FXのスキャルピングまとめ！短時間で利益を出せるトレード手法も詳しくご紹介！

FXトレードをする中で思うように時間を割けず、生活との両立に苦労している人は小さい空き時間を活用する スキャルピングトレードが適しているかもしれません。

近年の副業ブームに伴い、仕事の合間にもできる点から注目されつつあるスキャルピングですが、 予め抑えておかなくてはならない知識が多いのも事実です。

今回の記事ではそんなスキャルピングの基礎的な内容の解説に加え、 おすすめのFX会社や用意すべき周囲の環境などについて深く掘り下げていきます。

FXの手法「スキャルピング」とは

そもそもスキャルピングとは超短期間、それも数十秒単位の間にエントリーと決済を繰り返し、 小さい利益を積み上げていくトレードスタイルの一種です。

他の取引と比べてもすぐに結果をだせるため負担が少なく、自分のタイミングで取引を行えるので生活を比較的圧迫しません。

他人に比べて時間が限られているトレーダーにはお勧めの手法であると言えます。

FXのスキャルピングは稼げる手法なのか？

デイトレードよりも確実

中長期のトレードに比べ極端な為替変動や利確逃しといった状況が少なく、 大幅な損失の前に損切り等の対応もできるため損失に強いです。

デイトレードは大きく失うリスクに加え、日々のストレスもある程度覚悟しなくてはならないため、 生活とのバランスを考慮すると適した人は限られます。

そのため、デイトレードからスキャルピングトレードに乗り換える人は一定数いるのが現状です。

高い分析力と反射神経が必要

ただその代わりと言っては難ですが、短期間の間にプラス・マイナスの分析や判断と決済に至る必要があり 取引1回あたりの体力消費は他に比べ大きいです。

集中的にチャート画面に釘付けでいるため集中力も動にに求められるため、 人を選ぶトレードスタイルであるといえます。

ただ切り上げるタイミングも自分で決められる要素が大きいので、無理ない範囲で続けることでこの問題は解決します。

FXでスキャルピングをするメリット

ロスカットのリスクが少ない

デイトレードといった中長期の取引の場合は就寝時やFXに手が回せないタイミング等で為替の変動を見落とし、ロスカットから 大きい損失を招くケースがあります。

ですがスキャルピングトレードの場合日を持ち越す事もあまりなく、為替変動も被害が軽微の内に手放すことが大半のため、 ロスカットのリスクが少ないです。

短い期間で経験を積みやすい

FXトレードは初心者の内は取引の数が何よりもの経験、武器になります。

その点スキャルピングトレードの場合は短期間に何度も低リスクで取引をくり返す 仕様上、他に比べ経験が積みやすいです。

貴重な学習の環境としても適しており、 おすすめ出来るトレードスタイルと言えます。

結果がすぐに分かるのでスキマ時間の取引にも向いている

仕事の合間などでも、スキャルピングトレードはすぐに結果が判明する 超短期取引であるため、これといった支障もなく行えるでしょう。

短い休憩や仕事帰りといった隙間時間にエントリーや決済、結果の確認とそれぞれこなせるため、 忙しい人や変則的な生活習慣の方でも問題ありません。

FXでスキャルピングをするデメリット

ポジポジ病になりやすい

初心者がトレードを始める際、取引で決済のタイミングを掴めず 、ポジションをどこに定めればいいかがわからなくなり狼狽してしまいがちです。

ポジポジ病とは、トレーダー間でそういった狼狽する様や招くマイナスを指す言葉として浸透している FXトレード用語の一つです。

そしてスキャルピングは、毎度の取引でポジション取りが極めて重要であり、その頻度から他よりも 「ポジポジ病」を招きやすい傾向にあります。

高い分析力と集中力が必要

先にも述べたように、スキャルピングトレードは短期間で幾度も取引を重ねるため、デイトレードよりも 高い集中力や分析力が求められます。

そのため初心者や環境が整っていない場合に大きい疲労・負担となり、生活に支障をきたす恐れがあるため、 下準備無しで初心者が飛び込むのは危険です。

こういった点から利益を生みやすい反面、やるからには 他のデイトレード以上の心構えで取り組む必要があるでしょう。

FXの手法スキャルピングが向いていない人

感情的な人

スキャルピングトレードは他のトレードスタイルよりも取引回数が多いため、 感情的に1つの取引に一喜一憂していられません。

