多くの場合自ら借金をしている
FXで借金をしてしまう原因がわかる
借金をしない方法がわかる
近年低金利、老後が不安などの理由で資産運用を始める若い世代が増えており、その中でFXを選ぶ方も多いでしょう。
しかし中には、FXが原因で資産を増やすどころか、借金を作ってしまう人もいます。
そこで本記事では、なぜFXで借金をしてしまうのか、その原因と借金をしないための方法を紹介します。これからFXを始めようとしている方はぜひ本記事を参考に、計画的な運用を心がけましょう。
FXには強制ロスカットという仕組みがあり、これは損失が口座に預けている資金を超えないよう、自動的に損切決済されるシステムです。
これはトレーダーを保護するため、FX会社の損失を防ぐためのものです。多くの場合、強制ロスカットがあるので、元本以上の損失が発生することはありません。
しかし稀にレートがあまりにも大きく変動すると、 強制ロスカットがうまく約定しないこともあります。その時は不足分の金額を支払う必要があります。
しかしこのようなケースはめったになく、テロや大災害、経済的に大きな事件がない限りあまり心配する必要はないでしょう。
トレーダーを守る仕組みとはいえ、やはり強制ロスカットはなるべく避けたいものです。強制ロスカットを防ぐ方法の1つとして、 レバレッジを低くするというものがあります。
レバレッジとは「てこの力」という意味があり、担保として預けた証拠金の何十倍にも相当する資金で取引ができる制度です。
レバレッジはFXの魅力でもあるのですが、レバレッジを高くし過ぎるとハイリスクハイリターンとなり、強制ロスカットとなる可能性も高くなってしまいます。国内では 個人口座の場合、最大25倍までレバレッジをかけて取引が可能です。
レバレッジを低くし、リスクヘッジすることで強制ロスカットを回避しやすくなります。
強制ロスカットの追いつかないような急変動が起きた場合、強制ロスカットがうまく約定せず、大きな損失を被る場合もあるので注意が必要です。
この場合は追加証拠金を請求されますが、もし手持ちの資金が足りない時は借金をして支払うことになります。
これほどの急変動が起こることはめったにありませんが、最近の例をあげると、 2011年のスイスフランの高騰があります。
内容は2011年9月6日にスイス国立銀行が、「1ユーロ=1.2スイスフランを下限に、それを割りそうになった場合は無制限にユーロを買い、レートを維持する」という無制限介入を発表しました。
この発表で1.2スイスフランを割らないとわかったため、多くのトレーダーがスイスフランを空売りしました。
2015年1月15日にスイスフラン無制限介入撤廃の発表があり、 ユーロ/スイスフランが一気に約30%急落したのです。その結果多くのトレーダーが大損失に見舞われました。
FXは株と違い、24時間世界各国で動いています。 あなたが眠っている間も常に誰かが取引しており、常に急なレートの変動が起こる可能性があります。
そのため日をまたいでポジションを持つのは、常にリスクがあるといえるでしょう。特に金曜日にポジションを決済せずに、翌週を持越すのはかなりリスクが高いといえます。
もし週末の間に経済的大事件が起きたとしても、 月曜日の相場が始まるまで何もできません。
月曜日になった時には、予想以上のマイナスが発生する場合もあるのです。 追加証拠金を請求される可能性もあります。週末のポジション持越しには注意が必要です。
FX会社側のシステムトラブルによって、強制ロスカットが成立しない場合もあります。
システムがダウンし、システム停止中にレートが多く動いてしまうと、再開した時に大きくずれた価格で約定してしまい、追加証拠金を請求されてしまいます。
FXは必ず余剰資金で行い、生活費を使ってのトレードは控えましょう。そもそも生活費に手を出してしまう時点で損失が資金で賄えておらず、計画的に投資ができていません。
生活費を使っても勝てるという保証はありませんし、 それ以上に負けてしまう可能性の方が高いでしょう。
感情的なトレードを続けていると、そのうち生活費用に手を出す、 さらには借金生活となってしまうおそれもあります。そのような人は一度取引を辞め、自分のトレード方法を見直す必要があるでしょう。
FXで借金をした人の多くが、取引によって借金が発生したのではなく、自ら借金をしたケースがほとんどです。
借金をしてしまう人は、自分の思った方向と逆にレートが進んだ際、いつか戻ると思い損切をしないまま、ポジションを保持する傾向があり、その結果強制ロスカットとなってしまいます。
