FXは検証ツールを用いて効率的に運用！おすすめと効果を解説

FX検証ソフトとは過去のチャートをもとにして、FXトレードをシミュレーションできるツールです。

ご自身の資金を使わずに何度も検証できるので、FXトレードの練習にもなります。

上記の場面でもFX検証ソフトを使用できます。

FX検証ソフトはFXトレードを勉強中の方にもぜひ使用してほしいツールです。

本記事ではFX検証ソフトのメリットやデメリットを紹介していきます。

おすすめのFX検証ソフトも紹介しているので、本記事を読めばご自身にぴったり合うFX検証ソフトも見つけられます。

FXの検証ソフトに関する基礎知識

検証ソフトとは

FX検証ソフトとは名前の通り、 FXの取引を検証するためのソフトです。

FXトレードをしている時に、トレードの練習不足や経験不足が原因で勝てないと思う時があるかと思います。

FX検証ソフトとはチャート分析などテクニカル指標重視のFXトレードをしている時に感じがちな、 FXトレードの練習不足を補うためのソフトです。

FXトレードの練習をするのが目的で、FX検証ソフトでは指定した期間のチャートを再現しながら売買をシミュレーションできます。

シミュレーションした結果が記録されるので、最終的に利益を出せたか損失を出してしまったかが一目でわかります。

FX検証ソフトの中には勝ち数や負け数、最大価値幅などの各種データを記録できるものもあり、 過去のデータをもとにトレードの練習・分析が可能です。

自動売買ソフト (MT4など) とは異なる

FX検証ソフトとはMT4などの自動売買システムとは異なります。

FX検証ソフトとはあくまでも、過去のチャートをもとにして自分でトレードを行い トレードの経験を積むためのツールです。

そのためFX検証ソフトを使う時には最終的に裁量トレードで稼げるようになることを目標としています。

それに対してMT4などの自動売買システムは プログラムを設定して自動で取引を行うシステムです。

確かにMT4などの自動売買システムにも過去のチャートデータは入っていますが、実際の売買は設定したプログラムによって行います。

自動売買システムでは裁量トレードと違い、自分の意思を入れずに決められた基準でトレードすることを目的としています。

自動売買システムでも取引者の意思が実際の取引に入ってしまうケースもありますが、それは稀な場合です。

上記のように考えておくとFX検証ソフトと自動売買システムを混同しにくくなります。

検証は必要なのか？

「 そもそもFX取引をするにあたり、過去の検証は必要なのか？」と感じる方が中に入るかもしれません。

FX取引において、過去の検証が大切な理由は、 FXで勝つためには過去の検証をするのが手っ取り早いからです。

FXトレードには為替の知識や取引のタイミング、利益確定や損切りの意思決定など様々な要素が絡み合っています。

どれも大切な知識や技術であり、FX取引を始めたばかりの方にとっては不足しているものばかりです。

FX検証ソフトを使って過去のチャートの検証を行えば、トレードの練習ができます。

FX検証ソフトを使えば、 自己資金を使わずに過去の検証やトレードの練習ができるので知識が身につきます。

知識や経験が身についた段階で、実際に自分の資金を使ってFX取引を行うと勝ちやすくなっていくでしょう。

プロのトレーダーと言われてる方たちも、FXを始めたばかりの頃は初心者で失敗もしていました。

しかし同じ失敗を繰り替えさないように、 何度も過去のデータを検証し自分の知識や経験として吸収しているのです。

FXの検証ソフトを使うメリット

練習や検証がしやすい

FX検証ソフトを使うメリットの1つ目は、 FX検証ソフトを使えば事前に何回でもFX取引の練習ができるからです。

実際に自分のお金を使ってFXトレードをするとなると回数は限られています。

損をしたら資産が目減りしてしまいますし、損失を出し続けてしまうと自己資金がなくなってしまいます。

本番のFXトレードでそうならないようにするために、FX検証ソフトを使ってご自身で納得のいくまでFXトレードの練習をしましょう。

適切な損切りができるようになるための練習に最適

FX検証ソフトは適切なタイミングで損切りできるようになるための練習に最適です。

というのも FX検証ソフトはあくまでもシミュレーションをするだけなので、連続して負けても自己資金には一切影響が出ないからです。

自己資金で負けが続いた場合には、資産が減ってしまい「 次で取り返さなきゃ」と思ってしまいがちです。