ましてや1取引の正確な利確や損切りのタイミングを熱くなり見誤ってしまっては、トータルの得る利益も大きくマイナスに変わってしまいます。

「損切りを躊躇い含み損が大きくなってしまう」「利確を焦り、利確幅が小さくとどまる」といったケースにならないよう常に冷静でいるよう心がけましょう。

気持ちの切り替えが苦手な人

スキャルピングトレードにおける一度の損失は、中長期のトレードに比べて圧倒的に軽微であるケースがほとんどです。

ですがそんな1つの損失に足を取られ深く失意のままだと、当然 思うように取引を続けられず正常な判断すら難しくなるでしょう。

深くより深くと考えすぎず、気持ちをしっかりと切り替え次の取引に臨めなくてはスキャルピングトレーダーは勤まりません。

スキャルピングトレードと言っても、 100%勝てる取引では無いという点をしっかりと忘れないように取り組無用にしましょう。

どの資産運用にも言えることですが、 失敗した時も後悔ではなく分析を真っ先にする姿勢が大事です。

時間管理が苦手な人

スキャルピングでは一秒単位の為替の変動が重要でそれぞれに分析の時間を要するため、なおさら 他のトレードよりも時間を無為にはできません。

短期間とはいってもチャートを見る時間・生活の隙間時間はそれなりに消費しているので時間を有効に使えなければトータルの利益も伸びないでしょう。

集中力を求められる点から、集中できずだらだらと時間だけかけていても意味がなく、 自分がもっとも集中できるタイミングでドッと行うことが肝要と言えます。

集中できる時間を有効に使うべく、普段からマーケットの情報や世界情勢に 深くアンテナを張り、分析の糧を収集しておく姿勢が非常に重要です。

資金管理が苦手な人

スキャルピングトレードは利益を確保しやすいトレードスタイルではあるものの、損失が出ないトレードでは当然ありません。

そのため時に「先ほどの損失を補うべく大きな一手に出る」「1日の目標まで無理に利益を伸ばそうとする」といった行動をとる人が一定数います。

ですが結局は最終的に得た利益が重要であるため、 「見合わぬロット数で取引」「毎日の平均目標を定める」といった行動はしないようにしましょう。

どれも自分の資産管理が手薄になっている際に、ついついひとつ前のトレードが頭をよぎり「今回だけなら」といった具合にやってしまいがちな行動です。

ですが次の取引や資産、 レートの流れを意識した冷静沈着な姿勢で回避できるでしょう。

FXのスキャルピングで勝つための手法

自分の得意な分析手法を1つ極める

中長期のトレードであったならばしっかりと時間をかけ、多方面から分析して舵を切ることも出来ますが、 スキャルピングトレードではそうは行きません。

数秒単位の判断して即決断・即行動しなければならないため、分析にも多くの時間は割けません。

ですが当然めちゃくちゃな決断もできないので、 1つ手慣れた得意な分析手段を極めて気軽に使いまわせるようにしておいた方がいいでしょう。

スキャルピングでもメジャーである有効な手法を以下にまとめました。

また、上記全ての手法・セオリーに手を伸ばすのではなく、まずは1つ 最も得意と言える分析手段を極めたほうが結果的に取引がスムーズに進みます。

スキャルピングに適した時間に取引する

スキャルピングには適した時間帯というものが存在します。

世界中の人が取引している為替には人の心理が色濃く反映されているため、レートの動きには 「利益を伸ばせる時間帯」といったムラがあるわけです。

スキャルピングトレードをする際は、 適した時間に併せて効率よく利益を伸ばしていくのがおすすめです。

以下の様な時間帯には値動きが活発になります。

NY市場のオープン時

NY市場はロンドン市場の次に取引量が多く、米国の取引量は毎年平均約2割ほどがNY市場で動いていたりと、非常に活発な市場の一つです。

NY市場がオープンするタイミングは非常に多くの取引がなだれ込み、 レートも急激に大きく変動する傾向にあります。

後述するロンドン市場とオープンのタイミングが被った際などには かなり大きな変動が見込めるので絶好の狙い時であると言えるでしょう。

ロンドン市場のオープン時

イギリスのロンドン市場は必ずと言っていいほどオープン時の動きを抑えておかねばならない市場です。

イギリスは 最もFXの取引量が多くトレードの盛んな国であり、世界中の約4割の取引がイギリスで行われています。

