マネックスFXにはメリットもデメリットもありトレーダーの間で評価は分かれる
取引数量が1万通貨までであればマネックスFXのスプレッドは非常に狭い
スプレッドが広がりやすく、取扱通貨ペアが少ない点がマネックスFXのデメリット
マネックスFX (マネックス証券) に関する口コミや評判を見ると、肯定的な意見も否定的な意見も見られます。
マネックスFX (マネックス証券) で口座開設する際には、あらかじめマネックスFX (マネックス証券) のメリットとデメリット両方を確認しておいたほうが良いでしょう。
そこで本記事ではマネックスFX (マネックス証券) がどんな人におすすめで、逆におすすめできない人はどのようなトレードスタイルの人なのか、詳しく解説していきます。
マネックスFXは大手ネット証券会社であるマネックス証券が運営しているFX会社です。運営主体のマネックス証券の会社概要は以下のとおりで、知名度の高さという点では申し分ありません。
ただFX取引条件を見えるとマネックスFXには他のFX会社に見劣りする部分がいくつかあります。
マネックスFXは多くのトレーダーから一律に良い評価を得ているわけではなく、 口コミや評判、ネット上の意見には賛否両論あって様々です。
マネックス証券が提供しているFXサービスは「マネックスFX」と「マネックスFX PLUS」の2つです。 以下ではマネックスFXとマネックスFX PLUSの違いについて紹介します。
マネックスFX PLUSではまずマネックス証券口座を作り、その上でマネックスFX PLUSの口座を作ります。
FXだけでなく株式投資にも興味を持っている人には、 マネックスFXよりもマネックスFX PLUSをおすすめします。
一方でマネックスFXは FX取引用の専用口座を開くため証券口座などを開設する必要がありません。
マネックスFXとマネックスFX PLUSの違いの1つがスプレッドの決定方法です。
マネックスFXでは 取引数量でスプレッドが変動しますが、マネックスFX PLUSでは 原則変動なし・一部例外ありという形になっています。
取引する通貨ペアにもよりますが、取引数量が1万通貨までであればマネックスFXのほうがスプレッドが狭くて有利です。
逆に100万通貨を超える取引だとマネックスFX PLUSのほうが有利なのでマネックスFXはおすすめできません。
未決済のスワップポイントでも証拠金の余力として含められる点はマネックスFXでもマネックスFX PLUSでも同じです。
どちらで口座開設してFX取引をする場合でも、未決済スワップポイントを貯めて再投資できます。
マネックスFX PLUSではレバレッジが25倍と固定ですが、マネックスFXでは1倍・2倍・5倍・10倍・25倍から選べます。
リスクを抑えながら取引したい人は、レバレッジを1倍や2倍にできるマネックスFXで口座開設すると良いでしょう。
ただしFX取引におけるリスクコントロールは、 自分の手持ち資金のうち実際にどれだけの金額をFX口座に入金するかで調整できます。
自己管理・資金管理がしっかりできる人にとっては、レバレッジの設定の可否は大きな違いにはなりません。
マネックスFXの口コミ・評判・レビューを見えると、肯定的な意見もあれば否定的な意見もあります。まずは肯定的な意見から見えてくるマネックスFXのメリットを確認してみましょう。
取引数量が1万通貨までであればマネックスFXのスプレッドは業界最狭水準です。米ドル/円0.2銭、ユーロ/円0.4銭をはじめとして非常に狭いスプレッドが魅力で、コストを抑えて取引ができます。
マネックスFXでは外貨のまま現物で受け取るデリバリー・現物受渡決済が可能です。
通常の取引で一般的に行う反対売買・差金決済を行わず、新規建玉時の約定レートおよび数量にもとづいて、外貨のままで受け取れます。
さらにマネックスFXではコンバージョン・外貨の両替もでき、両替の際の手数料が安くて銀行の窓口などで両替するよりも安く済みます。
そのため例えば海外旅行や出張の際に使うために長期投資を行い、外貨が必要になった時に外貨預金口座に出金して外貨を引き出すといった方法で活用できます。
FX会社によってはデモ口座がない場合もありますが、マネックスFXでは無料で利用できるデモ口座が用意されています。
デモ口座であればFX取引で必要な知識や感覚を本番で取引をする前に習得でき、 最短5分で申込が完了するので手間もかかりません。
デモ口座を使える期間は1ヶ月で本番口座と同様にデモ口座でも1,000通貨単位で取引ができます。
最初から本番口座で取引するのが不安であれば、まずはデモ口座を開設して少額で取引したり、 レバレッジをかけて自己資金以上の金額で運用する感覚を身に付けると良いでしょう。
マネックスFXでは1倍・2倍・5倍・10倍・25倍の中からレバレッジを自由に選べます。
また、 ロスカット基準を変更できる点もマネックスFXの特徴の1つです。マネックスFXでは30%~100%の間でトレーダー自身がロスカット基準を選択できます。
そもそも多くのFX会社ではロスカット基準が固定されていて、設定を変えられる仕組みは他のFX会社ではあまり見えられません。
自分のトレードスタイルに合わせてロスカット基準を決められる点はマネックスFXの強みであり魅力です。
マネックスFXを運営しているのは東証1部上場のマネックス証券であり安心感があります。
知名度のある大企業のほうが財務基盤がしっかりしていることが多く、万が一にも倒産するようなリスクは低いと考えられるからです。 ただし運営会社が有名企業であってもシステムに強いとは限りません。
比較的システムに強いとされる金融業界でも有名大企業がシステム障害を起こしたことはありますし、ネット証券会社でも過去にシステムトラブルの事例がいくつもあります。