しかし1回の取引で大きなリターンを得ようとするとそれだけリスクを背負わなければいけなくなります。

ハイリスクハイリターンの投資を初心者が行うのは危険であり、おすすめできません。

FX検証ソフトを使えば連続した負けにも惑わされなくなります。具体的にはFX検証ソフトのシミュレーションを通じて、揺るがない損切りラインを自分で作れます。

損切りラインを設定したら後はそのラインを守り続けるだけなので実際の取引にも応用可能です。

FXの検証ソフトを使うデメリット

検証はあくまで検証

FX検証ソフトで得たシミュレーション結果は、あくまでも過去のチャートに基づいた検証結果です。

あなたが実際に取引をして利益を出したわけではないと、意識しておきましょう。

FX検証ソフトを使用して、シミュレーション結果で負けたとしても自己資金は一切減りません。

自己資金に影響が出ない分、いつもよりも大胆もしくは冷静に取引ができた方もいるかもしれません。

実際に自分のお金を使って取引する時と感覚が異なるのは当たり前でしょう。

過去のチャートと未来のチャートが全く同じ形になる可能性もほぼ0なので、 FX検証ソフトでうまくいったからといって、実際の取引でうまくいくわけではありません。

FX検証ソフトでトレードの練習をして、ある程度知識が身についたら少額でもいいので、リアルマネーを使って取引を勉強する方が効果的かと思われます。

初期費用のコストがかかる

FX検証ソフトのほとんどが有料となっています。

FX検証ソフトは開発費がかなりかかっているので、 開発費を回収するためにも有料なのは仕方がないでしょう。

そのためFX検証ソフトを使用するにはどうしても初期費用がかかります。

お金を稼ぐためにFX取引をしたいのに、練習のためにお金を使うなんて無駄じゃないかと感じてしまう方もいるかもしれません。

FX検証ソフトを買う分のお金をFX取引の資金として使ってみて、少額でもリアルマネーで取引をして経験を積むのも1つの方法です。

FXの検証ソフトの選び方

FX検証ソフトの選び方を紹介します。

基本的には以下のポイントを押さえてFX検証ソフト選びをするのがおすすめです。

実際にこれらの条件を満たすおすすめのFX検証ソフトを紹介していきます。

おすすめのFX検証ソフトについて

Forex Tester (フォレックステスター)

スペックと特徴

まずおすすめするFX検証ソフトはForex Testerです。

Forex Testerのスペックは以下の通り。

総合的に一番おすすめ

2020年7月時点でForex Testerより優れたFX検証ソフトはありません。

別のFX検証ソフトを買って、後からForex Testerを買いなおす手間やコストを考えたら 最初からForex Testerを買ってしまうのがおすすめです。

MT4裁量トレード練習君プレミアム

スペックと特徴

Forex Testerより機能性は劣りますが、 低価格で導入できるFX検証ソフトがMT4裁量トレード練習君プレミアムです。

MT4裁量トレード練習君プレミアムのスペックは以下の通りです。

機能を抑えても安く済ませたいならおすすめ

MT4裁量トレード練習君プレミアムは機能面よりも価格面を重視している方におすすめです。

正直な話、MT4裁量トレード練習君プレミアムはForex Testerと比較すると機能性では負けています。

しかしForex Testerよりも安価で購入できるFX検証ソフトなので、 とりあえずFX検証ソフトを使用してみたい方に向いています。

ただしMT4裁量トレード練習君プレミアムにはローソク足の巻き戻し機能がないのでご注意ください。

Trade Interceptor (トレードインターセプター)

スペックと特徴

無料でFX検証ソフトを使用したいならTrade Interceptorがおすすめです。

Trade Interceptorの特徴は以下の通りです。

英語ができるなら無料で使用できるTrade Interceptorもおすすめ

Trade Interceptorは高機能ながら全て無料で使えるFX検証ソフトです。

しかし 英語版のみで日本語対応はしていません。

サポート対応も英語でメール対応のみなので、英語が苦手な方にはあまりおすすめできません。

反対にFX検証ソフトの費用をとにかく抑えたい方や英語が得意な方は、 無料でFX検証ソフトを使用したいならTrade Interceptorでも問題なく使用できるでしょう。