その規模の大きさから、NY市場をも越える莫大な取引量がオープン時にはさらに増加するためレートの大変動はほぼ必至でしょう。

こちらも スキャルピングをする上で非常に動きが大振りになる狙い目です。

月曜日の早朝

上記2種類の市場オープン時に加えて、世界中の金融機関が閉まる土日明け、つまり月曜日の早朝はかなり大きな変動が見込まれます。

土日の合間に取引を行いたい各トレーダーの 注文・決済が市場の開く月曜日に殺到するため、月曜だけ取引量が極端に増えてレートは大きく変動するわけです。

最も早く市場が開く、ニュージーランドのウェリントン市場は開始時間が夏時間は6時、冬時間は7時となっているため、 月曜の中でもこの6～7時がおすすめです。

値動きが激しい通貨を選ぶ

値動きの激しい通貨ペアを取り扱うことでふり幅が大きくなるため、得られる利益は大きく飛躍的に上昇します。

取り扱う通貨ペアの 変動が激しいと高値・安値の幅が大きくなっていくため、エントリーも判別しやすく、短時間でもしっかりと稼げるでしょう。

ただし、変動が激しい通貨ペアはファンダメンタルの側面に強く左右される傾向にあり、 安定した通貨ペア以上に深く情報を抑えておく必要があります。

取引量が多いメジャー通貨を選ぶ

値動きの他にも取引量も考慮する余地があり、一般的にスキャルピングに適した通貨は米ドル・ユーロ・日本円といった取引量が極めて大きい通貨です。

取引量が多いと結果的に 値動きも大きく変動して利益を伸ばすチャンスとなり得ます。

扱う通貨ペアは 取引量・値動きの大きさのそれぞれで見極めるようにしましょう。

FXの手法スキャルピングをするときのポイント

自分の取引ルールを決めて守る

ここでいう自分の取引ルールとは、 「ここでレートが変われば即決済してそれ以上の利益を追わない」といった自分に課す売り買いの線引きを指します。

この線引きの有無はスキャルピングトレードにおいて大きく作用し、 利益・損失が大きく変わってきます。

判断基準があやふやなままだと、深追いしたり損切りを躊躇ったりとスキャルピングに不相応な大きい損失を招く可能性があるためです。

損切りは徹底する

自分の抱える含み損が判断基準としている許容の線引きを越えたら、先延ばしにせずしっかりとその場で損切りをするようにしましょう。

これは損失が受け入れられず、 「プラスに転じるかもしれない」といった考えによって、後の取引何十回分もの損失を招く恐れがあるためです。

損失が僅かであるうちに損切りして、 切り替えて次の取引に取り組むようにした方が安全に利益を増やしていけるでしょう。

国内FX業者を利用する

海外のFX口座は国内の各業者に比べて圧倒的に 出金トラブルや 詐欺被害が多いため、別段理由が無ければ国内のFX口座を利用する方が賢明と言えます。

スキャルピングは海外であっても禁止にしている業者が多いため、これといって差別化出来る点はなく、 スプレッドも国内よりも高い業者が多いのが現状です。

レバレッジや手数料といった数字だけで海外業者も視野に入れて模索するのは危険なので注意するようにしましょう。

FXの手法スキャルピングで活用したいテクニカル指標

移動平均線

移動平均線はトレーダーのほとんどが抑えているテクニカル指標といった位置付けで、 全体で見た相場の流れを把握しやすくしてくれます。

相場の流れを把握することで、 売り・買いそれぞれのエントリータイミングを見出しやすくかなり判断も容易になり、取引の平均スピードを上げられるでしょう。

平均線が示すサインも大きく分けて2パターンのため、とりあえず最初はこれを抑えておくといいかもしれません。

MACD

MACDは対極的なトレンドを把握する機能に長けたテクニカル指標の一つで、 ゴールデンクロス・デッドクロスといったサインから読み解いていきます。

ゴールデンクロスは「買い」デッドクロスは「売り」のエントリーをするのが基本的な考え方です。

ただ、ゴールデンクロス・デッドクロスは動きに反する 「だまし」も発生しやすい指標のため、トレンドの逆張りといった動きは危険なので注意しましょう。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは中心線から 幅が収縮したり拡大したりする動きをサインとして、幾つかのパターンに分類しエントリータイミングを掴んでいきます。

