注文の方法は大きく分けて3種類
分析はテクニカルとファンダメンタルズの2つに分かれる
初心者はリスクを最小限度に抑えたトレードで経験を積む
近年副業の浸透に伴いFXもブームになりつつあります。
ただ、いざFXトレードを始める際に 「何から手を付けたらいいかわからない」、「調べたけど用語が多すぎて混乱する」となる方が多いのが実状です。
そこで今回は基礎的なFXの知識に関して、徹底的に掘り下げ各所を解説していこうと思います。
用語解説やおすすめのFX会社についてもまとめているので是非最後までご覧ください。
まず取引単位とはトレードにおいて最低限度必要な売買の単位で、自分が使うFX会社によってその単位は異なります。
100通貨単位、1000通貨単位、10,000通貨単位が大半であり、FXトレードでよく聞く事になる 「ロット」に換算すると国内では以下のようになります。
10,000通貨=1Lot
1000通貨=0.1Lot
100通貨=0.01Lot
通貨ペアとは、 FXトレードを行うにあたって売買に使われる通貨の組み合わせを指します。
通貨は言うならば株の銘柄のように、FXは2種類の通貨を選び その発生する差額を利益としていくため、まずは通貨を選ばなければFXトレードは始まりません。
例えば米ドルと円で取引する時は「米ドル円(USD/JPY)」、ユーロと米ドルなら「ユーロドル(EUR/USD)」という具合にそのまま並べて表記します。
決済するまでの利益・損失が決まる前のタイミングで、自分が保有している持ち高を ポジションと言います。
例えば「ユーロドル」を買いの注文をしたまま決済しなければ、「買いポジション」の状態が続き、売りで注文して持ち続けていれば「売りポジション」です。
新規で注文を行う際の呼び方は様々で、「ポジションメイク」「ポジションを建てる」「ポジションを持つ」などがあります。
FXの1回のトレードにおける取引単位を、 「Lot(ロット)」と言います。
これは「枚」で称される事もあり、主に1Lot=10万通貨と表されるのが主流でドル円の取引であった場合、1ロット=10万ドル分のトレードとなります。
注意する点として、1ロットあたりの通貨設定を誤った認識のまま損切を行うと、想定を超える 何倍もの損失を抱える事になりかねません。
利用する会社の初期ロット設定はよく確認するようにしましょう。
為替のレートが動く際の最小単位をpips(ピップス)と呼び、取引最小単位とは語感が似ていますが、意味合いが異なりますので注意するようにしましょう。
例として為替の米ドル円のレートを見てみると、「101.01、101.02、101.03…」といった具合に0.01ずつ変動しますが、 「1pips」はこれを指します。
日本円の0.01単位は「銭」で表されますが1銭=1pipsという事になります。
また米ドルの場合は0.0001ドルが1pipsです。
国の各通貨毎にpipsは違いが出てくる点に注意しましょう。
証拠金は取引に使われる資本金を意味し、一口に証拠金と言っても多くの種類があります。
その名称も利用するFX会社によっても細かく異なり、口座の開設時に必要な証拠金にも 「初回預かり証拠金」「初回最低入金額」、といった具合に様々です。
他にはポジション維持に必要な 「最低証拠金」や、FX会社に預ける 「受入証拠金」などが存在します。
ロスカットとは自分の保有するポジションで一定以上の損失が発生した場合に、 トレーダーがこれ以上の損失を広げないようFX会社が自動で決済するシステムです。
レバレッジは自分の資金に付与できるものであり、レバレッジを使う事で 自分の手元にある資金以上の取引、を行えるようになります。
例えば20万円の資金が手元にある場合、10倍のレバレッジをかける事で200万円分の取引が自由に行えるようになります。
大きな取引を行えるようになり、得られる利益も増えますが 損失も同様に増えますので、初心者の段階ではおすすめできません。
スプレッドはFX会社毎に設定されている買値と売値の差額を指し、 FX会社の手数料といった意味合いがあります。
例えば、買値が101.20円で売値が101.30円だった場合は差額の0.1円がスプレッドとなり、0.1円分だけ買値より売値が高い状態です。
売値と買値の差額は少ない方がトータルの利益も大きくなっていくので、 基本的にスプレッドは狭い方がいいです。
スワップポイントとは、各通貨ペアの 金利差によって生まれる損益の事です。
高金利の通貨と低金利の通貨の組み合わせにおいて、低金利通貨を買った場合は支払いが生じますが、高金利通貨を買うとスワップポイントが得られます。
このスワップポイントで利益を上げてメインのトレードスタイルとしていくトレーダーも一定数存在しますが、長期の利益として考えている場合に限られます。
現状日本の金利は上がりにくい傾向にあり、長期で運用するトレーダーの間では 高金利通貨を買う事でスワップポイントを得るのが主流の考え方です。