大手証券会社が運営主体だからと言えってシステム面で絶対に安心というわけではないので、 資金を複数のFX会社の口座に分けるなどリスク分散・リスク対策も心掛けるようにしてください。
ここまで紹介したマネックスFXのメリットを踏まえると、例えば次のような人にマネックスFXはおすすめです。
マネックスFXでは1万通貨までスプレッドが非常に狭いので、あまり高額な取引を行わない人に向いています。
10万通貨以上のような高額取引をしないのであれば、マネックスFXで口座開設して取引をしても良いでしょう。
マネックスFXにはメリットだけでなくデメリットもあります。マネックスFXの口コミ・評判・レビューから見えてくるデメリットについても確認しておきましょう。
マネックスFXのスプレッドはそもそも固定制ではありません。
マネックスFXの公式HPでは各通貨ペアのスプレッドの配信率が95%以上と公表されていますが、裏を返せば5%程の確率でスプレッドが広がる可能性があります。
経済指標の発表時などにはスプレッドが広がるリスクがあるので注意が必要です。
またマネックスFXでは取引数量が一定以上に増えるとそもそもスプレッドが広がる仕組みなので、高額な取引をする場合は特に取引コストが重たくなります。
FXでは短期的な売買による為替差益だけでなく、中長期的な視点に立ってスワップポイントを狙う方法もあります。 ただマネックスFXは、スワップポイント狙いで取引をする人にはおすすめできないFX会社です。
通貨ペアでスワップポイントの水準は異なってきますが、 米ドル/円などの主要通貨ではスワップポイントが低下しています。
スワップポイントに関して条件が良いとは言えないので、他のFX会社を利用したほうが良いでしょう。
取引できる通貨ペアが少ないこともマネックスFXのデメリットの1つです。多くのFX会社では20~30種類の通貨ペアが用意されていますが、マネックスFXでは16種類しか取引ができません。
FX会社の中には50種類以上の通貨ペアの取引ができる会社もあるので、マイナーな通貨ペアも含めて取引したい場合には他のFX会社を利用すべきです。
マネックスFXでは顧客からの問い合わせにメールと電話で対応していて、 電話の受付時間は平日の8時~17時です。
FX取引時間帯であれば平日24時間サポートを行っているFX会社もあるので、そのようなFX会社に比べるとマネックスFXは見劣りします。
マネックスFXのメリットの1つとして外貨で受け取れる点を紹介しました。しかし、これは同時にデメリットにもなることがあります。
マネックスFXでは外貨同士の取引で出た利益は外貨の状態で残り、 円に換金するには手数料を払わなければいけません。
ほとんどのFX会社の外貨同士の取引から生まれる利益は自動的に円に変わりますが、マネックスFXでは、 円への換金に手数料がかかる点が大きなデメリットです。
現在多くのFX会社でクイック入金を利用できるようにマネックスFXでもクイック入金が利用できます。
ただマネックスFXと提携する銀行が少なく、
メガバンク三行
ゆうちょ銀行
イオン銀行
楽天銀行
ジャパンネット銀行
ここまで紹介したマネックスFXのデメリットを踏まえると、たとえば、次のような人にはマネックスFXはおすすめできません。
マネックスFXでは取引数量が一定以上に増えるとスプレッドが広がり、 5%ほどの確率でさらにスプレッド幅が大きくなる可能性があります。
そのため大きな取引をする場合に安定して取引したいのであれば他のFX会社を選んだほうが良いでしょう。
2019年以降マネックスFXではキャンペーンが行われておらず、現在実施されているキャンペーンもありません。
マネックスFXの公式HPの「口座開設」ボタンを押して入力画面を開き、必要事項を入力して必要書類を提出すれば口座開設の手続きは完了します。
スムーズに進めば5分ほどで終わるので、手続きに時間はそれほどかかりません。
契約締結前交付書面などの各種書面を見えた上でチェックボックスにチェックを入れ、続いて氏名や住所などの情報を1つ1つ入力します。
必要書類として提出するのは本人確認書類とマイナンバー確認書類です。オンラインで画像を添付・送信する形でも郵送する形でも提出できます。
最後にマネックスFXに関してよくある質問とその回答をまとめて紹介します。
夏時間は月曜7:00~土曜5:55、冬時間は月曜7:00~土曜6:55です。他のFX会社の取引時間と大きな違いはありません。
通常のFX取引では取引手数料はかかりません。しかし、デリバリーやコンバージョンには取引手数料がかかります。
デリバリーの取引手数料は 米ドル・円・ユーロの場合は1,000通貨単位につき200円、 コンバージョンの取引手数料は提示価格に20銭 (外貨では20セント)を加減算した金額です。
マネックスFXでは1倍・2倍・5倍・10倍・25倍からレバレッジを選べます。
マネックスFXは 取引数量が1万通貨以下であればスプレッドが狭く、外貨のまま受け取る現物受渡決済ができる点がメリットです。
レバレッジやロスカット基準を選べるので自分のトレードスタイルに合わせて変更できます。
ただ口コミ・評判・レビューを見えると、マネックスFXを評価する意見がある一方で否定的に捉える意見も少なくありません。
スプレッドが広がりやすいことや取扱通貨ペアが少ないなど、デメリットもあるので注意が必要です。
マネックスFXは1万通貨以下など少額取引をする人におすすめなので、公式HPから口座開設の手続きをして実際にFX取引で使ってみると良いでしょう。
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