基本的に順張りであれば、バンド幅の拡大時がエントリータイミングといえます。

また移動平均線と同じエントリーの方向で分析でき、併せて考察材料にするトレーダーが多いのでどちらかと セットで抑えておくと非常に重宝するでしょう。

フィボナッチリトレースメント

フィボナッチリトレースメントは過去の相場の値動きを判断材料として、先の値動きの予想を立てていくツールです。

上昇・下降相場それぞれの再度上下するタイミングといった、 未来のチャートの反転タイミングを表示してくれます。

必ずしも反転するわけではないものの、未来の反転するおおよその目処が立つことで 比較的楽にスキャルピングの判断ができ、使いこなせると非常に便利です。

マルチタイムフレーム分析

マルチタイムフレーム分析はそれぞれ異なる複数の時間足チャートからエントリーするポイントを探していく手法です。

チャートは 時間足の長い方が短い足よりも大きく相場に影響を与えるため、1分足では判断の難しいサインも15分足をみると確信が得られたりします。

自分の主軸とする時間足の確証を得るべく、余裕があれば確認という形でこうした 別の時間足も参考として読み解いて見るのもいいかもしれません。

エリオット波動

エリオット波動は 「チャートには一定の規則性があり、5回の上昇と3回の下降で1つのサイクルとなっている」という考えに基づいたテクニカル分析の一つです。

エリオット波動を当てはめるとチャート上の反転タイミングがあらかじめ決まっているので、比較的労さずともエントリーを待ちに徹することが出来ます。

また トレンドラインを併用して引くことで、エリオット波動の動きの可視化も可能です。

FXの手法スキャルピングを有利にする環境を作る

MT5を使う

取引画面のチャート上でも問題こそありませんが、より深い分析をする上では MT5といったFXトレードのプラットフォームはほぼ必携でしょう。

テクニカル分析に欠かせない 多くの指標を示す詳細なチャートはトレードスタイルを問わず助けとなってくれます。

複数のモニターを用意する

複数のチャートや情報を見比べ、素早く判断を下す上で1つのディスプレイで全ての情報を処理するのは何かと画面が忙しく、快適とは言えません。

複数のモニターを用意することで、同時進行で異なるチャートを見比べられ、 他にも片方で分析、もう片方で注文画面の進行といった動きが可能になります。

ある程度しっかりとFXトレードをしていく上では、 画面を複数展開できる環境の準備は必須かもしれません。

スキャルピングの手法におすすめなFX口座

FX口座のおすすめの選び方

スキャルピングにおすすめのFX口座の選定基準として、以下の項目に注意して探すと見つけやすいです。

スキャルピングは そもそも禁止しているFX口座も少なくないので、一層注意して探しましょう。

マネックスFX (マネックス証券)

マネックス証券はFX以外にも多くの金融商品を展開しているので培われているノウハウ・歴史は他よりも群を抜いています。

そのためトレーダー目線の実用的なサービスが多く、 痒いところに手の届くサービスが多数展開されている点が特徴です。
特に 海外に行く機会の多いトレーダーに強くお勧めできるFX会社であると言えるでしょう。

YJFX! (外貨ex)

YJFX！では現在、取引を行えば行うほどキャッシュバックの貯まる PayPayのキャンペーンが展開しており、スキャルピングはこれを最大限活用できます。

取引を行えば行うほどキャッシュバックがたまっていくので、開設後に非常に快適なスタートを切れることでしょう。

外貨の両替サービスも非常に重宝します。

FXのスキャルピングの手法まとめ

今回の記事では、スキャルピングの手法の基礎的な解説からそのメリット・デメリット、適している人まで深く掘り下げ解説しました。

かなり利益を手堅く得る運用方法であり、 リスクも他のトレードに比べ低いですが、相応の技量と環境を求められます。

最初は覚える点も多く手間取るポイントも多いため、スキャルピングトレード未経験の方は 入念な準備をして臨むようにしましょう。