マーケットの状況次第で、 約定した価格と注文の画面に表示されている価格にズレが生じる現象がスリッページです。
突然のスリッページにより、自分の想定よりも不利な約定がなされる可能性があるため、 注文時には許容スリッページを予め設定しておきましょう。
言葉通りに、その場その場の 成り行きで値段を決定していく注文のやり方です。
相場の移り変わりを都度リアルタイムで追い続ける、 FXトレードでは主流の注文方法と言るでしょう。
成行注文と異なり都度値段を吟味して注文するのではなく、欲しい値段を予め設定し 設定した価格の時点で自動注文する方法です。
成行注文ほどチャートを追い続ける必要が無く、時間の余裕が持てるため 初めてのFXトレードにはおすすめです。
指値注文が一定の利益を見越した金額を設定するのに対し、 損失を見越した金額を設定をするのが逆指値注文です。
予め損失の線引きを設定しておく事で、不意の急転などにより 大幅に価格が下落した場合も、最低限の損失にとどめる事ができます。
利益を見据えて設定するというよりは、大きな損失を抱えないようにするための予防線、 リスクヘッジの手段として行うのが主です。
FXにおけるチャートは、過去から現在の範囲で為替レートの推移のグラフであり、先の値動きを予想する際に必要不可欠なものです。
このFXチャートから過去の動きなどを分析して今後の値動きに目処を立てていき、 売買のタイミングを測っていきます。
他にも取引量も併せて分析する事で相場の流れを把握できるため、 チャートをあらゆる方向から分析する事はテクニカル分析の面で重要になってきます。
値動きの推移を分析する手段は大きく分けて2種類存在し、中でも広く浸透し使われているのが「テクニカル分析」です。
チャートの 移動平均線・ボリンジャーバンド等を用いて、過去のデータから今後の値段の移り変わりを予想していきます。
チャート内に表示されている、上下に動いていく赤線・青線で構成された折れ線グラフは ローソク足と呼ばれ、為替の変動を表しています。
青の線が為替の上昇、赤の線は為替の下落を示し、チャート上でローソク足が表示される時は トレンドの変換点のため、利益を伸ばす好機でもあります。
一定の期間の平均価格を結んでつないだ線を移動平均線と言い、 短期・中期・長期の期間の長さによって3種の線に分かれ、それぞれの情報からトレンドを掴みます。
先の1日単位で読む ローソク足と移動平均線を併用して分析していく事で、より為替の変動の推移を細かく読んでいけます。
移動平均線の一般的な活用方法は以下の2種類です。
グランビルの法則
ゴールデンクロス・デッドクロス
グランビルの法則は移動平均線が為替に近づいたり遠ざかっていく4種のパターンから売買のタイミングを測っていきます。
ゴールデンクロス・デッドクロスは短期・長期の移動平均線の交差する瞬間を合図として相場を読み解いていきます。
ファンダメンタルズ分析はテクニカル分析とは大きく異なり、チャートではなく経済指標や世界情勢、要人の発言といった 外的要因を基に相場を分析していきます。
テクニカルの統計のようなものは無く、 大きな社会の移り変わりから読み解くので非常に難解なケースが多いです。
実際、冷静に世間を分析して経済がどう変わっていくか判断するのはとても難しく、 初心者の方にはおすすめできません。
FXトレードにはトレーダーによってそれぞれのトレードスタイルがあります。
中でも非常に使われるトレードスタイルは、 デイトレード・スイングトレード・長期トレード・スキャルピングトレードの4種類です。
どのスタイルも1度のトレードに要する期間は異なり、それぞれ以下のようになっています。
まずどのトレード手法にも言る事ですが、あれこれと手を広げるよりも 1つの手法を出来る限り理解して使いこなせるレベルにする事が重要です。
トレーダーが 「手法を知っただけで満足してしまい、あまり活かせない」というケースはかなり多く、皆初めに全てのスタイルを次々と覚えようとしがちです。
結果一度決めたスタイルの参考書を買うだけ買って終わってしまうのは、時間も費用もあまりに勿体ないです。
そのようなことを避けるためにも、 徹底した分析・掘り下げを行うようにしましょう。
安定した収益を上がたい人におすすめの姿勢として、 「リスクを限りなく抑えた上での利益を伸ばしていく」というものがあります。
金額を意識しすぎて取引をやたらと増やしてしまうと、スプレッド分の手数料が多くかかる上に、頭に入れなければならない情報も多く疲弊してしまいます。
思うような利益が出ず思わず取引の数を上が試行回数を増やそうとして失敗とならないように、 待ちに徹してあくまで可能な範囲でトレードを行うのが大切です。
姿勢に限らず、目先の得られる利益計算だけでなく、トータルでかかる手数料や、別の取引に手を回せない リソースの管理なども意識する方がいいでしょう。
FXトレードに関する情報を学ぶのであれば、多くある媒体の中でも本がおすすめでしょう。