スマホでも使用可能ですが、画面が小さいので操作性が悪いです。

FXの検証方法

それではFX検証ソフトを使用して、どのように検証を行うのかを紹介していきます。

漠然と検証をするだけでは、トレード知識や経験は身につきません。

ご自身でFXトレードの手法を考えて実践した結果を検証するとトレードの実力が身についていきます。

FX検証ソフトを使用する時は、 自分のトレード手法でこの局面は勝てるのかどうかをまずはチェックしてみてください。

ご自身のトレード手法で検証中の局面で勝てそう、と思ったのであれば実際に検証を進めて勝てるかどうかを試してみましょう。

逆に現在使用しているトレード手法では勝てないと判断した際には、どのようなトレード手法なら勝てるのかを考える必要があります。

検証ではこのようにトレード手法や取引ルールと照らし合わせて、どうしたら勝てるのかを追求し続けていく姿勢が重要です。

検証する際に準備するもの

FX検証ソフトを使用するなら、 メモやペンなど取引の記録を付けられるものを準備してください。

取引の内容をメモにして残しておくと、ご自身のトレード記録を振り返りやすいです。

トレード時には気付けなかった部分に後から気付けるかもしれません。

きちんとご自身のトレード記録を取ると、反省点や改善点も見つけやすくなります。

改善すべきポイントを見つけて改善し、次に役立てていく繰り返しでFXトレードの技術が上達していきます。

検証で別のアイデアが出てきた時は

検証を進めていると、「こっちの手法の方が良かったかもしれない」「今のは判断ミスだったかもしれない」といった迷いやアイデアが浮かんでくるかもしれません。

こういったアイデアはメモとして残しておきましょう。

アイデアや迷いが出たタイミングで検証に取り入れてしまうのはおすすめできません。

それまで検証していた内容と新しいアイデアの検証結果が混ざってしまい、分析できなくなるからです。

新しいアイデアが浮かんだとしても、いったん今の検証が終了するまではそのままにしておきましょう。

新しい検証を始める際に、 浮かんでいたアイデアを試すとより中身の濃い検証データが集まります。

検証を結果をデモ口座でチェック

過去の相場を使って検証を進めて、FXトレードにも慣れてきたら次はデモ口座で運用をしてみましょう。

FX検証ソフトと実際の取引の間にデモ口座での取引を挟むことによって、より実践的なトレーニングができます。

デモ口座ではご自身の資金を使わずに取引を試せますので、ご自身の手法を現実の相場に近い条件で試せます。

検証時に記録するべきポイント

検証をした時には取引の内容をできるだけ細かく記録しておきましょう。

細かい記録を取っておくと、後から検証内容の振り返りができるからです。

取引の記録はチャートの画像データと共に残しておくとわかりやすいのでおすすめです。

FX検証ソフトを使用して取引を試した時に残しておきたい記録は以下の通り。

FX取引では常に勝ち続ける状況は稀で負けてしまう時も当然あります。

負けた時に冷静に敗因を探るためにも取引記録は細かく残しておきましょう。

過去の利益と損失データを残しておくと現在の取引と比較してどこがだめだったのかわかりやすくなります。

FXの検証をしたら他の人に見てもらう

FX検証ソフトを使用した後は、 検証結果を自分の中だけにとどめておくのではなく第三者と共有してみましょう。

他人と検証データを共有すると、自分と違った切り口でアドバイスがもらえる時もあります。

第三者の冷静な立場からのアドバイスをもらえば、あなたのFXトレード技術も更に上達するかもしれません。

SNSやブログなどを通じてFX仲間を見つけて、FXの検証結果をぜひ共有してみてください。

FXの検証をする際の注意点

FX検証ソフトでの取引に慣れてきて、実際にリアルマネーを使用してのFXトレードにうつるにあたり注意点が1つあります。

実際のFX取引市場ではテクニカルな要素のみではなく、ファンダメンタル要素も絡み合って相場が変化していきます。

FX検証ソフトやデモ口座を使った取引では、ファンダメンタル分析や周辺市場の変化に対応する能力が身につきにくいのでご注意ください。

例えばアメリカの雇用統計が発表される毎月第一金曜日後は、市場が大きく動きます。

この値動きはテクニカル分析だけでは予想できません。

デイトレードの場合、ファンダメンタル要素の影響を受けてしまい思っていたような取引ができなくなってしまう可能性もあります。

テクニカル分析やFX検証ソフトには限界があり、実際の取引では周辺市場の動きもチェックすると意識をしておきましょう。

FXの検証ソフトに関するまとめ

FX検証ソフトを使用すれば、過去のチャートを使用して取引をシミュレーションできます。

検証は自己資金を使わずにできるので、ご自身が納得されるまで何度も検証を重ねられます。

取引の練習や取引ルールの設定、テクニカル分析の経験にもつながるので、ぜひFX検証ソフトを使用してみてください。

ただしFX検証ソフトで得た結果は、あくまでも過去のデータをもとにした検証結果です。

そしてFX検証ソフトの多くは有料なので初期費用がかかります。