社によって異なります。
トライオートFXでは、口座に入金した資金を証拠金とみなします。自動売買の設定をすると、設定分の証拠金は出金できません。注意しましょう。
そして トライオートFXの証拠金は両建ても片方でも可能な、MAX方式です。
売りと買いのポジションをどちらとも持つことを「両建て」といいます。売りと買いの証拠金を比較し、多いほうを証拠金とするのがMAX方式です。
証拠金が少なければ資金効率を高められ、利益が出やすくなります。
トライオートFXの証拠金は、パソコンの取引画面で確認できます。画面の上部に「必要証拠金」「発注証拠金」と書かれ、それぞれ金額が示されているはずです。
必要証拠金とはすでに保有 (使用) しているポジションの証拠金で、出金したいなら保有ポジションを決済しなければなりません。
発注証拠金とはこれから増やす予定のポジションに対する証拠金で、設定と注文をキャンセルすれば出金できます。
スマートフォンでは証拠金を確認できないので、注意しましょう。
FXのロスカットについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
トライオートFXのアラートと、ロスカットルールについてお伝えします。
トライオートFXの証拠金維持率が150%以下になると「プレアラートメール」、120%以下になると「アラートメール」が送信されます。
ただし相場が急激に変動して証拠金維持率が急に大きく下回ると、ロスカットが執行され、メールは送信されません。 証拠金以上の損失が生じる可能性もあるため、注意してください。
なおアラートメールは登録したメールアドレスあてに届きます。
ロスカットの判定で 証拠金維持率の基準以下になってしまうと、自動売買注文はすべて取り消され、マニュアル注文も含めすべてのポジションがロスカットされます。
トライオートFXのロスカットの基準はレバレッジによって変わり、具体的には以下の通りです。
ロスカットの判定間隔は証拠金維持率が200%超なら約5分、200%以下なら約1分です。
毎秒ロスカットの判定を行っているわけではないため、相場が急変するとロスカットの執行は遅れます。必ずしも資金が守られるとは限らないため、注意してください。
取引額の4%の証拠金を用意すれば、FXの取引をはじめられます。しかし最低限の証拠金で取引するのはおすすめしません。
証拠金の最少額はレバレッジを最大限かけたときの金額で、ロスカットされる可能性が高い状態です。
ロスカットされなくても、最少額で初回の取引を行って損切りをすれば、FX取引の継続はむずかしいでしょう。 証拠金はギリギリの金額ではなく、余裕を持って入金してください。
トライオートFXでは レバレッジありの場合、証拠金維持率が100%以下になるとロスカットされます。
ギリギリの資金で運用していてはロスカットのリスクが高いため、 少なくとも証拠金維持率の200%以上をキープするように資金管理しましょう。
ただし有効注文数、保有ポジション数が多いケースでは、ロスカットが完了するまでに時間がかかる可能性があります。注意してください。
証拠金維持率が下がってロスカットのリスクが高まった場合には、有効証拠金を増やすことがポイントです。有効証拠金が増えれば、証拠金維持率が上がってロスカットを防げます。
口座に入金して有効証拠金額を増やすと証拠金維持率は上がり、ロスカットのリスクをおさえられます。入金額が少ないとあまり効果はないので、証拠金維持率が上がるように入金しましょう。
また 保有ポジションの一部を決済し、必要証拠金額を減らすという方法も有効です。取引数量が多いポジション、または レバレッジが高いポジションを決済しましょう。証拠金維持率が大幅にアップします。
ロスカットを防げば利益を上げることにもつながるので、証拠金維持率は定期的にチェックし、資金管理もきちんと行いましょう。
トライオートFXで強制ロスカットを避けるためには、レンジ幅を広くしてレバレッジを下げることが大切です。
トライオートFXで取引を行う際、想定レンジを設定します。たとえば「米ドル/円なら75~120円で動くだろう」と想定したレンジのことです。
レンジよりも外側に出てしまうと、強制ロスカットが執行されます。強制ロスカットを避けるために、レンジは過去最高値と最安値で設定するのがおすすめです。
たとえば豪ドル/NZドルなら、想定レンジは1.45~0.95に設定します。1.45よりも高い、または0.95よりも安くなれば強制ロスカットです。強制ロスカットの確率は非常に低くなり、安心して運用できます。
しかし想定レンジを広くすると必要資金が増加し、利回りが下がるというデメリットもあるので注意しましょう。利益が出にくい状況を自ら招いています。
年間利回り5~10%を目安に設定するのがおすすめです。
FX取引では自分の判断で利益確定したり、損切りをしたりしなくてはなりません。もし判断に自信がない人は、自動売買セレクトの活用もおすすめです。
自動売買セレクトは、トライオートFXを運営しているインヴァスト証券が、何度もテストを繰り返してつくったプログラムです。
自動売買セレクトに運用を任せれば、設定した通りに取引してくれます。 面倒な設定は必要なく、プログラムを選ぶだけなので非常に便利です。
また自動売買の設定を自分でカスタマイズし、利用することもできます。
ただし自動売買セレクトにすべて任せきりにするのは危険です。ロスカットを避けるための資金管理は、自動売買の場合にもしっかり行いましょう。
トライオートFXの推奨証拠金、最低金額について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
トライオートFXのロスカットに関するよくある質問もご紹介します。
ロスカットされた後は、必要証拠金以上の発注可能額があれば取引できます。
しかしロスカットされた場合、 自動売買注文はすべて稼働を停止するため、再稼働または新たな自動売買注文の作成を行ってください。
証拠金の預託金額に対して過大な量の取引をさせないため、自動売買注文数と取引数量に気をつけましょう。
ロスカットライン (ロスカットの基準) を変更することはできません。トライオートFXを運営する、インヴァスト証券が決めたロスカットラインに従います。
ロスカットされたかは取引画面で確認できます。
照会画面の右上にある「別画面で開く」をクリックしましょう。自動売買注文の「更新履歴」をクリックし、操作種別に「ロスカット停止」と表示されています。
ロスカットされたポジションの約定履歴は「約定照会」で確認可能です。開始日と終了日を決め、「表示」をクリックします。約定日時で損益などを確認しましょう。
なおロスカットされた場合、登録したメールアドレスにロスカット通知メールが届きます。
トライオートFXのロスカット手数料は無料です。
しかしロスカットになると大きな損失を出すことになるためきちんと資金管理を行いましょう。
トライオートFXの手数料について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ロスカットは大切な資産を守り、損失の拡大を防ぐために欠かせない手段です。
トライオートFXでは基本的に、 証拠金維持率が100%以下になると強制ロスカットされます。ギリギリの資金で運用するのではなく、 証拠金維持率は200%以上を保つのがおすすめです。
ロスカットを防いで利益を上げるには、有効証拠金は増やして、必要証拠金は減らしましょう。レンジ幅を過去最高値と最低値で設定するのもおすすめです。
資金に余裕を持ち、ロスカットを避けながら取引を行いましょう。
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