書籍で学習するメリットとしてインターネットほど情報が目移りせず、デマの少ない 裏付けの取れている情報である点などが上がられます。
最近ですと初心者向けや用語解説専門といった、各ニーズに合わせた一部分を掘り下げた本も出版される事が多く、 本屋に足を延ばすのもいいかもしれません。
自分よりも先にFXトレードを行っている先輩トレーダーの経験談なども非常に自分の助けになります。
トレードのコツなどもいいですが、人付き合いでしか聞けない思わぬ落とし穴や 身近な失敗談は意外と多く、先駆者の言葉はとても重要です。
専門書や独学が苦手といった人は、セミナーで専門の講師にわかりやすく教えてもらうのがおすすめです。
FX会社によってはセミナーを提供している事もあり、 プロのトレーダーが解説してくれるため、本やネットよりも実践に適した手ほどきをしてくれます。
活用する事で自分に合ったペースで計画的な学習・成長が見込めます。
デモトレードは実際の資金は増減せず、 基本的なFXのルールや口座の開設、注文の方法決済のやり方などを体験できるので積極的に活用していきましょう。
最近だとFX会社の多くが機能・サービスの一環として備えており、実践と同じチャートで体験もできるため、気軽に模擬FXトレードを行えます。
デモトレードで得られる有益な面として、体験や知識の他に 「FXで勝つ瞬間を覚えられる」というものがあります。
デモトレードの体験が本番でどのくらい参考になるかは人によりけりですが、資産そのままでFXトレード本番に限りなく近い「勝ち」を体験できるのは貴重です。
勝ったトレードの注意していた点や踏み切るタイミング、損切の線引きなどをしっかりと反復して慣れていく事も大切です。
人によって注文方法の合う合わないは異なるため、まずは 自分に適しているトレードスタイルがどれなのか、をはっきりさせた方が今後の計画も立てやすいはずです。
深入りしない程度にデモトレード口座等を活用して、どの注文方法もしっかり体験しておくようにしましょう。
様々な注文方法を試していく中で、 「一番利益を出しやすかった」「一番性に合っている」「最も生活に取り入れやすい」と言ったスタイルが見つかっていきます。
上手く見つけられれば、あとは 1点集中でその方法を少しずつ覚えていって利益を伸ばす事で、一番効率よく利益を伸ばせるはずです。
FXについての学習がある程度深まってきたのであれば、まずは少額の単位で実践をするのをおすすめします。
1000通貨単位ほどでトレードする場合、手元の資金も10,000円ほどあれば始められる上に失敗して損失を抱えても軽微で済むでしょう。
まずは少額の投資を続けて、 実際にお金を使った時の相場の感覚を体験して成長につなげていく事は、FXトレードをしていく上で必要不可欠なフェーズです。
FX業者を選ぶにあたって、 取り扱う銘柄の豊富さや スプレッドの豊富さといった点には注目したいところです。
特に銘柄の数は会社によって大きく異なり、 多いほど業者としても人気が高くキャンペーンやサービスも手厚い事が多いです。
数あるFX業者の中でも幾つか群を抜いておすすめできる会社はあり、中でも初心者向けのサービスが手厚い外為オンラインは非常に評価が高いです。
無料のセミナーを開いている他に初心者向けの自動売買ツールなども一通り揃っており、 55万以上の口座開設実績を誇ります。
かなりベテランのトレーダーがレポートを載せていたりと 情報面のサポートが手厚くとても魅力的です。
FXブロードネットは「ユーロ/円0.5銭」「米ドル/円0.2銭」のスプレッドを誇り、取引の多さとスプレッドは業界最高基準を保っています。
その他にもandroid、iosに対応したpc版とほぼ同じスペックを持っている、 高機能のスマホアプリを兼ね備えており、場所を選ばず注文と決済が可能です。
スマホでトレードをおこなう予定の人には強くおすすめできる業者と言ます。
みんなのFXはスプレッドが米ドル/円0.2銭と設定されており、FX業者の中でも1、2を争うスプレッドの狭さから、 短期売買にとても適したFX業者です。
チャートも大変見やすく直感的に操作ができるため、FXトレードを始めて間もない人には非常に助かると思います。
24時間対応のコールセンターに加え、スプレッドの狭さとチャートの見やすさから 場数を増やしたいビギナーから人気の強い会社です。
今回は、FXで必ず使うと思われる用語やFXトレードの勉強方法、おすすめのFX会社といったFXの基礎的な部分を解説していきました。
最初は「とりあえずネットで調べて学んでいく」といったケースが多いと思われますが、 デマや昔の情報も多く入り口で失敗して挫折する人は多い印象です。
ご覧の方にはそういった失敗の無いように、 当記事を参考に自分に適した学習方法を見つけしっかりとマスターしていただければと思います。
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