その後も溶かした資金を取り返そうと取引を続け、遂には借金をしてしまうのです。
負けず嫌いな人や、熱くなりやすい人、学習できない人は特に注意した方が良いでしょう。お金を儲けるために始めたFXなのに、資金を全て溶かし、借金までしてしまったという人も実際にいるので注意が必要です。
FXにおいて損切りは非常に重要です。 損切りとは、自分のポジションとは逆の方向にレートが動いた場合、損失をある程度で限定し決済することをいいます。
自身で損失を限定でき、リスクの管理もできるので、トレードをする度に必ず損切りを入れるようにしましょう。FXにおいて 損切りは生き残るための基本といわれており、利益を出しているトレーダーは損切りを徹底しています。
損切りの設定をきちんとすると、強制ロスカットになることはまずありませんし、強制ロスカットよりもはるかに少ない損失で済むでしょう。
また損切りは資金管理にも役立ちます。 自分の資金を守るためにも損切りをし、また自分が定めた損切りルールを守りましょう。
FXの特徴であるレバレッジ、少ない資金で大きな金額のトレードをできる点が魅力です。
レバレッジが25倍の場合、 1万円の資金で25万円分の運用をできますが、その分ハイリスクハイリターンとなります。
初心者はレバレッジは5倍程度に留めて取引をするようにしましょう。
FXはギャンブルではありません。根拠もないのにエントリーしたり、勘でエントリーしたりするのはやめましょう。このようなトレードを続けていると、あっという間に資金が溶けてしまいます。
様々なトレード方法がありますが、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析から自分にあったトレード方法を確立しましょう。
闇雲にトレードを繰り返すのではなく、ここぞという時のみトレードを行うことがポイントです。
証拠金維持率を高く保つためには、レバレッジを掛け過ぎないのがポイントです。レバレッジが 高いと証拠金維持率を割り込む可能性が高くなり、結果強制ロスカットとなる可能性も高くなります。
FXには数多くの通貨ペアがあります。 その中でも、メジャー通貨は取引参加者が多く、為替の動きも比較的に緩やかです。レバレッジを多めに掛けたいという方はこのようなメジャー通貨がおすすめです。
特にユーロ/ドルはトレンドが発生しやすく、またそのトレンドが持続しやすいので、初心者におすすめの通貨と言えます。
反対にマイナー通貨は相場変動が激しいので、あまりハイレバレッジでの取引はおすすめできません。
どうしても追加証拠金が心配という方は、ゼロカットシステムのある会社を選ぶと安心です。ゼロカットシステムとは、 口座残高がマイナスになった場合の追加証拠金を、FX会社が代わりに支払ってくれるというシステムです。
しかしゼロカットシステムは国内のFX会社では採用されておらず、海外のFX会社でしかこのシステムはありません。
国内のFX会社でゼロカットシステムを採用していないのは、 FX会社が損失を支払った場合、会社が破綻する可能性があるためです。
しかし海外のFX会社ではゼロカットシステムを採用している会社が多く、また 日本よりも高いレバレッジで取引ができるので、一度海外口座を作って取引してみても良いでしょう。
FXの世界で常勝しているトレーダーはほんの一握りで、 ほとんどのトレーダーが負けているのが現実です。多くの人は負けてもその負けを認められず、負けた分を取り返そうとトレードを繰り返してしまいます。
このような気持ちになってしまうと、ほとんどギャンブルと変わらなくなってしまいます。
ポイントとしては、自分で決めたルールを守り、コツコツと運用を続けることです。
しかし多くの人がこれに苦戦します。極端ではありますが、決して損や借金のリスクを取りたくない方には、あまりFXには向いていないかもしれません。
FXで借金をしてしまう主な原因と対策方法を紹介しました。 FXの取引において借金が発生することは少なく、多くの場合は取引に熱くなり、自ら借金をしてしまうケースがほとんどです。
借金をしないためには損切りを徹底し、レバレッジを高くし過ぎないようにする必要があります。
また勘で取引をせず、根拠を持って売買をしていく必要があります。強制ロスカットをされないためにも証拠金維持率を高く保つことも大切です。選ぶ通貨は比較的安定しているメジャー通貨にしましょう。
これらを参考に、なるべくリスクを抑えて運用を行いましょう。
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